アースミュージック&エコロジー等の
アパレルブランドで幅広い女性の支持を掴み、
わずか4坪の店から年商1100億円へ急成長した、
ストライプインターナショナル。
今日決めたことを、翌日には平然と覆してしまう大胆な
決断力でアパレル業界の注目を集める石川康晴さん。
その驚きの経営手腕を徹底取材、ユニクロの次を伺う戦略に迫ります。
ストライプインターナショナルの会社概要
名称:株式会社ストライプインターナショナル
STRIPE INTERNATIONAL INC.
本社:〒700-0903 岡山県岡山市北区幸町2-8
本部:〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー18F
創立:1994年6月
設立:1995年2月
資本金:1億円
年商:2012年度実績639億円
2013年度実績764億円
2014年度実績826億円(単体)、1,103億円(グループ)
ユニクロの年間売上高は2015年8月期 通期実績 売上高実績 1兆6817億円
なのでユニクロの16分の1程度です。
社員数:3,024名(2016年3月時点)
決算期:1月
石川康晴社長の経歴
石川 康晴(いしかわ やすはる)
生年月日:1970年12月15日(45歳)
株式会社ストライプインターナショナル代表取締役社長。
公益財団法人 石川文化振興財団
理事長。
略歴
1994年クロスカンパニーを創業。
1999年に「earth music&ecology」を立ち上げた。
内閣府男女共同参画局推進連携会議議員。
岡山大学経済学部経済学科(夜間主コース)卒。
京都大学大学院在学中。
[ad#ad-1]
石川康晴について
«子供の頃»
祖母が日本舞踊の師範をしていて、母も30代後半まで日舞を習っていました。
お盆やお正月になって大勢が集まると、着物や帯や、色あわせで
賑やかになる家だったようです。
洋服が好きになったのは、そんな環境も影響していたようです。
小学校6年のときに、初めてお年玉で洋服を買ったそうです。
中学2年のときは、お年玉全部を使って洋服を買っていたら、
お店の人に「そんなに洋服が好きなら、自分で洋服屋をやればいい」と言われて。
それを真に受けちゃったらしい。
«23歳で起業する»
石川康晴社長は23歳で起業するまで一度もほかの職業に
興味が移ったことがないようです。
将来、起業してアパレル業界にかかわるんだとストレートに向かった。
実際、洋服への愛情は、どんどん増していって、
それこそ起業マインドは23歳でピークになっていました。
«勉強のため紳士服チェーンに就職»
しかし、起業するには勉強しないといけない。
それで専門学校に行くことにしました。卒業して就職するときも、
その目的は起業に役立たせること。面接でも、
「将来、起業したいので」と言っていたようです。
百貨店や婦人アパレルなどから内定をもらったんですが、
選んだのは紳士服チェーン。理由は、一番勢いのある会社だったから。
入社してからどのくらい自分を成長させられるか、
どのくらいチャレンジをさせてくれるか、それを真っ先に考えたんです。
«独立資金は300万円»
学生時代から、お金をためていました。複数のアルバイトをして。
引っ越しなど肉体労働系もやったようです。
会社に入ってからも、貯金をせっせとしていたようです。
服以外に欲しいものは特になかったですから。起業しか頭になかったんですよね。結局、学生時代に100万円、会社員2年半で150万円。
それから退職して半年間は、朝の引っ越し業務とジーンズショップのアルバイトを掛け持ちして50万円をためました。この300万円が、独立の資金になったんです。
«石川康晴社長の目標»
今、会社は急激な成長途上にあります。
でも、目標は限りなく大きいです。
大きな目標を掲げなければいけないと思うようになったのは、
売り上げが100億円を超えた2006年でした。
多くのアパレルの先輩経営者が、100億円の壁、
500億円の壁にぶつかっていました。
僕たちは幸いにも駅ビルとショッピングセンター展開という
2つのハイブリッドでその壁をあっさり乗り越えられた。
earth music&ecology 、E hyphen world gallery、
Green Parksの3つの主要ブランドが成長できたことも大きかった。
[ad#ad-1]