本日のクロス
22:30 テレビ東京系で放映
鳥越淳司のプロフィール
氏名:鳥越淳司(とりごえ・じゅんじ)
生年月日:1973年9月15日(今年42歳)
職業:日本の経営者。とうふメーカー「相模屋食料」社長。
出身地:京都府
最終学歴:早稲田大学商学部卒業
職歴:雪印乳業(のちの雪印メグミルク) に入社。
雪印乳業では集団食中毒事件を体験したのです。
早稲田大学を出て雪印に入社した鳥越社長は当時、その経歴に誇りやプライドを持って働いていたそうです。しかし2000年に雪印は食中毒事件を起こし、鳥越社長はお客様への謝罪にまわり、多い時で1日に13回、土下座して謝りました。
そんな日々を過ごすなかで、鳥越社長は自分が拠りどころにしていた早大や雪印のブランドはしょせん、他人が築いたものだと気付きます。
他人がつくった会社 に乗っかって持っていた誇りは、会社がコケたらおしまい。でも、そういうものは初めからないと思うと、むしろパワーが出てくるようになると。
以下は鳥越社長の著書『「ザクとうふ」の哲学』(PHP研究所)から、関連する個所の引用です。
よそ様がつ くってくれたものに乗っかって持っていたプライドや誇りは、よそ様がコケれば、それで終わり。むしろ「自分が誇っていいことなど、もともとなかったんだ な」と思いました。自分が誇っていいのは、自分がやってきたこと、自分にできること、それだけです。このときから、私は入社後初めて、乳製品の製造法や安 全について、自分で学び始めました。
(「ザクとうふ」の哲学』P57~58)
2002年 相模屋食料入社
こちらは奥様の実家の会社です。
2007年 代表取締役 就任
相模屋を大きく成長させ、木綿豆腐、絹ごし豆腐で生産量日本一を達成。
そのほか『ザクとう ふ』などのヒット商品を手がけた。
鳥越淳司の家族について
奥さんとのなれ初めは、取引先のスーパー関係者に紹介されたことです。
相模屋食料の社長令嬢(三女)だったということです。
子供さんの情報はありません。
その頃の相模屋食料は売り上げ規模も今よりはるかに小さな会社だったようです。
ザクとうふについて
ガンダム好きにはたまらない。相模屋食料の鳥越淳司氏のガンダム愛がたまらない。
2012年3月に発売した「ザクとうふ」は、
ソーシャルネットワークでも話題となり、
爆発的なヒットとなりました。
そして単なるヒット商品でなく、
おとうふの世界を広げる “3つの初”を実現。
その1
初めて30~40代男性がおとうふ売場に殺到!?
その2
初めて何もつけずにそのままおとうふを味わう!?
その3
初めて1機(1丁)を“ひとりで”まるごと食べる!?
ザクとうふはおとうふへの関心がもともと薄かった方々にも
あらためて関心をもっていただける大きなきっかけとなりました。
相模屋食料概要
設立:1951 年 10 月
資本金:8000万円
売上高:178億円(2014年度)
相模屋食料は「ザクとうふのヒットで伸びた会社」というイメージが持たれがちですが、
それは間違いで、ザクとうふは売上の1%もなく「遊びの範疇」だそうです。メインのビジネスがしっかりしているからこそ、ザクとうふがつくれるわけです。
前橋市に本社を置く相模屋食料の創業は昭和26年。
町のとうふ屋さんとして始まった同社が急成長を遂げたのは最近のことで、平成16年に32億円だった売上高が平成25年には157億円と、
なんと10年もたたない間に5倍近く伸長しています。
こんな景気の悪かった時期に、デフレ商品のイメージがあるとうふでなぜこんなに成長できたのか?
その答えは平成17年に稼働を始めた日本最大のとうふ製造工場「第三工場」でした。
6000坪の敷地に最先端の技術や設備を導入して全工程を機械化し、一日に100万丁ものとうふを生産する生産能力が相模屋食料を業界ナンバーワンに押し上げたのです。
ただし工場への投資額は当時の売上高を超える41億円という大勝負。しかも自動化を進めた巨大工場の運営はそれまでの業務の延長線上にはなく、取引先の生 協から1000項目の改善を要求され、、実際の稼働までは「壮絶な日々」だったそうです。
成功の理由は41億円の投資への決断と豆腐生産への熱意の両方です。
鳥越淳司の名言
●「やる」と決めたら、ゴールまでたどり着く道筋を模索し、走り抜けるだけです。
●今は、何もしないでも商品が売れる時代ではありません。時には、常識を打ち破り、新たなニーズに応えなければなりません。
●私はまずはゴールを定めてから、アプローチを考えます。「今、これができる」だから、「あれを実行しよう」。そんな階段を積み上げるような動きでは、スピードが出ません。
●伝統的業界で大胆な挑戦ができたのは、私が強力に社員を引っ張るタイプだからだと思っています。
●差異化とは、説明せずとも「見て分かる」こと。だから圧倒的な違いを。
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