月山貞伸(刀工)の伝統継承!出羽の国から大坂から奈良へ連綿と続く伝統

クロスロード 月山貞伸/刀匠

7月23日(土)
22:30~23:00 テレビ東京系でほうそうされます。

刀鍛冶月山(がっさん)は日本刀の刀工の一派。

月山というのは出羽の国月山に起源する流派です。鎌倉時代から室町時代に起源をもつものです。

その中で幕末に大坂に移住した系統が、現代まで残っており奈良県を拠点として活動している。

その大坂に移住した子孫が月山貞伸の祖先です。

月山刀鍛冶の始まりは、鎌倉時代に遡る。山岳信仰の出羽三山(山形県)、月山の山麓で修験者の護身刀を主に作る鍛冶集団があったといいます。

月山刀鍛冶の源流 である。江戸時代には、月山での作刀活動は見られなくなったが、松尾芭蕉の「奥の細道」に月山鍛冶についての記載が見られるところからも、広く月山の名が 流布していたと考えられています。幕末、一門の弥八郎貞吉は大坂に移住。以来、月山家は、関西を拠点として作刀活動を行う。その後大坂から奈良に移住したようです。

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月山貞伸のプロフィール

 

父の月山貞利さんのプロフィールは以下です。

1946年大阪府生まれ(人間国宝 月山貞一の三男)、大阪工業大学建築学科卒。1982年無鑑査(刀鍛冶の最高位)認定。1995年、全日本刀匠会会長就任(現 顧問)。2003年、奈良県指定無形文化財保持者に認定。

主な新作刀展の受賞記録
高松宮賞(2回)、文化庁長官賞,毎日新聞社賞(2回)、名誉会長賞(2回)、寒山賞(2回)

貞利さんの息子の月山貞伸は

京都産業大学在学中に

貞伸さんは大学在学中から父であ

る貞利さんを師匠とし、鍛刀を修業してきた。刀工になるためには、刀匠資格を持つ刀工の下で5年
以上の修業を積み、文化庁が主催する研修会を修了することが条件となっている。
貞伸さんは2006年、刀工となる認可を受け、翌2007年、初めて作品を出品した「新作名刀展」で新人賞を受賞している。
さすがは名門のサラブレッドというところだが、実は貞伸さんが「自分も刀工になりたい」といったとき、貞利さんは「刀玉鋼から何度も何度も鍛錬を経て,名刀へと姿を変えていく。
鍛冶は苦労が多いからやめておけ」と諌めたのである。
月山道場には、今も年に何人か、弟子入りを志願してくる若者がいます。
その際にも貞利さんは「日本刀をつくる立場より、日本刀を買える立場
になることを目指しなさい」ということが多い。
横綱白鵬に贈る名刀刀工の修業は厳しい。月山派の場合、道場に住み込みで修業する5年間は無給で、小遣い程度の金を渡されるだけ。
休日にも外部の勉強会や展示会などに行くことが多く、ほとんど年中無休の日々が続く。最初の
1年は刀に触れることも許されず、週に何回かは松炭を適当な大きさに鉈なた
で割る炭割の作業に従事する。全身が真っ黒になる辛い仕事だ。
師匠に従って何キロもある鎚を何度も振り下ろす鍛錬の作業を終えると、慣れないうちは全身の筋肉
が痛みに悲鳴を上げる。しかもそうした厳しい修行を終え、晴れて独立できたとしても、今度は
別の厳しさが待っている。
現在、刀匠として活動している人は全国には300人前後いるが、作刀を専業にしている刀匠となると、ずっと少ない。美術品としての日本刀に対する需要は、決して多くないのが実情だ。
貞利さんは、そうした厳しさを身を持って知っているからこそ、貞伸さんが弟子入りを志願したときに「やめておけ」といったのだった。
5年間ほぼ収入も休みもない仕事。
過酷でなみなみならない決意が必要。
それでも貞伸さんの意志が強かったので、弟子入りを認めたのである。
むろん貞伸さんが自ら後継者に名乗り出たことが、貞利さんとてうれしくなかったはずはない。
「最近は、息子の方が人気があるんです」
そう言って笑う貞利さんの顔は、刀匠としての厳しさではなく、父親としての慈愛に満ちていた。

 

まとめ

鎌倉時代から続く月山の伝統である「綾杉肌」とよばれる美しい模様が浮き出た地肌に、精巧な刀身彫刻を施すという新しい伝統を加えました。

明治9年の廃刀令 で、多くの刀工が廃業に追い込まれる中、作刀をあきらめなかった貞一は明治政府から帝室技芸員に任命され、日本刀の伝統を後世に伝えるという使命を受け ました。

 

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