20代女性の体型崩壊メカニズム
あなたは心当たりがありますか?
体を作る成長期に運動と栄養が不足していました。
20歳にして80歳の筋力しかない女子大生が出現
東京大学大学院石井研究室調べ
【驚くべき女子大生の筋肉量】
東京大学の学生のうち、女子学生たちの足腰の筋力を測定して、その値を全国の平均値と比較したする実験をおこなったことがあるそうです。
脚で床を押して、自分の体重の何倍の力が出せるかを計測したことがあります。
すると驚くことに、実験に参加した女子大生100人のうち、約3%の学生が、なんと80歳の老人の平均値と同じ筋力(踏力)しかないという驚きの結果が判明しました。
また、他大学の研究になりますが、女子大生の体組織(体脂肪量や筋肉量、骨量)を大学卒業後、5年間にわたって追跡調査した報告でも、興味深い結果が出ています。
それによりますと、25歳から27歳までの間に、体重は2kg減少、しかしその内訳は筋肉量が5kg減で、脂肪量が3kg増加。体重は減っていたのですが、筋肉が減って脂肪が増えたのです。
ここからデータからいえるのは、彼女らが成長を完了した20歳の段階で、あるべき筋肉量に達していなかったことが推察されます。
要員は様々なのですが、聞き取りの結果からは、体をきちんとつくらなくてはいけない成長期に、偏った食生活や、
食事制限によるダイエットで十分な栄養が取れていなかったこと、運動して筋肉や骨を成長させるべき時期に、活動的でない巣ごもりライフを送っていたことなどが浮上しました。
筋肉の発達が十分でなければ、脂肪がつき始める年齢も早まるでしょう。
ただし、問題点に早く気付いて対処できれば、体型崩壊の若年化は回避可能です。
ちなみに前出の大学生に体育の時間強制的にトレーニングを課したところ、一年間で足腰年齢80歳だったのが、40歳から45歳相当にまで回復したそうです。
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【筋肉は非常に大事】
筋肉といえば男子というイメージがありますが、けっしてそうではありません。
■1日の消費カロリーの約6割は、筋肉によるもの
私たちが1日に消費する約7割が基礎代謝によるもの。基礎代謝の3~4割が、筋肉によって消費されます。ちなみに活動時のエネルギー消費は、ほとんど筋肉によるもの
筋肉量が減少すると、脂肪燃焼がしにくくなり太りやすい体質になる。従って太りにくくなりたければ筋肉をつけることが有効手段です。
消費カロリーのうち基礎代謝がおよそ60~70%
(そのうち3割が筋肉による消費)
活動によるエネルギー消費は
15~30%(ほとんどが筋肉によるもの)
食事による熱生産は5~10%
【筋肉量を減少させる要因】
●食事制限によるダイエット
●定期的な運動をしない
●引きこもり的なライフスタイル
●栄養のバランスが崩れた食生活
●ストレスが多い生活環境
まとめ
20代には規則的な生活を送り、栄養のバランスのとれた食事。適度に運動する。このあたりに注意して筋肉量を維持しましょう。
20代の位置づけはこの後の30代以降につながるもの、非常に重要ですよ。
前回記事いかが→女性とポッコリお腹のバトル!生涯続くあくなき戦いくびれがほしい
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