【追記】
首里城炎上の写真撮影者クレジットに・・・名前が
なんで沖縄に?
利用者の依頼で訪れていたようです。
沖縄県那覇市の首里城が全焼した火災で、NHKの昼ニュースで前日に収めた首里城の写真撮影者の名前をめぐり、ネット上が騒然としている。
撮影者の名前は、自らを「レンタル」するユニークな活動で有名な「レンタルなんもしない人」(36=本名:森本祥司さん、以下、レンタルさん)。ネット上では「お名前がのってるのでびっくりしました」など驚きの声が上がっていた。J-CASTニュースで10月31日、レンタルさんに電話取材した。
レンタルさんのツイートより
レンタルさんのツイートより
クレジットどうしますか?と聞かれ…
レンタルさん(@morimotoshoji)は、「レンタルなんもしない人」というサービスを展開。本人はツイッターで、「1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください」と呼び掛けている。NHKが放送する「ドキュメント72時間」でも紹介されるなど、メディアの注目度も高い。
今回の発端は、31日正午に放送されたNHKの昼ニュース。首里城火災のニュースで、前日30日18時半ごろに収められた正殿の写真が扱われていたが、写真撮影者として「レンタルなんもしない人」の名前が入っていた。また、電話取材の形で、レンタルさんの談話も放送された。
放送内容をめぐり、ネット上では、
「びっくりした」
「不意打ちすぎた」
など驚きの声が相次いで上がった。
自身の名前がニュースで出ていたことを指摘する趣旨の声が多く上がっていたことを、本人はどう受け止めているか。レンタルさんに31日、J-CASTニュースが取材したところによると、沖縄在住者から依頼があり、現地に行っていたという。
正殿のある有料区域に入ろうとしたが時間的に間に合わず、門の外から撮影。その写真をツイッターに公開していたところ、焼失直前の正殿を捉えた写真として、ニュースで使われることになったという。
レンタルさんは取材に対し、「シリアスなニュースなので、ふざけたアカウント名でクレジット入れさせるなんて、ふざけてるのか、というような反応はないことはなかった。申し訳ない気持ちも少しあります」と振り返る。
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ドキュメント72時間「密着!“レンタル なんもしない人”」
森本祥司さん(35)=東京都在住=Twitterでは「レンタルなんもしない人」を名乗っている。
2019年4月26日(金) 22時50分~23時19分 NHK 総合テレビ
「なんもしない私を貸し出します」。そんな不思議なサービスを提供する男性に密着する。家族や友人には頼めない、でも誰かにいてほしい。どんな人が?なぜ?依頼するのか
レンタルおじさんのカテゴリーなのですが、ではレンタルおじさんと何が違うの?という疑問がありますね。基本レンタル料金が※無料という以外変わりはないと思われます。
(※2019年秋より有料サービスとなっています。)
無口なレンタルおじさんという感じ。1日3から4件の依頼を受ける。
お金を受け取らないのでこれはボランティアなのかもしれない!
「簡単な受け答え以外何もできない」にもかかわらず、貸し出しを求める依頼が殺到している。
森本祥司さんは2016年6月にTwitterアカウントを開設。「飲み食いと、ごく簡単な受け答え」だけをする条件で、自らを貸し出す活動を続けている。
利用者は、森本祥司さんが現地を行き来する際にかかる交通費と、飲食がともなう場合はその代金さえ支払えばよく、「レンタル代」はかからない。依頼はTwitterのダイレクトメッセージで受け付けている。
レンタルの例は
東京駅で、新幹線に乗って大阪に向かう女性を見送る依頼があった。
女性は東京から大阪に引っ越しすることになったが、「友人に見送られるとしんみりしすぎちゃう」との理由で、森本さんに願い出た。
■離婚届の提出に付き添ったこともある。「気が重いだけの思い出にしたくない。変わった思い出にしたい」と女性から頼まれた。
■フリーター男性 42歳 カラオケで自分の歌を聴いてほしい。
となりのトトロ 裏声だが音程は完璧という森本祥司さんの意見。
赤の他人に率直な意見を聞きたかったらしい。
■女性23歳元キャバ嬢
旅行に行きたいので、荷作りと買い物に付き合ってほしい。
あす韓国に整形旅行にいく。今回で4度目の整形旅行らしい。
食事を食べに来てほしいという若い女性からの依頼。
ただもくもくと、森本祥司さんは食べる。女性は感謝。
なんとからあげまでおみやげにもらった。
森本祥司さんは活動結果の一部をTwitterに投稿している。それが反響を呼んで次々と依頼が舞い込むようになり、今では一日に3、4件こなすこともある。
レンタルなんもしない人でのもうけはほとんどないが、お金を増やしてはいなが、本を出さないか、と複数の出版社から声もかかっているようだ。今後いろんなお金の発生のしかたが可能性も匂わせる。
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森本祥司の経歴
大阪大学大学院理学研究科を出て教育系の出版社に就職したものの、会社勤めが苦手で退社。しばらくフリーランスで教材を作ったり、コピーライターをしたりしていたが、それでも同じ仕事を続けることに嫌気が差した。
奥さんと1歳過ぎの子供がいる。
レンタルなんもしない人(れんたるなんもしないひと)
2018年6月にTwitterにアカウントを開設、なんもしない1人の人間の存在だけを貸し出す(国分寺駅からの交通費と、発生した場合の飲食代は依頼者負担)レンタル業を開始した「レンタルなんもしない人」こと、森本祥司さん(35)。フォロワー数は6万人を超え(2019年1月現在)、レンタル業の報告ツイートは、家族や友人にも理解されづらい人々の悩みを可視化し、人気となっている。
Twitter:@morimotoshoji
入荷案内 日々の本
レンタルなんもしない人のなんもしなかった話
レンタルなんもしない人
晶文社
1300円+税 pic.twitter.com/bEXJUOECfB— ひとやすみ書店 (@hitotter16) 2019年4月26日
今テレビ見てたら出てきたからびっくりした pic.twitter.com/OkHxHMBoCN
— tatti (@dead_end18) 2019年4月26日
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まとめ
なぜ「レンタルなんもしない人」を呼ぶのか?
人間関係が悪いわけではない。家族関係も。ではただじっと見てほしい人が必要なのかも。見ては欲しいけど、お世辞や巧言はいらないということなのかもしれません。
森本祥司さんが必要なのかも。
【2019.7.1追記】
あさチャンで取り上げられたレンタル何もしない人。
長嶋一茂が自分も呼びたいといった。
赤坂午前8時
自分の話を2時間ほど聞いてほしい。なぜならあさチャンでは言いたいことを殆どしゃべっていないから。
これに対して夏目三久はいつも(長嶋一茂の話)を聞いているじゃないですか!
言いたいことはほとんど言っていないと一茂さん?
【2019.10.31追記】
レンタル何もしない人が有料化となった。
先月突然「有料にします」と宣言した。その裏には、彼の家庭や家事育児に対する考え方に批判が集中したことがある。「なんもしない」サービスは有料化でどう変わったのか。有料化から約1ヵ月経った今、ご本人の意識と周囲の反応について、合わせて聞いてみた。
***
〈『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます〉
これは、2018年6月3日、森本祥司さん(36)がツイッターに投稿した“開業の挨拶”だ。一言でいえば、自分自身を人材派遣するサービス。ただし、「なにもしない」ことが前提となっている。
依頼内容は多岐に渡る。「授業に遅れないように待ち合わせしてほしい」「片付けするところを見守ってほしい」などの他愛ない依頼から「離婚届を出しに行くのについてきてほしい」といった人生の節目に関わる依頼まで、彼が“受け身”だからこそ、依頼の幅はとても広い。森本さん本人が語る。
「こちらが『なんもしない』ので周りの人たちが考えてくれて、依頼者の意図で動くので面白い展開になりやすいところがあります。サービスを提供すると言いながら受け手側として楽しめる、目の前に信じられない光景が広がることがあるのが、この仕事の醍醐味かもしれません」
もともとは理数系の大学院を卒業後、教育系出版社に就職。3年後に退職しフリーのライターとして活動していた森本さんだが、飽き性で同じことを繰り返すのが難しく、他者とのチームワークも苦手。もはや“何もしない”のが向いているなと感じていたが本当に何もしないでいると世間の目は冷ややかで、頑張って“何かする”と「余計なことをして」とお叱りを受けることもある。ストレスなく生きていくにはどうしたらいいかを模索していたところ、このサービスを思いついた。
「プロ奢ラレヤーという先駆者の方がいるんですけど、その方の活動を面白いなぁとみていて、自分もツイッターを使ってこういう活動をしたい。でも彼と同じことはできないし……という心理状態の中、常々抱いていた“何もしたくない”という欲が浮かび上がってきて、そのまま活動にしようと思い立ちました。着想時は興奮して居ても立っても居られなくなって、その翌日には活動告知をしました」
サービス開始から1年と数か月。先のツイートにもあるように、森本さんに直接支払う報酬こそないものの、「一緒に飲食店に行ってほしい」といった依頼の際には、飲食代金は森本さんの分まで依頼者が払うことになる。使い方によっては必ずしも安いサービスではないものの、当初は300人ほどだったフォロワーは現在24万人を超え、レンタルの依頼は1日数十件舞い込むように。メディアへの露出も増え、活動内容の書籍化も3冊になった。
ところが、『ザ・ノンフィクション』に出演したことをきっかけに、「アンチ」が現れた。“若い独身男性”という印象が強かった森本さんに妻や幼い子どもがいることがわかり、夫や父としての責任を問う声が噴出したのだ。
「奥さんや子どもに感情移入したバッシングが多かったですね。放送当時、もっと自由に活動したいと思って別居していたので、『育児放棄』『奥さんが可哀相』『追い出されて当然』『すぐ離婚しろ』『こんなのが親じゃなくてよかった』『将来子どもがいじめられたらお前のせいだ』などの批判が集中しました。リプ(返信)で100件ぐらい、エゴサ(自分に関連する話題を検索すること)して見つけたものは数えきれないぐらいあります」
ツイッターや匿名掲示板、ヤフコメなどで「こいつはクズだ」「関わっちゃいけない」「最初からヤバイやつだと思っていたんだよ」など、多くの人が自分を批判しているのを見つけたという。
「放送では『嫌なことをどれだけ回避して生きていけるかを試みたい。家事や育児、それに縛られるのが嫌だから別居しました』みたいなことを言いました。最近の風潮に絡めて、『男性も女性もどちらも家事育児に参加すべきだという風潮が強まりすぎている。クリエイティブな仕事をしている人、例えばスティーブ・ジョブズが家事育児に縛られてiPhoneを生み出せなかったら残念じゃないですか』と話したら、『おまえはスティーブ・ジョブズじゃねぇだろ』『スティーブ・ジョブズと自分を同一視するな』と。こういうアンチのコメントがむちゃくちゃバズってましたね」
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バッシングは多かったが、実際の夫婦仲は良い方だという。森本さんの妻もツイッターをやっており、「女性の家に行っているのを見るのが嫌」などとつぶやくこともあるが、基本はお互い自由に好きなことをやるスタンスで、活動についてもおおむね面白いと思ってくれているのだという。
「仲はめちゃくちゃいいですよ。最近は別居していないですし。依頼が多くてほとんど家にいないので、世間からしたら家事育児を奥さんに押し付けているクズ旦那かもしれませんけど。今は家事代行なども充実してるし、そういったサービスを利用しようと思えばできるくらいのお金は入れています」
活動が“無償”だったことから「ヒモ旦那」などの批判を受けることも多かったが、実際に家計の大半を担っているのは森本さんだという。
「貯金を切り崩していましたが、生活に困ったことはありません。今年の2~3月頃、一度貯金が尽きかけたんですけど、その時は本の印税で何とかなりましたし、最終的には社会制度などに頼るという方法もあります。お金、家族、子ども……そういった制約にとらわれず、自由に生きることが理想ですね。奥さんだって、僕のことが嫌になったら、別の人を見つけることもできるんですよ」
世間から叩かれるほど家庭で“何もしていない”わけではなかった森本さん。実は“レンタルさん”になる前に、仮想通貨の売買でそれなりの資金を得ていたという。
「投資でお金を増やすことを覚えると、お金を失うことに対する恐怖心は減りますね。労働をしなくても、アイディアや情報、先行投資など、頭を使えばお金を増やす方法はあると思えるようになりました」
貯金があったことも後押しし、「お金を稼ぐよりもお金を使って何か面白いことやりたい」と思ってはじめた「レンタルなんもしない人」というサービス。交通費と飲食費以外の報酬がないからこそ、依頼者は多くの見返りを求めず、森本さん自身も“何もしないこと”に負い目を感じることなく、全力で「なんもしないサービス」を提供することができていた。
ところが、今年の9月16日。森本さんは突然、このようなツイートをした。
〈生活費や養育費をもっと家庭に入れろという声が多いので(もちろん今もある分は入れてますが)、利用料とることにします。すでに引き受けた依頼については大丈夫です。これから成立した依頼については1件につき1万円でお受けします。
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