油井亀美也の父の職業は?講演会や宇宙飛行士になった理由は?

11月17日 SWITCH インタビュー

「矢野顕子×油井亀美也」

 

油井亀美也さんの実家は標高1000mを超える高原、群馬・埼玉・山梨の県境にある川上村は、千曲川(信濃川)の源流が流れる自然豊かな土地で、日本一のレタス産地でもあります。 油井亀美也さんの実家の稼業もレタス農家。

父の誧司(すけじ)さんもレタス農家を家業としていた。

3人きょうだいの末っ子だった油井亀美也少年は、いろいろなことに興味を示す子どもだったらしい。好奇心塊。

「魚釣り、囲碁、マージャン。興味のあることは何でもやった。わからないことがあると『どうして、どうして』と聞いてきて、困ったものだった」と父親の誧司(すけじ)さんは回想した。いまはもう亡くなられています。

油井少年が特に興味を示したのが、宇宙でした。お父さんに、近くの山まで車で送り届けてもらっては、一晩中、お年玉をはたいて買った天体望遠鏡で、星を眺めていたそうです。長野県の川上村はまたきれいな星空で有名。近くには野辺山があり東京大学の展望台もあります。でもこの地位域は晴天も多く星空を眺めるのには最適の地域ですね。

「中学生の頃、『高校受験に失敗したら農家を継ぐから、観測所を造ってほしい』とも言っていた」と、お父さんは懐かしそうに話していました。高原レタス農家は、朝日が昇る前から働くほど忙しく、3人の子どもたちも家業を手伝うのが日課。

油井少年は、夜が明ける前の手伝いの最中も、つい星を眺めてしまい、父親によく怒られていたとか。父もこの油井少年の稀有の才能をこの時見抜いていたのかもしれません。
だから、油井亀美也さんが宇宙飛行士になった理由は実家のある場所が星空のきれいな場所にあったため。

これが一番大きな理由かもしれません。油井少年が仮に新宿などに住んでいたなら、おそらく星空も見えないし、天文に興味を持つこともなかったし、ましてや宇宙飛行士など想像すらできてないかも。

それほど、油井少年にとっては環境がおおきかったものと思われます。

 

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油井亀美也の経歴

1970年 長野県に生まれる。
1992年3月 防衛大学校理工学専攻卒業。
1992年4月 防衛庁(現 防衛省)航空自衛隊入隊。
2008年12月 防衛省 航空幕僚監部に所属。

2009年2月 JAXAよりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜される。
2009年4月 JAXA入社。
2009年4月 ISS搭乗宇宙飛行士候補者基礎訓練に参加。
2011年7月 同基礎訓練を修了。

2011年7月 大西卓哉、金井宣茂とともにISS搭乗宇宙飛行士として認定される。
2012年6月 米国フロリダ州沖にある海底研究施設「アクエリアス」(当時、米国海洋大気庁(NOAA)の所管)における第16回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO16)訓練に参加。
2012年9月 米国アラスカ州で実施されたNASAの野外リーダーシップ訓練(NOLS)に参加。

2012年10月 ISS第44次/第45次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命される。
2015年7月~12月 ISS第44次/第45次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに約142日間滞在。滞在中は、日本人初の「こうのとり」のキャプチャを遂行。「きぼう」船内に新たな利用環境を構築するとともに、21に及ぶJAXAの利用実験活動を実施した。
2016年11月 JAXA宇宙飛行士グループ長に就任。

 

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子どものころから星がきれいな村で育ち、小学校の頃から星を見るのが好きで、天体望遠鏡で月や惑星を見ているうちに行ってみたい、宇宙の謎を解明したいと思うようになり、天文学者か宇宙飛行士になりたいと思っていました。

しかし家庭の事情でやむを得ず自衛隊に進むことになって、アメリカでパイロットになる訓練を受けているとき、ライトスタッフという映画を見て、宇宙開発の初期にアメリカのテストパイロットが宇宙飛行士に選ばれるという話。

もしかしたら日本も将来そうなるんじゃないかと思っていたそうです。

25歳くらいの頃からそんなことを考えていた油井さん。
当時すでに油井亀美也さんは結婚していて、妻にテストパイロットをやりたいと言ったとき、なぜそんな危険な仕事を選ぶのかと聞かれ、実は宇宙飛行士になりたくてテストパイロットになるんだと話したことを妻が覚えていて、妻が宇宙飛行士募集の話を見つけて教えてくれんだそう。

今この場所に宇宙飛行士としていられるのは妻のサポートが大きかったと油井さんは考えている。

 

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油井亀美也講演会

「宇宙と芸術における未来への創造の可能性」油井亀美也宇宙飛行士講演会
日時:2018年 12月13日(木)17:00~18:00
場所 東京藝術大学 音楽学部5号館大講義室/美術学部第1講義室(中継会場)
講演テーマ・内容

「宇宙と芸術における未来への創造の可能性」
・宇宙から生まれる発想について
・宇宙飛行士から見た芸術観
・宇宙に行ってから変化したこと
・宇宙での経験が地球の日常生活で生きていると感じられるとき
・今後月で人類が居住を始めるにあたって、文化的側面に対する希望

油井亀美也宇宙飛行士講演会「芦屋基地部外講師講話」
日時 12月19日(水)16:00~17:00
場所 航空自衛隊芦屋基地 体育館
講演テーマ・内容

・夢を追い続ける楽しさ
・チーム一丸となってミッション達成を行う意義

講演者 油井亀美也 JAXA宇宙飛行士

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