2015年 就職活動に関する調査
2016年就職より就活解禁が12月から翌年3月に後ずらしされた。
これにより、学生と企業双方に動揺が広がっています。
ここではインターネット調査会社マイクロミルの
webアンケートにもとづいて今後の就職活動はどうあるべきか
かんがえてみました。
~3月1日解禁!どうなる今年の就活?解禁繰り下げで学生も企業も試行錯誤
トピックス
- 就活生の2人に1人が解禁前に就活スタート、すでに5%が内定を獲得
- 就活の3ヶ月繰り下げ解禁で53%が混乱
- その理由は「スケジュール感がつかめない」
- 「学業との両立が難しい」「企業の足並みが揃っていない」
- 就活生のホンネ 企業に本当は聞きたいけど聞けないこと
- 1位「将来的な給与」53%、2位「休暇のとりやすさ」49%、3位「残業時間」35%
就活生の2人に1人が「解禁前」に就活スタート、すでに5%の学生が内定を獲得
2016年の卒業予定者から、就活の解禁時期がこれまでの12月から
3月に繰り下げになりました。就活スタートのタイミン グを尋ねたところ、
「解禁前」に始めた人は46%、「3月1日の解禁後」に始めた(始める)人は36%、
「4月以降」に始める人は18%でした。【図1】
また、3月中旬時点ですでに「内定が出ている」と回答した人が5%おり、
平均1.7社から内定が出ていることがわかりました。
【図1】Q.あなたご自身の就活スタートのタイミングについて、
以下の中から最もあてはまるものをお選びください。
(ベース:就活生全体n=300)
就活の3ヶ月繰り下げ解禁で53%が混乱
その理由は「スケジュール感がつかめない」
「学業との両立が難しい」「企業の足並みが揃っていない」
2016年の卒業予定者から、就活の解禁時期がこれまでの12月から
3月に繰り下げになったことについては、
95%の人が「知っていた」と回答しました。【図2】
その内の53%が繰り下げ解禁を知って、「混乱した」と答えています。【図3】
理由は、「スケジュール感がつかめない」「学業との両立が難しい」
「企業の足並みが揃っていない」の大きく3種類に分かれました。
【図2】Q.就活の12月から翌年3月に繰り下げ解禁についてあなたはご存じでしたか。
(ベース:就活生全体n=300)
【図3】Q.就活の3ヶ月繰り下げ解禁を知り、あなたは混乱しましたか?
(ベース:就活の繰り下げ解禁を知っていた人n=284)
混乱した理由
「スケジュール感がつかめない」
- 先輩の体験談が参考にならないこと。
- いつから準備すればいいか、日程がどう変わるのか
- 初めてのことで検討がつかなかったから。
- いつなにをすれば良いのか参考にする人がいないから。
- 今でもこの時期にやっていることが正しいのか分からない。
- 解禁が遅くなったことで、先輩のスケジュールを参考にできなかった。また、研究と重なるのでスケジュール管理が大変になると感じた。
「学業との両立が難しい」
- 理系は研究出来ない。改定は失敗としか思えない。
- 今まである程度就職活動が落ち着いてきた時期に卒業研究に取り組めるようになっていたのに、今のスケジュールは 就職活動と卒業研究を並行して行わなければならず、どちらも中途半端になりかねないと思った。
- 就職活動の終わる時期がわからず、4年次4月から始まる卒業研究にいつから取り組めるのかわからなくなった。
- 民間の就職活動と教育実習期間が完全にかぶるようになってしまった。
「企業の足並みが揃っていない」
- 解禁前に内定が出ている人がいること。
- 3月よりも前に採用活動を始める企業もあって、統一してほしかった。
- 繰り下げられている企業が経団連関係のみで、他企業はむしろ早まっていたりと状況が把握しづらかった。
- フライングする企業が増えたり、情報の乱雑により何を信じればいいのか分からなくなった。
なくなった。
民間の就職活動と教育実習期間が完全にかぶるようになってしまった。
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「企業の足並みが揃っていない」
解禁前に内定が出ている人がいること。
3月よりも前に採用活動を始める企業もあって、統一してほしかった。
繰り下げられている企業が経団連関係のみで、
他企業はむしろ早まっていたりと状況が把握しづらかった。
フライングする企業が増えたり、情報の乱雑により何を
信じればいいのか分からなくなった。
今後の就職活動の指針
このように就職情報が混乱しましたが、就活生は
大学の就職課を利用し情報をこまめにとること
が肝心だと思われます。
企業の情報はやはり企業の都合でバイアスがかかる
可能性があるからです。
また学生に現在行っている、就職活動を
尋ねたところ、「就職サイトに登録」している人81.3%
「学校のガイダンス」75%、「企業説明会」65%
またインターン参加は31%と2014年調査に比べ、10%と
大幅に増加となりました。
企業インターンもいろいろなパターンがあり、現状は
当初文部科学省が決めた指針とは若干ずれてきていますが、
多数の企業でインターンシップが実施されています。
インターシップがそのまま企業の選考の場になったり、
アルバイト代わりにインターンシップを利用する
会社もあり、インターンシップのとらえ方も
企業によりかなり温度差があります。
しかし就活生としては、アンケートの増加にもあった
ように、この制度を積極的に利用し、自分の就活を
有利に進めてもらいたいとおもいます。
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