病気見舞いの礼儀・・・その２
みまいに不向きな花
鉢植え以外にも、お見舞いには
「縁起が悪い」としてふさわしくない
はながあります。
手入れの大変な花も避けます。
| ユリ | 香りが強く患者の神経にさわり花粉が周囲を汚すこともあります。 |
| キク | 葬式を連想し、嫌う人がいます選ばないほうが無難です。 |
| ケシ | 散りやすいため、手入れが大変です。周囲を汚すものは避けます。 |
| ツバキ | 花がポトリと落ちることから不吉とされるので避けます。 |
| アジサイ | 色があせることが不吉な感じをあたえ、お見舞いには不吉です。 |
| シクラメン | 永が「死」「苦」に通じることから、お見舞いにはタブーです。 |
香りの強い花や鉢植えは避ける。
病気見舞いにふさわしくないものとしては
「(寝つく)＝寝つく」を連想させる鉢植えが
あります。
植物を贈る場合は、鉢植えは避け切り花にします。
また香りが強い花や血を思わせる深紅の花は
本人はもちろん、同室の人の神経に触る
事があるのでさけます。
手入れが簡単な花であることも
たいせつです。
快気祝いは折りを見て早めに贈る。
退院後には「快気祝い」として、おみまいの
お返しをする習慣があります。
快気祝いの品物は？
菓子や調味料、のり、ほしシイタケなどの
食べ物がいいでしょう。お礼状は
必ず添えてください。
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退院したものの「快気」と言えない状況
もあります。
その時は「退院祝い」として、お返しします。
特に患者の余命が長くないとわかった
ときには、入院中であっても、家族が
早めにお返しします。
この時の表書きは、「お見舞御礼」とします。
悲しいことですが、本人がなくなってしまった
場合には、さらにお香典をいただく可能性
があります。
こちらからのお返しが、香典返しだけに
ならないように、お見舞いのおれいには
折を見て早めに贈るようにします。
病気見舞いのマナー守ってください
大勢で病院に押しかけない
お見舞いに行くときには、化粧や香水は
控え、質素な服装にし、面会時間は病院の
決まりに従います。
おみまいは大勢で押しかけず、多くても
3人くらいまで。小さな子供を連れて行くこと
はなるべく避けます。
また人によっては、病気の姿を見られる
ことを嫌うひとがいます。
そんな時は病院に行くことはさけ、
見舞い品や見舞金励ましの手紙を
そえて、郵送するようにしましょう。
相手の病状は詮索しない
お見舞いのときに一番いけないのは
相手の病状を根ほり葉ほりきくこと
自分から尋ねることはせず、むしろ
病気の話題は避けるようにします。
相手が話したいようなら聞き役に徹し
相手を力づけることが大切です。
また、長時間の会話は、相手を疲れさせます。
病状にもよりますが、長居せず、15分程度で
切り上げましょう。
なごり惜しければ、別の日に
改めて見舞うようにしましょう。
知っ得！マナーポイント
●見舞い品は現金のほか、気晴らしに
なるものや入院生活に役立つ実用品を選ぶ。
●香りの強い花や縁起が悪いとされている
鉢植えなどは避ける。
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