吹浦忠正(ふきうらただまさ)の経歴や現在は?東京五輪国旗担当職員

1964年の東京オリンピックの国旗担当職員
吹浦忠正(ふきうらただまさ)さんが

1月4日 19時00分~21時54分
奇跡体験!アンビリバボー2018 新春3時間SP!【東京五輪陰で支えた男たち】
に出演します。

吹浦忠正さんは子供の頃から国旗が好きだった。

吹浦忠正さんは小学4年生の時に、
国旗の面白さ、不思議さに感づいた。

彼の勉強部屋に世界地図があり、
各国の国旗が描いてあった。

デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、
アイスランドの北欧5カ国が、

同じような十字架の旗であると気付き、
担任の先生に「なんで同じなのか」と尋ねたこともあるそうです。

先生には「やがて分かるから、それよりまず国語、
算数、理科、社会を勉強しなさい」と言われた。

恐らく先生は理由がわからなかった?
大学生だった1962年に、2年後の東京五輪の
組織委員会の国旗担当専門職員になったのです。
20歳の大学生が責任者になった。

組織委員会に採用された経緯が面白い。

吹浦忠正は当事早稲田大学の学生でしたが
組織委員会式典課の人に呼ばれ、

田畑政治事務総長の面接を受けました。

田畑さんは「イギリスの国旗を使った
国旗はどういうのがあるかね」と言うので、
「オリンピック参加国で言いますと、
香港、バミューダ、バハマ、北ローデシア(現ザンビア)」なんて言った。

たぶん、向こうは、「オーストラリア、ニュージーランドです」
なんて言うと思ったはず。こっちも、
小生意気に専門家面して(知名度の高くない国や地域を挙げて)しまった。

それで、田畑さんは「もう分かった、分かった」
と言い、面接はあっさり終わり、採用された。
そういうのが学生で採用された経緯です。

吹浦忠正さんは学生時代に
組織委員会の職員になるって凄いです。

もっと凄いのは学生なのに国旗の本
をすでに2冊出版していたこと。
ここに目をつけた組織委員会から

声がかかったのですね。

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吹浦忠正の経歴

生年月日:1941年3月17日(76歳)

幼少時から国旗に親しみ、
学生時代にオリンピック東京大会
組織委員会国旗担当専門職員。

 

早大政経学部政治学科卒、同大学院修了。

オリンピック東京大会組織委員会元国旗担当専門職員、
国際赤十字バングラデシュ・ベトナム各駐在代表、
末次一郎事務所長、難民を助ける会副会長、長野冬季五輪組織委式典担当顧問、埼玉県立大教授などを経て、
現在、評論家、拓大客員教授、難民を助ける会特別顧問、
協力隊を育てる会参与、安全保障問題研究会世話人、献血供給事業団監事、日本国際フォーラム評議員、
特定非営利活動法人東京コミュニティカレッジ理事長、
一般財団法人nippon.com理事、法務省入国管理局難民審査参与員など。憲法調査会中央公聴会で国旗の法制化について公述、
国旗国歌法の審議に関して衆議院内閣委員会で公述。

著書は、
『平和の歴史』(光文社新書)
『難民-世界と日本』(日本教育新聞社)
『国旗で読む世界地図』(同)
『赤十字とアンリ・デュナン』(中公新書)
『NGO海外ボランティア入門』(自由国民社)
『にっぽん国際人流志』(同)
『ロシアへの反論(共著)』(同)
『歌い継ぎたい日本の心―愛唱歌とっておきの話』(海竜社)
『捕虜の文明史』(新潮選書)
『捕虜たちの日露戦争』(NHK出版)
『戦陣訓の呪縛-捕虜たちの太平洋戦争(監訳)』(中央公論新社)
『社会人の社会科』(祥伝社)
『知っておきたい「日の丸」の話』(学研新書)
『世界の国旗』(同じ題で、学研、古今書院、主婦の友、YMCA出版など各社から)
『「日の丸」「ヒノマル」』(三浦朱門元文化庁長官との共著)など多数。

国旗関係だけで、本やかるた、
パズル、マンガ、物言う地球儀など計約40。

全国各地の小中高校、大学など学校・社会教育機関、
ロータリークラブ、ライオンズクラブでの講演をはじめ、
「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、

「Night in Night」(朝日放送)、「視点論点」(NHK)、
「ラジオ深夜便」(NHK)など多数のメディアに
世界に国旗をテーマに出演。その他、領土問題、人権、教育
などの分野でも活躍中。

 

吹浦忠正の現在

評論家として活動する傍ら情報番組のTV出演
講演活動など幅広く活動しています。

また大学での教鞭も取っています。
拓大客員教授、

現在:ユーラシア21研究所と社会福祉法人さぽうと21、
東京コミュニティカレッジの理事長ほか、
難民を助ける会特別顧問、
協力隊を育てる会参与、
安全保障問題研究会世話人、

国旗専門担当職員として苦労したこと

組織委の「国旗担当専門職員」としての仕事は、
「正しい国旗を正しく掲げる」ことだった。

これがけっこう難しい。
PCなどなかった時代のことです。

逆さまに揚がったら元も子もない。
逆さまに揚げると、全然違う国になることがある。

インドネシアとモナコは同じで、
逆さにするとポーランドになる。

われわれ日本人は、国旗の上下はあまり考えない。
逆さまにしても、大勢に影響がないので、つい甘くなる。

しかしそうは行かない国が沢山あったのです。

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