マナティーの研究者菊池夢実さんが本日情熱大陸の主役です。
なぜマナティーの研究をするように成ったかはあとで書きたいと思います。
京都大学野生動物研究センターに所属しています。
アマゾンマナティーの日本の代表的研究者なので日本の窓口になっています。
菊池夢美のプロフィール
お名前は菊池夢美(きくちむみ)
生年月日は1981年で今年35歳になられます
出身地は東京都
動物好きが昂じて日本大学の動物資源科学科に入学
京都大学野生動物研究センター所属、プロジェクト研究員。
東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士号(農学)取得。主にマナティーの行動研究を行っているが、その他にも南極のウェッデルアザラシ、イセエビ、魚の鳴音など、幅広いデータを扱ってきた。
2007年よりブラジルの国立アマゾン研究所との共同研究を開始し、動物搭載型の記録装置を用いたアマゾンマナティーの行動把握のための手法開発を行なっている。
2009年には保護したアマゾンマナティーを再び川へと放流する野生復帰事業に参加した。
2016年1月、京都大学と国立アマゾン研究所の共同プロジェクト(SATREPS「“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全」)により、7年ぶりにアマゾンマナティーの放流を実施予定。放流個体の野生への適応を評価することを目指している。
マナティーについての研究をFacebookページにて公開中。
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菊池夢美の年収
研究員の年収は高くありません。
ポスドクの年収は、良くて年収は500~600万といわれてます。平均年収だと300万程度といわれてます。
従って300万円から600万円の間ですね。
菊池夢美はなぜマナティー研究者になったか
日本大学学部生時代から、十数年、ひたすら「マナティー、マナティー」と言い続け、マナティーで博士号を取って、マナティーで研究員のポストを得、マナティーの研究を重ね、マナティーの野生復帰プロジェクトに尽力している。
マナティーが好きだったから?としか言いようがありませんね!
日本大学の動物資源科学科では不満足な部分がでてきた。
菊池夢実さんはその名のとおり畜産系の勉強が多くて。自分としては何か野生動物の研究をしたいのに、どうすればいいか分かりませんでした。
今、水生哺乳類の研究をしているので、イルカも好きなんだろうと思われるんですが、それも違っていた。イルカではない。やはりマナティーでないとダメだった。
水族館でイルカショーとか見ても、イルカのジャンプは確かにすごいし、笛に合わせて様々な芸をするので賢いのですが、それを見ても大きな感動は無かったそうです。
あ、これだ、という感覚は、本人にも絶対説明不能。
尻尾が丸くて可愛いとか後付けの説明ならいくらでもできるが、研究者人生と密接に結びつくほどの出会いになったのは、菊池さんが、その感覚を流してしまわずに勉強を始め、粘り強く(時にはしつこく)、「マナティー、マナティー」と言い続けたからだ。
マナティー宣言である。自分はマナティーを研究すると宣言したのです。
大学院ではジュゴンの研究をする予定でした。
修士課程に進み、東京大学大学院国際沿岸海洋研究センターの研究室で、東南アジアのジュゴンの研究をする予定だったものの、残念ながらその研究計画自体が立ち消えになってしまいました。
転機が訪れたのは、東京大学海洋研究所(現・大気海洋研究所)の研究室へと移籍した博士課程の時期。
あいかわらず、「マナティー、マナティー」と言い続けていたところ、「何かブラジルでアマゾンマナティーの研究をやる人探してるって、幸島先生が言ってたよ」という情報をキャッチする。
幸島先生とは、京都大学野生動物研究センターの幸島司郎教授(現センター長)で、アマゾンのフィールドミュージアム構想の言い出しっぺである。
幸島さんは、当時、フィールドミュージアム構想を国立アマゾン研究所水生生物研究室のトップであるヴェラ・シルバ博士といっしょに練っているところで、水槽に保護されているアマゾンマナティーを使った研究をしてもいいという言質を得ていた。
言い続けると実現するのはやはり本当だったのです。
菊池夢美さんが証明してくれました。
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