荏原充宏プロフィール!新素材「スマートポリマー」!夢の扉+で

3月13日 TBS系 18:30~ 夢の扉+

物質・材料研究機構 主任研究員/荏原充宏さんを取り上げます。

荏原充宏さんは現在 国立研究開発法人物質材料研究機構

国際ナノアーキテクトニクス研究拠点に所属され主任研究員を

されています。

 

【荏原充宏プロフィール】

名前:荏原充宏(えばら みつひろ)

職業:国立研究開発法人物質材料研究機構

国際ナノアーキテクトニクス研究拠主任研究員(MANA研究者)

生年月日:1975年

年齢:40歳

出身地:東京都

最終学歴:早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻
博士後期課程修了

 

【夢の扉+スタッフより】

本日、放送の「変幻自在の新素材で医療を変えろ!」を担当しましたディレクターの山口です。

主人公はつくば市にある物質・材料研究機構の荏原充宏さんです。荏原さんが現在、取り組んでいることは、これまでにない「賢い新素材=スマートポリマー」をがん治療や人工透析などあらゆる医療に応用しようというものです。

初めて取材に伺った時に見せていただいたのは、まるで手品のように一瞬で縮む不思議なシート。分子レベルでの変化が起こっているそうなのですが・・・。
驚いた私を見て「面白いでしょ!この素材で未来の医療が変わるんですよ」と嬉しそうに話されていたのが印象的でした。
今では、この素材に対する問い合わせが海外からも多く来るそうですが、かつてはメーカーなどにプレゼンをしても相手にされない事も多かったそうです。

 

【3月13日ゆめの扉+のあらすじ】

『誰でも、いつでも、どこでも受けられる先進医療の実現を―』
そんな夢を叶えようと、医療に応用するための新素材を開発しているのが、
プラスチック素材の研究者、荏原充宏。それは、温度や磁場など環境に応じて
性質を変える“賢いプラスチック”=「スマートポリマー」だ。
一見、ただの薄っぺらなシートだが、熱を加えると一気に縮み、磁力を当てれば発熱、
一定の時間が経つと自然に分解し、特定の物質だけを吸着させることもできるという。
目的に応じて様々な機能を発揮する、“変幻自在”の新素材。

この特性を活かし、シートに抗がん剤と発熱成分を閉じ込めた「貼るがん治療」の
シャーレ実験では、がん細胞が90%死滅!また、小さく縮めたシートを体内で広げ
患部をふさぐ―そんな治療も実現するかもしれない。
『人が想像できるものは、必ず実現できる』
荏原が今取り組むのは、腕時計型の人工透析器。
患者の負担を減らす医療を目指し、新たな実験が始まった―。

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【スマートポリマーという素材】

優れた高分子という意味です。

素材にあわせて形をかえる

新材料の世界には
「スマートポリマー」という材料があります。
この素材を研究することで。高度な機械や設備に頼らなくとも、病気の診断が可能になる。
夢のような素材です。
単なるプラスチックではなく、
外からの刺激に応えて、形を変えたり、
水の中から現れたり、薬を放出したり…。
この「すぐれた高分子」を医療に使おうと
日々励む荏原充宏のグループがNIMSにいます。
しかも、電気や高度な機械のない環境でも、
高度な医療を受けられることを目指して。
途上国や、被災直後の日本、あるいは遠い宇宙など、
インフラがほとんど整備されていない場所で、
精密機械に頼らず、
いち早く病気の診断をできるようにしたい。
このように「スマートポリマー」に可能性をもった、荏原充宏のチームの取り組みを放送でご覧くだ
さい。どのように医学に役だって行くのかを見てください。
詳しくは放送でチェックしてください。

腕時計型尿素除去フィルター

荏原充宏さんは

東日本大震災の時、「人工透析難民」という現象をきき、この装置の開発を思いたったそうです。

現 在日本には透析患者が30万人以上いるといわれています。

 

しかし現在の透析のシステムでは高度なインフラが整った病院設備が必要となるため、

途上国や災 害時などの緊急時の治療は困難となります。

そこで世界中どこでも利用可能な携帯型の尿毒素除去フィルターの開発をが必要に。

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