2016年葵祭斎王代に
京都市山科区の会社員西村和香(わか)さん(26)が選ばれました。
斎王代女人御禊神事について
日にちは毎年決まっていません。
上賀茂神社と下賀茂神社が交代で行事です。
2016年は上賀茂神社の担当になります。
5月上旬の吉日があてられるようです。
葵祭の本祭に参加する、斎王代と女人列、50余名になるでしょう。この穢れを祓う神事です。
普通葵祭といえば、一般には5月15日の行列のみが注目されるのですが・・・
その前にもいろいろな神事があります。
祇園祭も同じように7月初めから約1か月にわたって続く祭りです。
まだ本年の斎王代は決定していません。
女人御禊神事は
神職が祝詞を読み上げたのち上社(上賀茂神社)の時はならのおがわ
下社(下賀茂神社)では御手洗池(みたらしいけ)で、その年の斎王代が手を川に浸す、御禊が執り行われます。
続いて上社では、人形(ひとがた),下社では斎串(いぐし)で身をなで、息を吹きかけ川へ流します。女人列もそれにならい、各々みについた穢れを祓うのが神事の大まかなながれです。
斎王とは伊勢神宮または上社・下社に巫女として奉仕した未婚の皇女のことです。
現在は斎王に代わり「斎王代」が京都市在住の未婚女性から毎年一人選ばれる決まりになっています。
但し、年によっては例外があり、仕事で京都を離れている女性でも未婚であれば資格を認めているようです。
2015年斎王代は白井優佐さんでした。
2016年斎王代決定しました!
京都新聞より転載
京都三大祭りの一つ、葵祭(5月15日)の第61代斎王代に、京都市山科区の会社員西村和香(わか)さん(26)が選ばれ、葵祭行列保存会(上京 区)が12日発表した。母和美さん(53)も1980年に第25代斎王代を務めており、親子2代で都大路を彩るヒロインを担う。親子の斎王代は5組目。
母の和美さんは3姉妹で、2人の妹も84年(29代)と90年(35代)に斎王代を務めた“斎王代一家”。一家で斎王代は結構あるパターンですね。
和香さんは、江戸時代前期から続く京漆器の老舗「象彦」社長の父毅(つよし)さん(55)と和美さんの長女。京都ノートルダム女子大卒。現在は同社で広報担当として勤務する。学芸員資格を持ち、趣味は美術館巡り。
上京区のホテルで記者会見した着物姿の和香さんは、斎王代に選ばれたことについて「ただただ驚きましたが、今は感謝とうれしい気持ちでいっぱい。心と体を 整えていきたい。
十二単(ひとえ)を着られるのを楽しみにしています」と抱負を話した。母や叔母と同じ大役を務めることには「小さい頃から母の葵祭の写真 や新聞記事を見てきた。アドバイスが直接もらえ、助かります」と笑顔を見せた。
斎王代は、平安時代に下鴨、上賀茂両神社に仕えた内親王「斎王」に倣い、1956(昭和31)年に「斎王代」として再興された。
スポンサーリンク