祇園祭シリーズ・・・その1祭の由来と概要です。
京都の夏は暑いです。
誰もが認める暑さ、しかし祇園祭があります。
シリーズでお送りする祇園祭2015
祭りの楽しみ方をとことん書かせていただきます。^^
まずはお堅いところから・・・祇園祭の由来です。
暑い夏も祇園囃子の響きで、風流に過ごす
それが京都スタイルです。
祇園祭夏の京都を祭り一色に染め上げる
祇園祭「コンコンチキチン」のお囃子
山鉾巡行でクライマックスを迎えます。
祇園祭の由来
平安時代前期、京都各地で疫病がはやりました。当時の
日本の国の数である66本の矛を平安京に立て、
神様をお迎えし、災厄が取り除かれるのを
祈ったのが、祇園祭の始まりです。
その後時代とともに祭りの山車として「山鉾」
が町ことに豪華に飾り立てられようになり
現代では、華やかに装飾された
33基の山鉾が町を行くさまが、祭り最大の
よびものになっています。
例年、祇園祭の中盤から終盤にかけて
梅雨も明け、京都には真夏がやってきます。
宵山、山鉾巡行、神輿、花傘巡行約
一か月にわたる京の風物詩です。
祇園祭は7月の1か月間にわたり
盛大に催されます。
祭りの無事を祈り、神事の打ち合わせなどを
行う1日の「切符入」を幕開けに各地では
お囃子の稽古がはじまります。
その後「山鉾建て」で組み立てられた山鉾
を試し引きする「曳き始め」が行われ、
山鉾の提灯に火をともしてお披露目する
「宵山」の行事へと続きます。
そして本番の山鉾巡行では、
笛や太鼓、鉦で奏でられる「コンコンチキチン」
の祇園囃子が響き渡る中、豪華絢爛に飾り付けられた
山鉾が熱気を振りまいて、街を練り歩きます。
神輿渡御や、花がさをかぶった女性たちや
舞妓さんを乗せた、曳き車が続く「花傘巡行」
などが盛大におこなわれたのち、神様が
八坂神社に再びお戻りになる還幸祭、祭りの無事を
感謝する神事まで、7月の京都市内は、祇園祭
一色に染まります。
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なぜ山と鉾はこのように豪華となったか?
祇園祭は華やかな「山鉾」が見ものですが、
正確には「山」と「鉾」は別物です。
「山」は松をあしらって、山の形にした
山車で、神霊が寄り付く山を象徴し、「鉾」は
武器の矛をかたどっていて、悪霊を退散させるための
物です。この山鉾が時代とともに「神様を歓迎する」
「祭りに集まる人々に喜んでもらう」の2つの意味で
豪華な山車へと発展していったのです。
ちまきの話
祇園祭りの期間、各町内では「ちまき」が
売られます。このちまきは食べるものではなく
ササの葉で作られた疫病、災難除けのお守りで
一年間、家の玄関に飾られるものです。
八坂神社の祭神、スサノオノミコトが旅の
途中で世話になった男に、「茅の輪」のおももり
を授けた、という伝説に由来しています。
神にくるまれたものから、かわいらしい
花飾りが付いたものまで、各町それぞれ
オリジナルなデザインで、祭りの期間中
個性的なちまきが、販売されます。
茅萱を巻いて作ることから「茅巻」
と呼ばれます。
部屋を開け放してお宝を展示
見どころ満載!!
各家のお宝重文級のお宝に
出会えることがありますよ。
各家庭にこんなお宝が眠っているのが
京都の奥深いところです。
宵山の時期が近づくと、山鉾が通る
道沿いの旧家や商店では、通りに面した
部屋をあけはなし、先祖から伝わる
美術品などを並べます。祇園祭の見物
に訪れる人々を楽しませるための展示で
屏風を中心としたお宝が並ぶことから
この習わしは「屏風祭り」と呼ばれています。
次回 祇園祭シリーズその2
「ちまき」の種類と御利益
販売箇所・機関など
第3回 祇園祭シリーズその3
「祇園祭」中のカップルデートスポット
を探る。
coming soon!!
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