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震災で半壊したマンションを新技術で再生!
- 大震災で傷んだ物件も新技術で復活
「夢の扉」TBS系 1月31日(日)18:00より
【特集】強度も耐震性もアップ!建物が甦る『リファイニング建築』
- 建築家/首都大学東京 特任教授/青木茂さん
青木茂氏が15年かけて確立した技術
人間でいえばダイエットに近いそうです。
体重を減らして筋肉をつける。
『リファイニング建築』の特長とは
◎新築と同等の仕上がり
◎建築費用は新築の6割から7割
◎耐震補強により現行法に適合させることが可能
等の有利性がある建築法です。
東日本大震災で半壊した築47年の仙台市のマンション。入居者は全員退去した―。
「亡き父が建てた思い出のマンション…なんとかして残したい」
オーナーは、一人の男を頼った。建築家で首都大学東京・特任教授の青木茂。青木は、『リファイニング建築』という、“取り壊さない”再生建築技術を独自に生み出し、市民ホールや裁判所など数多くの大型建造物を甦らせてきた。
リファイニングされた建物は、構造を支える骨組みはそのままで、
新築同等に生まれ変わるのはもちろん、現行の耐震基準もクリアし、長寿命化、さらに、資産価値も上がるという。リフォームでもリノベーションでもない新技術だ。『何枚も開ける扉があるほうが、苦労は多いけれど楽しい―』
建てた人、住んでいる人、それぞれの建物への“想い”を大切にする青木が、
リファイニング建築で、被災地にも新たな希望をもたらしていく―。
【青木茂さん経歴】
生年月日:1948年
出身地:大分県
資格:一級建築士/博士
役職:首都大学東京 特任教授/株式会社青木茂建築工房 代表取締役/大連理工大学 客員教授
なんと中国でも教鞭をとっておられます。
青木先生はなんと、大学の教授であって一級建築士事務所の社長です。
1977年にアオキ建築設計事務所設立されています。
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こちらに青木先生が施行された作品が写真入りで紹介されています。
【リファイニング建築とは】
リファイニング建築(商標登録第4981412号)とは、リフォームやリノベーションと異なり、
弱体化した構造躯体の耐震性能を軽量化や補強によって現行レベルまで向上させるとともに、
既存躯体の約80%を再利用しながら、建て替えの60〜70%のコストで、大胆な意匠の転換や用途変更、設備一新を行い、その行為を繰り返すことによって建物の建築の長寿命化を図る新たな再生手法である。
既存建物の状況把握の後、既存不適格の証明を行い、既存不適合事項や単体規定については、全て現行法に適合させる.特に構造については調査、診断、補強を行った上、
工事過程の「家歴書(※東京大学野城教授が提唱する建物の履歴書)」の作成を行っている。
このことにより、既存建物の遵法性改善および構造躯体の信頼性を明確化することができる。
結果として、新たに確認申請書を提出し、竣工後には、完了検査済証の交付を受けることができる。
つまり新築と同等のものとする手法である。
このことにより、中古建物と位置づけられている建物が、性能的にもクリアとなり、ストック活用の促進が期待できる。また、リファイニング建築を繰り返すことによって建築の長寿命化を図る手法をリファイニング建築と称している。
リファイニング建築の五原則
1.内外観ともに新築と同等以上の仕上がり
2.新築の60〜70%の予算
3.用途変更が可能
4.耐震補強により、現行法規及び耐震改修促進法に適合する
5.廃材をほとんど出さず、環境にやさしい
【リファイニングのデメリット】
管理人は設計士ではないので、デメリットはわかりません。テレビ番組でじっくり見せていただきたいです。
まとめ
いまのところ、デメリットが特にみあたりません。青木建築工房のwebにもあるようにたくさんの顧客から受注もありまた公共施設の施工実績もあります。注目するべき技術でしょうね。建物を壊さず再生でき、新築の3分の2のコストでできるのはメリットが大きいです。
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