3月5日(日)フジテレビ系列 フルタチさん 19:00~
専門家 漢方ドッグで出演します。
緒方千秋先生 北里大学東洋医学研究所 薬剤部 科長
所属は漢方薬を研究する部署です。
先生は日常一般の患者に向けて日夜、漢方薬の正しい飲み方などを啓蒙されています。
↓ ↓ ↓
こんな感じで講座の講師をしています。
NPO15周年記念特別講座
漢方医学講座
講師紹介
緒方千秋先生(お が たち あ き)■北里大東洋医学総合研究所
薬学部課長■北里大学総合研究所
薬学部卒業
昭和63年北里大学薬学部を卒業なんと50代に見えない若々しさです。
医療機器メーカーを経て、漢方の世界へ
飛び込む。
現在北里大学東洋医学総合研究所薬剤部科長
教育として、北里大学薬学部、明治薬科大学、帝京大学薬学部などの講義を担当。
漢方に関する講演市民講座など
啓蒙活動も行っている。
こんな講演を行っています
第3回:平成27年11月7日(土) 午後2時30分~午後5時45分
テーマ:「婦人科疾患と消化器疾患における漢方薬の服薬指導」」
講義2: 「消化器疾患における漢方薬の服薬指導」 (16:15~17:45)
講師:緒方 千秋 先生(北里大学東洋医学総合研究所 薬剤部)近年、機能性ディスペプシアの食後のもたれ感、早期飽満感、心窩部痛、心窩部灼熱感など上部消化管症状、さらに過敏性症候群の下部消化管症状に対して多くの漢方薬が用いられています。そこで今回はそれぞれの消化器症状をどのような漢方医学的な病態としてとらえているか、また消化器疾患に用いる代表的な漢方薬を分類し、その構成生薬の特徴や医師の処方目的を理解し、最大限の治療効果を引き出すための服薬指導について解説します。
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緒方千秋による漢方薬の飲み方「飲む時間と温度が重要」
漢方薬に特有の注意点もある。「のむ時間とのむ温度が重要だ」と北里大学東洋医学総合研究所の薬剤部の緒方千秋科長は指摘する。漢方薬をのむ時間は基本的に食前か空腹時。胃の中で食事や現代薬と鉢合わせしない方がよいという。
ただ、消化器が弱い人は食後にする場合もある。
のむ温度は薬の効果を最大限に引き出すために患者の体質や薬の性質を理解して変える。例えば冷え症の薬は温めてのみ、アトピー性皮膚炎や出血がある場合は温めない。
「漢方薬は体質改善の薬というイメージが強いため、即効性がないと思われがちだが、そうではない」と緒方科長。例えば風邪薬の葛根湯などはすぐ効く。のむ時期も大事だ。
葛根湯は風邪のひきはじめに有効な薬で、こじらせたときには別の漢方薬、小柴胡湯(しょうさいことう)などの方が効果がある。
漢方薬はどのようにのんでも安全という誤解があるかもしれないが、薬である以上、他の薬とののみ合わせにも注意が必要。漢方薬でも入手するときは「おくすり手帳」を持参して、医師や薬剤師に相談することが大切だという。
緒方先生は常にプロの視点に立って漢方薬の飲み方の啓蒙を行っておられます。
一般的な漢方の飲み方
Q.飲む時間帯は
A.基本食前・食間です。
食前とは食事30分前です。
食間とは食後2時間です。食事中ではないですよ‼︎
漢方薬の場合、時間はおおよそで考えて問題ありません。
食前や食間の空腹時は胃の中が酸性になっています。
ちょっとややこしい話になりますが、酸性下だと漢方薬の主な有効成分(配糖体)の吸収が速やかになり、一部の効果の激しい有効成分(アルカロイド)の吸収は穏やかになります。
つまり、生薬の吸収を良くして早く効かせる、そして一部の作用の激しい生薬を穏やかに効かせるために漢方薬は空腹時に服用することが推奨されています。
Q.漢方薬飲み忘れたら
A.食後に飲んでもかまいません。
大抵のお薬は食後服用ですから、食前、食間服用の漢方薬は飲み忘れてしまいがちですよね。漢方薬は空腹時が効果的と言われていますが、食後に飲んでも著しく効果が落ちる事はありません。
なので「食前の漢方薬を飲み忘れた!」と食後に気が付いたら、その時に服用しましょう。
実際、漢方薬で胃に負担を感じる方は医師の指示で食後に飲む事もあります。
Q.漢方薬はお茶で飲んでいいの?
A.たとえば濃いお茶やジュース、牛乳などは漢方薬の生薬成分と反応してしまう事があるので水か白湯で飲んで下さい。
特に葛根湯のような◯◯湯と言う名前の漢方薬は元々煎じ薬です。白湯に溶かして鼻で匂いを嗅ぎながら飲む事で本来の効果がより期待できると言われています。苦そうですけれど、本当に体が必要としている状態の時は苦く感じないという説もあります。興味のある方は試してみては?
Q.漢方薬に副作用はないの?
「漢方薬だから副作用は無いのよね?」とよくそういう見方があります。漢方薬にも副作用はあります。薬である限り副作用は避けられません。
体質に合わない漢方薬を飲むと胃がムカムカしてしまったり、アレルギーのような症状が出てしまうこともあるので、過信せずに体調がおかしいと思ったらかかりつけの医師、薬剤師に相談することが重要です。
北里大学漢方ドッグについて
漢方ドックでは、脈診、舌診、腹診などの漢方特有の診察方法から『未病』の状態かどうかを「虚実」「寒熱」「気血水」という漢方の概念を、ものさしとして総合的に診断します。
未病とは、まだ病気になっていないが、放っておくと病気になる可能性のある状態のことをいいます。
最近疲れやすい、よく頭が痛くなる、胃腸の調子が良くない、手足が冷えてしまうが、一般的な現代医学的検査で異常がなく、原因が分からない。そんな方にお勧めなのが、当治療センターの「漢方ドック」です。
未病の状態かどうかを診断することで、生活習慣の見直しや漢方治療・鍼灸治療により、病気の予防をめざします。
受診のご案内(平成28年4月から開始)
日時 月~金曜日 9:00~15:30(予約制)
所要時間 約60分(結果報告含む)
場所 北里大学東洋医学総合研究所 漢方鍼灸治療センター
費用 4,320円(税込み)
結果報告 受診日当日に結果をわかりやすくご説明します。(15時30分以降に受付をされた場合は翌日以降に結果報告となる場合がありますのでご了承ください。)
事前に下記予約センターへ連絡し、ご予約をお取りください。
電話番号:03-5791-6169 電話受付時間:(月~金)8:30~17:00、(土)8:30~12:30
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