失業したらかなり役立つ雇用保険の知識とは
ある国内食品メーカー営業の
Aさん(27歳)はなんとなく仕事に覇気を
感じず、勢いで会社を退職してしまいました。
やめる前にはなんとなく、総務ではないので
失業に対して知識はほとんどありませんでした。
当分は働かずに自分探し?でもしようと
あまい考えでいました。
退職後にハローワークにいき失業給付の手続き
をしましたが、「あなたは自己都合で会社を辞められました」
ので最初の失業手当の支給は4か月後になります。
といわれ、ひどく落ち込んでしまいました。
自己都合退職には退職後すぐに申請しても
3か月の給付制限が課せられる仕組みです。
かといって、バイトをすると失業保険が
受け取れなくなるので、カードローンで
借金し、ひたすら失業保険の支給日を
待ちました。
しかし肝心の給付が始まったころには
毎日ネットサーフィン・オンラインゲーム
三昧で、午後近くに起床するという引きこもり
生活に、たまにハローワークに出向いても
まったく危機感無く「職業検索」はするものの
形だけの作業、まったくやる気がなくなってしまいました。
面接に行っても受かるはずもなく、「そろそろ失業保険
が切れそうなのにどうしよう」と気持ちばかり
あせってAさんは深みにはまっていくのでした。
これは笑い話ではありません。
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「とりあえず若ければ仕事に困らない」
という過信はよくありません。
アベノミクスで景気は少し良くなったとはいえ
まだまだ厳しい時代が続いています。
ちょっとした初期のつまずきが、原因で
失業期間が、長期化することになります。
なんとなく退職に多いパターンが
失業保険(雇用保険の失業給付)の知識ゼロ
で動いた失敗パターンです。
自己都合退職が3か月の給付制限があるも知らないで
退職してしまうと、たちまち生活に困窮してしまいます。
また給付制限期間の3か月間は何もしないで
怠惰に暮らすと生活のペースがくるってしまう。
今度は社会復帰が難しくなってしまうという
ケースもよくマスコミをにぎわせています。
もしAさんに雇用保険の知識があればどうだったでしょうか。
当然最低でも3か月程度のたくわえをつくってから
退職したでしょうし。それが無理であれば
給付制限期間中に上手にバイトをして
乗り切ることができたはずです。
さらにいうと、受給スタート後も生活のペースを
乱さないために、うまくバイトを組み合わせることを
出来たかもしれません。
バイトをすると1円も失業保険をもらえなくなる
という話しはマチガイ。
現行の雇用保険制度には抜け道がたくさんあります。
やり方次第では、バイトしながら給付金を
満額受け取る方法があります。
知っている人と知らない人では、給付総額
では50万円近くもの差が出ることがあります。
バイトをしながら給付金を受け取る方法
は次の記事でお知らせします。
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