ウスビ・サコの経歴は京都精華大学学長になった理由?空間人類学が専門

ウェークアップ!ぷらす

2019年5月4日(土)  8時00分~9時25分 日本テレビ系列で放送
ウスビ・サコさんが出演します。
現在京都精華大学学長の職にあります。

 

ウスビ・サコの経歴
1966年にマリ共和国で生まれ、中国・北京言語大学、南京東南大学を経て来日。2001年より京都精華大学人文学部教員。2018年4月より学長に就任。任期は4年。バンバラ語、英語、フランス語、中国語、関西弁を操るマルチリンガル。

 

1991年に来日、京都大学大学院工学研究科の修士課程を経て京都大学大学院建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。

1999年までの8年間日本語を勉強した。2001年に京都精華大学人文学部講師に就任。2002年に日本国籍取得。

2013年同学部教授、学部長に就任。専攻は空間人類学で住宅計画・住まい・住み方の研究。住宅デザインと生活様式の関連を様々な国で調査、行動観察により良い人間関係やコミュニティを築く環境を研究する。

2013年より人文学部長も兼任。2018年に同大学長となることが決定。2018年4月1日、京都精華大学学長に就任。

日本人の妻と2人の息子と共に京都在住。フランス語、英語、中国語、長年の京都在住で関西弁も流暢である

『空間人類学』をテーマに、学生とともに京都・祇園で各家庭の打ち水の範囲と近隣との友好度の関係を調査したり、マリの共同住居のライフスタイルを探るなど、国や地域によって異なる環境やコミュニティと空間のリアルな関係を研究。

暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。

京都精華大学 新学長にウスビ・サコが就任決定

2017 年 9 月 26 日

学校法人京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:竹宮惠子)は、2017年9月23日(土)の理事会において、人文学部教授のウスビ・サコ(51歳)を次期学長として決定いたしました。

就任予定日は2018年4月1日で、任期は2018年4月1日から2022年3月31日まで。サコはマリ共和国出身。京都大学大学院工学研究科建築学専攻を経て、2001年に本学人文学部教員に着任。同学部において学科長、学部長を務めました。

 

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ウスビ・サコが学長になった理由

 

■順番に着実に大学内で活動した。

サコ教授は所属学部の将来を検討するため、同僚を集って特別委員会をつくった。そして、同委員会のメンバーと共に教務委員会の委員にもなり、学部運営に影響力を持つメンバーをカリキュラム委員会に配置することができるようにもなった。

同じメンバーで力を合わせて将来構想を練り、日本のニーズに最も適した学習コースを設計する作業も始めた。学部長に任命される頃には、サコ教授はより上の地位に就く態勢を整えていた。そして実際、学校全体を運営する機会が訪れた時には、サコ教授はその責務を負うだけの力量を備えていた。

■10人の推薦人も確保

京都精華大学学長候補者になるには、教職員または大学職員の推薦が最低10人分必要。推薦の前には、任意ではあるが討論会が開かれることになっていたのです。

教職員全員の前で、もちろん日本語でやらないといけない。

推薦されると、今度は全学生の前で2度目の討論会が開かれた。

テーマには、大学の将来に関するビジョンや、自分のアイデアをどのように実行に移すか、といったものが含まれていた。ほかの2人の候補者はどちらも日本人で、同大学での勤務年数も長かった。

そして最終的に、サコ教授は勝利を収めることになる。しかも歴史的な波及効果をもたらす勝利だった。

空間人類学からみた日本の住環境の問題は

ウスビ・サコさんの見解

やはりコミュニケーションの縮小化がきになる。寝室や風呂場などプライベートな空間は大切です。しかし戦後以降『いかに個人のプライバシーを守るか』と重要視しすぎて何もかもを壁で仕切ってしまった結果、個人が孤立してしまったんですね」

いまは家の中ですらプライバシーにとらわれています。子どもは部屋から出てこないし、SNSなどで家族より遠い場所の人とのコミュニケーションを優先させてしまっていますし。日本人は家の中でも外でも、もっと曖昧な領域をつくった方が心豊かに生きられるとウスビ・サコさんは考えています。

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