酒井俊造さんはもとは岐阜県多治見市でタイル会社を経営していました。
30代で立ち上げた自営業を30年以上続けてこられました。
酒井俊造さん(71歳)と妻の二三恵さん(69歳)ご夫婦が主人公です。
お二人は子育てをしながら自営業の忙しい日々を過ごしました。そんなお二人の束の間の楽しみは、趣味であるモノ作りでした。
ゆったりとした服が欲かった二三恵さんは、洋服作りに挑戦。俊造さんも工場の端材を使って、木工を趣味として始め、夫婦二人でクラフト展にも参加するのが恒例行事に!
酒井さんご夫婦は、60代半ばになると岐阜県多治見市の会社と自宅を手放し、新たな暮らしをしたいと考え始めます。“これからは、自然に囲まれ好きなことをしよう”と長野県飯田市の高原で売りの出ていた中古住宅を購入しました。
南アルプスの眺望が決め手
愛知や静岡も探したのですが、飯田市に来たときに南アルプスが輝いて見え、紹介された家のそばの小川の水がきれいで感動したんです。また、とても自然が豊かなのに市街地から近く、買い物や病院にも困らない環境が気に入りました。
幸い岐阜県と長野県はお隣同士です。大きな違和感はなかったと思われます。
飯田市に移住して気に入った点
どこへ行っても言葉や人が優しいんです。移住してから嫌だな、と思う人に会ったことがありません。県外の友達も遊びに来ると癒される、といって招待が順番待ちになるほど人気があります。
水や空気がよく、売られている野菜や果物も新鮮でおいしい。移住前よりも糖尿病の数値が良くなったのには驚きました。信州の野菜は新鮮です。
酒井俊造さんは廃材でクラフト
廃材を使ったガーデングッズや木工製品を手作りされています。
奥さん酒井二三恵さんは麻や綿などの自然素材を使った洋服づくりをしています。
二人で各地のクラフトフェアに出店するのも楽しみで、あちこちに知りあいができたといういことです。
ご近所でもよくお茶会を催し、これも楽しみの一つに!夜中まで話がつきないほど楽しい時間を過ごしています。ありのままの姿で生活ができる。苦労したことは思い浮かばない理想の生活です。
お二人の作品の出店は
一年を通して、様々なクラフト展に参加している酒井さんご夫婦。
クラフト展で出店する、二三恵さんのお店が「white closet」。
俊造さんのお店が「WOOD63」です。
お二人が作った洋服や、木工作品などが並びます。
次回は、「伊豆高原クラフトの森フェスティバル」に参加予定です。
出店予定
「伊豆高原クラフトの森フェスティバル」
2017年9月29日(金)~10月1日(日)
会場:伊東市伊豆高原 大室山山麓さくらの里
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酒井俊造さんが経営していた会社
有限会社サカイ工芸
■住所: 多治見市笠原町上原1647−552
■TEL: 0572-43-5774
こんな特許も取得しています。
飯田市のビューポイント
- 下栗の里
場所:〒399-1403 長野県飯田市上村下栗
眼前に雄大な南アルプスを眺め、朝日が足元からのぼるような集落。そこが「日本のチロル」と呼ばれる下栗の里です。「にほんの里100選」にも選ばれました。
2.しらびそ高原
住所:〒395-0000 長野県飯田市上村しらびそ高原
3000m級の山々が連なる南アルプスを間近に望む絶景スポット。ダイナミックな自然の造形美にしばし息をのみます。夏は避暑、秋は紅葉が美しい観光名所です。
天空の楽園の口コミ
- 友達同士
すごくキレイでした。
星の解説もしてくれるので、とてもわかりやすかったです。
夜のロープウェイもよかったです。
- 行った時期:2017年8月20日
- 人数:2人
- 投稿日:2017年8月22日
3.名勝天竜峡
〒399-2431 長野県飯田市川路
天竜奥三河国定公園、国の名勝指定地であり、書家の日下部鳴鶴が垂竿磯、姑射橋など天竜十勝を定めた。天竜川沿いに遊歩道があり、ゆったり散策を楽しめる。遊歩道は1周約1時間。
【まとめ後記】
酒井俊造さんが経営者であった時は、生活が慌ただしく、従業員も抱えており、常に神経を張っていました。
自分ひとりの生活ではなく、経営者たるのも常に従業員の生活を優先に考えなくてはいけません。
眠れない日もありました。でも、そんな苦労が今の肥やしになっていると感じています。今は、こんな暮らしをしてみたいと思い描いていたことが実現できています。夢は思い続けていると叶うんですね。
酒井さんの今の生活は自分たちのために時間を使えるとても贅沢な時間ではないでしょうか?
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