スイセンの食中毒が話題になっています。
【2019年4月4日追記】
秋田市保健所は3日、秋田市内の60代女性がスイセンを食べ食中毒になったと発表した。女性は吐くなどの症状があったが、回復に向かっているという。同保健所は同日、ニラとスイセンを間違えて出荷した市内の生産者に回収命令を出した。
同保健所によると、女性は3月下旬、市内のグランマート手形店でニラ苗と表示されていた植物を購入し、今月2日に調理して食べた。食後間もなく吐くなどの症状が出た。
回収の該当商品は3月16日以降にニラ苗と表示されて陳列された商品で、同市内の生産者がニラと間違え出荷。秋田市内のグランマート手形店▽泉店▽外旭川店の3店で販売されたという。
長野市の高等専修学校で、調理実習の料理を食べた教員や生徒、合わせて14人が、おう吐などの症状を訴え、病院に運ばれました。保健所ではニラと誤って、有毒なスイセンを食べた食中毒の可能性もあると見て、調べています。
長野市保健所によりますと、16日午後2時前、長野市豊野町にある豊野高等専修学校から、「調理実習の料理を食べた教師や生徒が、おう吐や吐き気などの症状を訴えている」と連絡がありました。
消防によりますと、教員3人と生徒11人の合わせて14人が病院に運ばれ、手当てを受けていますが、いずれも命に別状はないということです。
調理実習ではニラの入ったスープなどを作ったということで、保健所では、担当の教員が「自分で採ってきた植物を使ったが、ニラとスイセンを誤ったかもしれない」と話していることなどから、有毒なスイセンを食べた食中毒の可能性もあると見て、詳しく調べています。
長野県によりますと、県内では、この時期、家庭菜園や山菜採りで誤って有毒な植物を食べ、体調不良を訴えるケースが後を絶たず、昨年度は3件の食中毒が発生し、17人が症状を訴えていて、県では食用かどうか判断がつかない植物は、絶対に食べないよう注意を呼びかけています。
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怖い食中毒避けるスイセンとニラの見分け方
- ニラの葉には特有の臭いがあり、スイセンの葉には臭いはありません。
ニラを採る時は、必ず臭いを確認しましょう。
- ニラの中にスイセンが混ざって生えていることがあります。
他より際立って大きいものは採るのは止めましょう。
スイセンはニラに比べ、葉の幅が広い、草丈が高い、
葉が厚いなど特徴があります。
家庭ではニラとスイセンは離して植えましょう。
- 葉の裏の筋が目立つのがスイセンでニラの葉は扁平です。
また個人の栽培で混じった場合はなかなか防げないです。
がプロで有るはずの農産物直売所でスイセンとニラが
混じって販売してしまった場合は特定が困難です。
消費者は基本的によほど疑い深い人以外お店で
買ったものは信用しているから。
現に2015年5月9日には福島県南会津町の
農産物直売所で販売した「南会津産ニラ」が
実は有毒のスイセンだったというもの。
これを購入し食べた50代の夫婦に嘔吐の症状がみられました。
スイセンの食中毒と判明。
問題の”ニラ”は80台女性が自宅の畑で育てたもので
近くにはスイセンが植わっていました。
そのスイセンが混ざって出荷されたと推察されました。
「ニラ」は9月頃白い小さな花をつけます。
「スイセン」は1~2月ころに花を咲かせます。
花は似ても似つかないです、根は全くにていません。
スイセンは球根でニラはヒゲ根です。
しかし根っこ付きで見比べる機会はまずありません。
スイセンの根 球根
にらの根 ヒゲ根
切り口 太いほうがスイセン
スイセンの毒とは
有毒植物で毒成分は「アルカロイド」
全草有毒で鱗茎(球根)に特に毒成分が強いです!
水仙は10gで命にかかわり、大変危険です。
葉の部分ですので、お子様も触らないように注意してください。
スイセンの中毒症状
誤食した場合の中毒症状は、30分以内に嘔吐、
下痢、発汗、頭痛、昏睡などの症状が出ます。
運が悪ければ、死に至ることもあります。
致死量は10グラムとおかずの量なので非常に危険性が高いのです。
もし上記の症状が出れば、迷わず救急車で病院に直行するのが正解です。
まとめ
スイセンの葉っぱとニラを見分けるのは結構むずかしいです。
「ニラ」に比べて「スイセン」の葉っぱ広くて草丈も高い。
株元の茎が太いのが特長と説明がされます。
スーパーで販売される「ニラ」は茎がカットされています。
ので葉の大きさだけで見分けるのは困難。
ニラは匂いが強く、スイセンは臭わないという見分け方。
しかし、ニラのなかにスイセンが混じっていたと言う状況では、
これも識別不能です。
ということは、出荷する人しっかりしてくださいな!!
ほな、さいなら♪
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