8月10日白熱ラ
毎日富士山に登山する人
佐々木茂良さん(76歳)
神奈川県秦野市に住み富士山までは車で2時間
朝4時半から5時ころ出発するそうです。
ほぼ開山期間中は天候の荒れた日以外は毎日登山
佐々木茂良さんが毎日行う事
コンビニで毎日6部~9部の新聞を自費で買うそうです。
その新聞をのぼりながら診療所や山小屋に立ちよりながら新聞を配達するのが日課になっています。
≪毎日のぼるようになった理由≫
自分自身の心と身体を強くしたいのがきっかけだったそうです。
「小心者で根気もない自分が嫌で”定年を機にいきなおしたい”」
と一番嫌いな山登りを始めたようです。
少しずつ少しずつ自分が強くなっていくのがわかるようです。
天気の良い日は毎日のぼると心に決めたそうです。
100回登った時、家に帰って100回富士山に登ったといったら奥さんの返事は「ふーん」だったそう
この日登った一番距離の短い富士宮ルートを一般の人が登れば、5時間30分、佐々木さんが2時間30分半分以下でのぼるのです。
これが強くなった証拠です。
佐々木茂良のプロフィール
佐々木茂良( ササキ・シゲヨシ)
1940(昭和15)年岩手県生まれ。
最終学歴:弘前大学卒業、立正大学大学院修士課程修了。
青森県、神奈川県で中学校教諭、養護学校校 長を務める。定年後の2004年に初めて富士山に登って以来、毎日山頂を目指す生活に。通算登頂回数は1370回、現在も更新中。『まいにち富士山』が初の 著作。
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≪新潮社編集者の感想≫
出版時のデータです
毎日富士山に登っているなんて、いったいどんな山男なのか――。
編集担当のかすかな緊張をよそに、打ち合わせの当日来社された佐々木茂良さんは、柔和な顔立ちの「名人」でした。言われなければ、富士山を人の2倍の速さで登って下りてこられる人とは分かりません。ただし服装は上下ともに登山仕様でした。
佐々木さんは64歳のある日、友人に誘われて初登頂。それからの7年間で通算800回を重ねてきました。なぜそんなことができるのでしょうか。それは佐々木さんが超人的な体力の持ち主だからでなく、周到な準備を欠かさないからということに尽きます。
例えば、道中で何を飲むか。道中、喉を潤すひとときはリズム調整のアクセントや疲労回復のきっかけになります。さらに1回の登頂で必要な量は1.5リッ トルにもなります。そこで大好きな牛乳やジュース、コーヒーを水筒に入れて持っていき「研究」を重ねた結果、麦茶に落ち着いたそうです。いくら栄養価が高 くても、喉ごしが悪いのは困るのだとか。
装備についてもうひとつ言えば、佐々木さんの一歩一歩を支えてきたのが金剛杖です。140センチほどの木製の杖で、登山が趣味の方ならよくご存知のも の。本書『まいにち富士山』の編集にあたり、お持ちのものを見せて頂いたところ、先端が徐々に削れて30センチも短くなっていたのには「通算800回」の 片鱗を見るような思いがしました。
現在は杖をチタン製のトレッキングポールに持ち代え、両方の手に1本ずつ持つ「二刀流」を採用しています。これが日帰り で富士山に行って帰ってこられる理由のひとつとか。
佐々木茂良の著書
『毎日富士山』
富士山「山頂」は5つある
青い空に聳えるあのてっぺんへ――と胸膨らませて富士登山ガイドを広げると、戸惑うかもしれません。富士山には4つの登山道があり、それぞれに「頂上」 があるからです。そこへ到達すれば山頂を極めたことになり、登頂証が発行されてもいるのですが、日本最高峰の「剣ヶ峰」はさらに上。ここに二等三角点が設 置されており、疲労困憊の末にたどり着いた「頂上」から、20~40分は歩かなければなりません。どうしたら一番上の山頂に自分の足で立てるのか。『まい にち富士山』(佐々木茂良著)にはそのコツが満載です。
まいにち富士山(新潮新書)【電子書籍】[ 佐々木茂良 ] |
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