『ガイヤの夜明け』中村製作所の社歴や製品山添卓也社長の経歴は

ガイアの夜明け【あの人気鍋「バーミキュラ」次はフライパン開発!】

2019年12月17日(火)  22時00分~22時54分

四日市市の中村製作所が取り上げられます。

地元の窯元と組んで作り上げた、長時間の余熱調理が可能になる高性能の土鍋。それをさらに多くの人に使ってもらえるよう、IH対応にしようと奮闘中の老舗です。

 

 

 

中村製作所の社歴

四日市市広永町の中村製作所は、大正3年に曽祖父の故中村勇さんが、漁網編機メーカーとして同市四ッ谷新町(現元新町)で創業した。当時の四日市市は漁業が盛んで、漁網編み機のメーカがたくさんあった。

現在も四日市には世界トップレベルの編み機メーカがある。山添社長によると「稲葉三右衛門さんという人が、私財をなげうって港を整備して漁業が盛んになり、四日市が発展したと小学校では必ず習う」らしい。

同社も漁網編み機メーカとして創業した。戦禍で焼失した工場を再建した祖父の故勇夫さんから、父の故山添勝美さんを経て、平成13年に4代目社長に就任。今年、創業103年目を迎えた老舗機魚府。

時代の流れとともに多くの企業が漁網編み機の製造から業態を変えていった。同社もその一つである。中村製作所は漁網編み機以外にアパート経営も手がけていたが、第2次世界大戦で焼夷弾による四日市の空襲にあい工場の大半が焼けてしまった。不幸は重なるもので賃貸アパートもほぼ すべて焼 失してしまった。

その後四日市のコンビナートが盛況だったこともあり、三菱化工機の機械部品加工を手がけた。ところが、オイルショックが起こり、仕事がなくなってしまった。

「たまたま祖母の弟が泉鋳造という鋳物工場を経営していた伝手(つて)で大手の工作機械メーカを紹介していただきました」(同)。 そこから2008年のリーマンショックまではその工作機械メーカの部品加工の仕事を中心に業務をこなしていた。

「空気以外何でも削ります」が同社のキャッチフレーズ。創意と工夫によって、不可能とされてきた加工に挑戦し、新たな可能性を見いだすものづくり精神の下、現在は航空機、ロケット、船舶、自動車産業用モーターなど、あらゆる物を作り出す工作・産業機械の部品加工を手掛け、業績を伸ばしている。

 

父亡き後、24歳で社長に就任したが、ベテラン職人の退社が続出し、いきなり難局に立たされた。熟慮の末、若さという弱点を逆手にとり、未経験の若者を採用して自身も一緒に育っていこうと決めた。「めざそう!全員技能士」を掲げ、工場で旋盤や平面研削盤、複合機などの技能研修をして、年2回の技能検定を受検してもらうようになった。

ベテラン職人の技を見て覚える時代から、丁寧な指導での技術取得へと転換した。資格手当てが増えることで、従業員らの意欲が向上した。現在、60人の従業員が「社長が、1人1人の意見や要望に耳を傾けてくれる」「定年まで勤めたい」と声をそろえる。

妻と9歳の長女、6歳の長男の4人家族。子どもたちは、それぞれ好きなバレエやサッカーなどに打ち込み、元気に成長している。「仕事を忘れて、心からくつろげる家庭をつくってくれる妻に感謝です」と話す。

リーマン・ショック以降、それまでの1社取引を見直して複数の企業との取引に移行し、自社ブランド製品の開発にも力を注いでいる。著名デザイナーとのコラボで、精密加工の強みを生かしたアルミのワイングラスやチタンの印鑑は「グッドデザインアワード」や「三重グッドデザイン」を受賞し、注目を集めている。

陶磁器メーカーと開発中の「無水鍋」や、「中部から宇宙へ」をテーマに、異業種企業14社が技術連携をする壮大な宇宙産業プロジェクトにも取り組んでいる。「さまざまな業界と連携し、互いに学び合い、切磋琢磨(せっさたくま)しながら創造する『ものづくり』が目標です」と展望を語った。

中村製作所の製品

BEST POT
無水調理も出来るベストポット

2018/1/22よりクラウドファンディングMakuakeにてテスト販売を開始。
正式販売は2018年4月より百貨店、専門店、自社HPにスタートいたします。

四日市の伝統工芸品である萬古焼と航空宇宙防衛関連の部品で難削材加工に取り組んでいる中村製作所技術を駆使して鍋本体も蓋もどちらも切削加工し隙間のない構造に仕上げることによって無水調理が出来る鍋となっている。

また形状も他にない初の羽釜形状になっているので2重構造内部に温かい空気がたまり内釜全体をまんべなく温める事が出来、内部の釜の内側に阿蘇山の火山灰を全国で唯一鍋の釉薬に調合しているので遠赤外線放射率が高い萬古焼きの特長を更に高く安定して出すことが出来るので煮込み料理や蒸し料理もより美味しく調理が出来る。

蓋にも水滴が美しく戻るためにフィボナッチ数列を取り入れ突起が施されているのは他にない形状となっている。
最高の鍋(BEST POT)をが斬新的

裏側に配置さメイドインジャパンの全てを集約し、さまざまなシーンを想定したカラーバリエーションで『見て楽しい、使って嬉しい、食べて満足』というデザインと機能性をとことん追求した今までにない新しい無水調理鍋です。メイドインジャパンの全てを集約し、さまざまなシーンを想定したカラーバリエーションで『見て楽しい、使って嬉しい、食べて満足』というデザインと機能性をとことん追求した今までにない新しい無水調理鍋です。れた突起物や、中央部分を隆起させる事で、素材の旨味を含んだ蒸気を循環させて水滴に変え、無水調理ができます。また、鍋本体と異素材の鉄鋳物を使用する事で独特の風合いを演出し、その重みでより気密性を高めている。

 

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遠赤外線放射率

阿蘇山の火山灰を釉薬として鍋内部に使用しています。火山灰を釉薬に使用する事で鉄分を多く含み、遠赤外線放射率が安定して高くなります。

高気密性

『リアル下町ロケット』として、航空宇宙産業の部品加工にも携わる高精度技術の現合加工によって素材の旨味を逃しません。

羽釜形状

他にはない特殊な羽釜形状と二重構造によって鍋の中でまんべんなく熱が対流し、じんわり、コトコト、ふっくら、恵まれた環境で素材本来の旨味を引き出します。

水滴が旨味の秘訣

裏側に配置された突起物や、中央部分を隆起させる事で、素材の旨味を含んだ蒸気を循環させて水滴に変え、無水調理ができます。また、鍋本体と異素材の鉄鋳物を使用する事で独特の風合いを演出し、その重みでより気密性を高めます。

美しい羽釜形状

他にはない特殊な羽釜形状と二重構造によって鍋の中でまんべんなく熱が対流し、じんわり、コトコト、ふっくら、恵まれた環境で素材本来の旨味を引き出します。

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山添卓也社長の経歴

2000年3月大阪産業大学工学部卒、2000年中村製作所入社。2001年12月社長。趣味はサッカー、子供のころからサッカーに夢中になり、名古屋グランパスユースのセレクションを受け、最終選考まで残ったサッカー少年。

がしかし、入団はかなわなかった。三重県出身、42歳

四日市市笹川で3人きょうだいの長男として生まれ、3歳の時に下さざらい町に移り住んだ。小4からサッカーを始め、中3で名古屋グランパスのユースチーム入団に挑んだが、最終選考で振り落とされた。

高校で県大会3位の成績を残したが、プロへの夢は断念した。遠征試合のたびに送り迎えをし、スタンドから声援を送ってくれた両親に、「家業を継ぎたい」と話した。

父の勧めで大阪産業大工学部に進学し、情報システム工学科でプログラミングやシステム構築の技術を学び、柔軟な発想力を養った。卒業後、大手工作機械メーカーで研修を始めた矢先に、父が末期がんと診断された。

2年間の予定を切り上げて実家に戻り、入退院を繰り返す父に仕事を教わり始めた。亡くなる少し前、「進学せずに、もっと早く手伝えていたら」と言うと、父は「会社を継いでくれることがうれしい」と笑顔を見せてくれた。

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