セブンルール【子育てと仕事を両立…100食限定極上ステーキ丼専門店のオーナー】中村朱美
飲食業や不動産事業をおこなう株式会社minitts。
2012年9月、中村朱美さんが設立した会社である。
京都で1日100食限定のお店「佰食屋(ひゃくしょくや)」をはじめとする飲食店3店舗の経営を手掛ける中村朱美さん。なんときっかけは旦那さんが作ってくれたステーキ丼だった!
そのステーキ丼があまりにおいしかったからというのだが、だれでも作ってもらったご飯はおいしいのだ。と言えば旦那さんに失礼か?
やはり飲食を経営しようという人は自分が気に入った料理で勝負すべきと私は考えている。
中村朱美さんにとってはそれは肉(牛肉)だったわけです。
肉にこだわったわけですな。
佰食屋は一日100食限定、売切れご免。
午前中に整理券を配り、午後の早い時間帯に売り切れる。
中村朱美はどんな人?
中村朱美さんは、長男と2人でリハビリ入院していた。朱美さんの今の状況も、一般企業であれば、働き続ける許可が得られない可能性もある。
彼女は子供さんの障害のことでも苦労をしている。だからこその企業運営にそういう従業員の苦労も生かしているのだ。
単にブラックとかホワイトとかの問題ではなく。
もっと血のかよった経営というか。
自身が配偶者と子ども2人とともに暮らしながら、さまざまなものと格闘しながら働いているからこそ、従業員にも、家族とのかけがえのない時間を確保してほしい、という思いもあるかもしれない。
朱美さんの思いは「多くの人に美味しいものを届けたい」。というポリシーをもっていて、だからと言って普通の人が手の出ない価格で料理を提供しても意味がないと考えているのです。
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中村朱美のプロフィール
1984年京都府生まれ
2007年3月
京都教育大学教育学部卒業
2007年4月
学校法人大和学園入社
2012年7月
末学校法人大和学園退職
大和学園では広報の仕事に従事
教育大学出であるが教員として教壇に立った経験はない。
・平成27年 度
京 都 市 真 の「ワーク・ライフ・バランス」推 進 企 業 の 特 別 賞
・第4回京都女性起業家賞の京都府知事賞(最優秀賞)
・第3回LED関西ファイナリスト過去最多賞受賞
・第4回 京信・地 域の 起 業 家 大 賞 最 優 秀 賞
・第6回DBJ女性新ビジネスプランコンテストファイナリスト
3歳 長 女・1歳長男の2児の母。
1歳長男は脳性麻痺で
2017年6月に5週間の
親子入院を夫と共に経験。
現在も自宅で1日3回のリハビリを続けています。
まだまだ目が離せない段階。
会社のポリシー働きやすさ
佰食屋は、他の職場の面接では、どこを受けても受からなかったような人も受けに来る。年齢は不制限。シングルマザー、障害がある方、介護に携わっている方など、40代以上の転職も多い。
フレンチレストランで20年以上働いていた人や、百貨店で長年働いていた人も、今では佰食屋で働いている。
「子どもの運動会なんて行ったことがない」という人や「家族と一度も夕食を食べたことがない」「子どもを夜、風呂に入れたこともない」という人たちが、佰食屋で働き、午後の早い時間に百食を売り切り、夕方、帰宅していく。
きちっとした労働時間が守られるため子供の行事などにも参加しやすい。
これが働きやすさなので。飲食では通常バイトなどが急に欠勤したら社員がカバーしなければいけない。
従って社員は法定労働時間など有って無いと考えたほうがいい。
佰食屋のある従業員の話『あなた本当に仕事しているの?』ってお話なんだけど。
ある男性は、残業が当たり前の飲食業界から転職した。
佰食屋で働き始めて間もない頃、夕方の帰宅時間が早いため、彼の妻が「あなた、本当に働いてるの?」と聞いたそうだ。それくらい、飲食業界では「帰るのが遅いのが当たり前」。だから正社員では人気がない。
一時期チェーン店の牛丼屋さんが人手不足のため相次いで閉店したというニュースもあった。
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朱美さんは、そんな人たちが、家族と過ごせる時間をぜひ持って欲しい、と語る。それが企業運営のモチベーションになっているのでしょう。
また店舗は京都以外には出店しない方針。
なぜかといえば遠い場所に店舗を作れば従業員が転勤しないと運営できなくなるから。この辺の考えも筋が通っている。
ただもうかればいいという考えではないのだ。
中村朱美のセブンルール
- 食材は最後まで使い切る
- 昼食はジュース1本
- 夕食は絶対家族全員で
- 髪型は変えない
- やる気にあふれている人は雇わない
- 毎晩30分本を読む(好きな作家は東野圭吾)
- 100食限定