東証の時価総額が、一時バブル期を
上回った。との報道です。
株式投資において初心者がよくやりがちな
失敗を6個まとめました。
これさえ守れば大儲けはできないでしょうが
損失は最小限に抑えられます。
1.信用取引はしない
信用取引とは、実際手持ちの
資金の何倍かの取引ができる取引です。
委託保証金を証券会社に預け
信用取引の口座をつくれば
取引可能ですが、げったい行わないで
ください。借金で株を買うことと
おなじです。
儲かればいいですが、下がれば
大損です。レバレッジがかかっているので、
現物で株を購入するより、損をする
可能性が高いです。
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現物取引の場合は、塩づけと言って
ずっと下がった株を持続して
我慢できます。
しかし信用取引は、期限が決まっているため
6か月したら、反対売買して損失を
清算しないといけない決まりです。
その時に多大な損失が一気にでる
可能性があります。
2 目一杯の勝負は避ける
初心者がよくやるのが手持ちの資金を目一杯
つぎこんでしまうことでしょう。
確かに上がれば儲けは大きいでしょうが
下がれば損失も大きくなります。
下がって現物の取引だと、塩づけで
売らずに永遠株価が買値まで戻るのを
待つという作戦もありますが、
現実的ではありません。
もちろん売らない限り、含み損
ということですが。
基本的に株は余裕資金がないと勝てないし、
生活資金を株に投じているなど論外です。
もし仮に買値から下がった場合、
余裕資金があれば買い増しし
て取得単価を下げることができるし、
上がった場合でも買い増しすれば
儲けは大きくなります。
また、あたなたの買った株だけ下がって日経平均や
他の株が上がっていることもよくあることでしょう。
その時あなたは市場を見てるだけで損失は
膨らんでいくばかりとなってしまいます。
欲の張った初心者が常に目一杯資金を
賭けて退場するのは世の常です。
欲張らないことがうまく損を抑えるコツです。
3 低位株で一発逆転を狙わない
低位株とは基本的には株価が100円以下の株です。
元手の少ない個人投資家は購入できそうで
かつ上がれば儲けの大きな低位株に
魅力を持つのは当然かもしれません。
かつて100円以下の低位株が
何倍もの株価をつけ、大儲けした人もいるでしょう。
ただし、あなたの買った低位株がそうなる確率が低いでしょう。
株価が低いということはその企業の
財政状況が悪いなどの理由が必ずあるはずです。
運が悪ければ倒産して株に投じた資金がゼロ
となってしまうこともあるので注意が必要です。
倒産リスクには常に注意が必要です。
基本的な話しですが、株価が低いということは
業績が悪いということです。
低位株の中でも優良低位株と
そうでないものがあります。
もし低位株を買うときは以下の
ことに気をつけて買いましょう
イ 無配な企業
すべての無配企業が危ないというわけではないが
、かつて配当があったが無配になった企業で、
なかなか復配できない場合は本当に
経営が苦しい企業と言えるでしょう。
ロ 1株あたりの連結純資産額が50円以下
これはつまり会社の解散価値が額面を下回る状況である
。解散価値すらないので上場する価値ゼロ。
他に銘柄はたくさんあるのでわざわざリスクを
犯してこのような銘柄を買うのはおススメできません。
ハ 連結剰余金マイナス
これは「連結株主資本から資本金と資本準備金を引いた状態で利益の
蓄積がない会社」という意味です。これも他の銘柄はたくさんあるので、買う前に連結剰余金を確認してみましょう。
4場中に株価ウォッチングをしない
場中(株の取引が行われている時間帯)では、
会社勤めの方は特にやめておいたほうがいいです。
初心者の方は株を買ったらその株価が気になって
会社のパソコンで何分かおきに株価チェックを
していたりしていないでしょうか?
株価は常に変動しており、一日の中でも高い時と
安い時が繰り返されることがよくあります。
株価が上がっている場面を確認し一安心し、
株価が下がっている場面を確認し不安になるのは
精神的動揺をきたしやすく、
本来の仕事もおろそかになるでしょう。
そして株価チェックを何回もしたからといって
株で儲けることはできません。
むしろ何回も株価チェックをすることで余計な
ことを考えてしまい、予定外の売買で損をしてしまうことが
多いのではないでしょうか。
また、会社のパソコンで株価をチェックする人ですが、
ほとんどの企業では通信ログを取っている
はずなのでばれています。
トイレでチェックなら会社にばれないだろうという人
も他人から見るとバレバレですのでやめましょう。
会社を辞めることがあれば株で損するよりも大きな損失です。
(それでもいいなら別でしょうが)
会社勤めの方は昼休みに株価チェックするだけで十分です。
5 必ずロスカットをすること
株式投資で最重要な事
ロスカットできない人は株式投資で
儲けることはできません。
プロ野球のチームが全試合勝ちに行くこと。
ピッチャーが全試合で勝ち投手になる。
こんなことは不可能ですよね。
あそこでピッチャーを替えておけば
試合はわからなかったのに
って試合がありますよね。
ロスカットとはそういう、ピッチャーの交代
とよく似ています。
株式投資では思惑と反対の方向へ株価が動くことが多いです。
そのような場合に対処方法を誤ると
大きな損失となることが多々あります。
確かに損切りをして損を確定させるのは
精神的にも資金的にも辛い。辛すぎることです。
「もしも損切りした後に株価が上昇したら・・・・」
と思うと損切りできないときもあるでしょう。
しかし、そこは心を鬼にして損切りする勇気を持ちましょう。
もし損切りできないとその株は塩漬けとなり、
運が良ければ数カ月、運が悪ければ何年も
塩漬けしたままとなります。売るに売れないしまさに死に金です。
早く損切りできていればそのお金をもっと儲かる
銘柄に投資して儲けることができたかもしれません。
損切りするコツとしては、「1 目一杯の勝負は避ける」
と通じるものがあるしますが、
1万株買う予定であればまずは1000株から買ってみることです。
そして自分で損切りラインを作って死守してください。
そこで思惑と逆方向に行ったら損切りし、
思惑通りであれば買い増ししましょう。
これならいきなり1万株損切りするよりは
資金的にも精神的にも良くなります。
損切りラインは自分と自分との約束です。
これを守らないとズルズルと損失を
拡大していくだけになりますので絶対に自分で
決めたルールは守りましょう。
6 割安感だけで株を買わないこと
株価は「天井」と「底」があるが、底値で買って天井で売る
人はほとん どいないし、初心者はまず無理でしょう。
長年その銘柄だけチェックし、リサーチしているのであれば別ですが、
6か月~2年くらいの期間の株価チャートを見 て「これは割安だ!」と
思って買っても次の日もまたその次の日も株価は
下がっていくことが多々あるでしょう。
そこで買うのであれば新高値を追っている株を
買うようにしてみてください。
チャートをみると「こんなに上がっているんだがら
そろそろ下がるのでは?怖くて買えない」と
なるでしょうが「強い銘柄はとことんまで強い!」と
いうことをよく覚えておいてください。
実際にいろいろな銘柄のチャートを見てみると、
上がっている銘柄はどんどん人気が出て、ずっと上がる傾向が強く、
いったん下がってもまた上がっていく
ケースが多いことに気がつきます。
株価はいったん方向性が決まると、
その方向へ進む傾向があります。
結局は株は人間が買ったり売ったりするので、
人間心理が株価チャートに表れているのでしょう。
また、新安値の場合も同様に、新安値を更新した銘柄は
意外にも株価が下に伸びやすいです。
そのため、割安感で株を買ってもなかなか上がらなかったり、
どんどん安値を更新し損をしてしまうことが多いです。
結局株価は行き過ぎることが多いので上げ始めればとことん上がり、
下がり始めればとことん下がるものなのです。