2016年2月に放送された続編
夏の礼文島での俵静夫さんに迫ります。
前回放送は冬の場面でした。
トド漁は11月頃から3月頃までに限定されるため、
いくら名人の俵静夫さんでも漁は出来ません。
俵静夫さんはもちろん夏場も海に出ます。「利尻昆布」やウニ、ナマコなどを狙います。
俵静夫さんには忘れられない夏の思い出・・・
終戦直後の樺太からの逃亡者家族の悲劇なのです。番組で語られる内容は。
お楽しみにしてください。
北海道礼文島で伝統のトド漁
2月7日(日)23:00~ TBS系
情熱大陸 トド漁師 俵静夫
【俵静夫プロフィール】
俵 静夫/トド猟師 1935年北海道出身の80歳。 9人兄弟の長男。18歳で自分の船を買い独立し、29歳のときに父親の影響でトド猟をはじめる。80歳 になった今もトドを獲らせたら右に出るものはいないと言われる。 「やっていない漁はない」と豪語するほど地元の海を知り尽くし、東京農大や北海道水産試 験場などの研究を手伝うことも。「島を愛し、海で死にたい」というまさに海の男。
【漁の方法は】
縄文時代より続く水撃ちを得意としています。大きいものは全長340cm、体重1トンを超える巨体のトドを岩場で撃つのでなく、海中で船で追い詰めて打つ漁法。難易度は高い。俵は獲物を探して船を操り、追い詰め仕留めるという一連の動作を全てすべて一人でこなす名人芸の持ち主だ。しかも、岩場に停まるトドでなく、水中を逃げるトドを狙う難易度の高い水撃ちを得意とする。過酷な漁に挑む孤高のハンター、とても80歳の老人の技ではありえない。その道51年孤高の老漁師の仕事における信念とは?
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【俵静夫さんについて】
これはあくまで想像です。管理人の勝手なイメージ。すごく映像的に私は黒沢監督のデルスウザーラという映画を思い出しました。
ロシアの老漁師の物語
1902年、探検家のアルセーニエフ(ユーリー・サローミン)は地誌調査のために、何人かの隊員と共にウスリー地方にやってきていた。そこで原住民 のデルス(マキシム・ムンズク)と出会う。その敏捷な動きや洞察力、自然に対する豊富な知識や経験に感心したアルセーニエフは彼を案内役として同行させ る。まもなくデルスは隊にとけ込み、アルセーニエフも幾度となく危機を救われるのだった。そして目的を果たした一行はデルスに別れを告げると、ウラジオス トックへの帰路へついた。
1907年、再び調査のためにウスリー地方へやってきたアルセーニエフはデルスと再会を果たし、また案内役を頼むことになる。しかしデルスには老い の陰りが見られるようになっていた。視力の低下は狩猟を生業とする彼から森の中での居場所を奪っていく。そしてある日野生のトラを誤射してしまったデルス は森の精霊の怒りを感じて自暴自棄に陥り、見かねたアルセーニエフはデルスを森から出して街にある自分の家に住まわせる。アルセーニエフの家族は優しく接 するが、やはり街での生活はデルスから生気を奪っていった。森に戻る決心をしたデルスに、アルセーニエフは親切心から最新式の銃を贈る。しかしその銃が原 因でデルスは強盗に襲われ命を落とす。アルセーニエフには良き友人が地中に埋められていくのを見守ることしか出来なかった。
最後は悲しい物語です。老漁師がライフルを持って獲物を狙う姿。何とも言えません。
俵静夫さんを管理人はテレビで見たことはありませんが、
テレビ放送を楽しみにしています。俵静夫さんロシアのデルスと同じ匂いがしますよ。
映画になりそうな・・・
まとめ
北海道の日本海側を中心にトドによる漁業被害が深刻化化しています。追い払いや強化漁網の導入といった対策も奏功せず、2012年度の被害額は過去最高の約 16億1200万円に。絶滅への懸念から保護策をとってきた国が、一転して駆除枠を約2倍に拡大する事態となりました。被害を抑えられるかは不透明です。こういう意味からも俵さんのトド漁も役に立っていると思われます。
俵静夫さんのおこなっているような、こういう古いノウハウものは日本から猛烈な勢いでなくなってきています。漁業だけでなく、農業や林業でもしかり。いいか悪いかは別にして、滅んでいくのはしょうがない。といえばそれまでですが、こういう伝統的なものはやはり国家が費用を負担し責任を持って、保存してほしいと考えています。
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