鳥籠屋十蔵(とりかごやじゅうぞう)
鳥籠屋 十蔵を運営する椎野十蔵さんが作る鳥籠は横に組む四角いさんと縦に通す竹紐で作られる。鳥籠には横長と縦長があり鳥の習性で使い分ける。今回の舞台・新潟阿賀野市は県内有数の米どころ。五頭温泉郷では湯巡りが出来る。依頼人にコモンチョウに合わせた長めの鳥籠を持ってきた。
十蔵さんの工房は庭にありお隣さんが野菜を持ってきてくれた。妻・椎野和子さんが貰ってきた野菜を調理して食べた。阿賀野市に生まれた十蔵さんは25歳で新潟市出身の和子さんと結婚、消防署に勤めながら家業の米作りに励んだ。
3人の子育てが落ち着いた頃、和子さんはカフェをやりたいと夢見ていた。その頃、十蔵さんは無趣味だった。十蔵さんは45歳の時、友人の勧めで小鳥を飼い始め趣味で竹の鳥籠作りを行った。
しかし、上達しなかった。その時出会ったのが栃木県の鳥籠職人・倭文神鬼久美さんだった。業を学ぶため15年間通い続け2011年に退職すると2012年に倭文神さんの意思を引き継ぎ鳥籠屋 十蔵を立ち上げた。
15年の修行ってなかなか気合が入っています。
竹で組んだかご簡単そうに見えますが奥が深い。
どんなことでもそうです。
物事全てにわたること。
例外はありません。
竹の仕入れは幼馴染の保科さんの竹林で調達します。青竹は工房に持ち帰り、沸騰したお湯で20分ほど煮ると油分が抜け、保存が効くようになるそうです。その後2カ月、天日にさらし、3年間寝かせます。
こうした作業によって鳥籠の材料が生まれ、後々風合いが出るようになるのです。
竹のバネ弾力を利用した装置
屋根サンの脇に竹製の弾力を利用し、左側に移動させ戸口を下げた状態でバネ力を利用し、戸口の上部をふさいで小鳥が戸口を上げられないようにする。
竹籠屋十蔵の概要
ショップの名称: 鳥籠屋 十蔵
ショップの概要: 小鳥にやさしい手作りの竹製鳥かご、花台などの竹工芸品を製作・販売するショップです。
オーダーメイドもしますのでお気軽にお問い合わせください。
店主の名前 :椎野 十蔵
所在地 :〒959-1914 新潟県阿賀野市女堂1251
TEL 0250-63-9638
FAX 0250-63-9638
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