6月17日 人生の楽園
ボランティア活動を行っている後藤文吾さん(65歳)と妻の夫紀子さん(66歳)が主人公です。 舞台は東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市です。
震災から6年が過ぎていますが、街の整備が続いています。
そんな石巻市に移住し、花や野菜を育てながら、
名古屋市で建設会社を営んでいた後藤文吾さんは東日本大震災の後、保険会社の依頼で被災家屋の調査に石巻市を訪れたことがあります。
もうその時期には家業の建設会社の経営も厳しい状態でした。
しかし後藤文吾さんは津波に流された街並みに大きな衝撃を受けると、夫紀子さんに「石巻市に移住して、被災者を支援しながら自分たちも新しい人生を始めたい」と打ち明けました。
名古屋で経営している建設会社もいつ倒産するかわからない状況だったことも2人の石巻市の移
住を後押ししました。
名古屋市のボランティア団体で、石巻市へ送る支援物資の仕分け作業に参加していた夫人の紀子さんも「被災した人たちと一緒に頑張りたい」と考え、お二人は石巻市への移住を決意しました。
お二人がたまたま別の形で石巻市に関わっていたのです。
2011年8月、浸水の被害にあった借家を自分たちの手で修繕して移住を果たすと、お二人は様々なボランティアに参加を始めました。
さらに、“色の無くなった街に色を取り戻したい”と考えたお二人は自宅の周りで花の栽培を始めました。育てた花は知り合いの神社などに届けて、街が少しでも明るくなるようにと願っています。
自分たちもたのしみながら、ボランティアで最も大切なのは楽しむことと言い切る、文吾さんと夫紀子さん。
明るく、笑顔で毎日を過ごす後藤さんご夫婦の、充実した石巻の暮らしをご紹介します。
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後藤文吾さんがボランティアに注力した訳
あまりいい過去ではありませんが、後藤さんの建設会社は過去に自己破産しています。
自己破産の前から石巻市のボランティアは行っていました。
がやはり名古屋での出来事は大きかったでしょう。
誰もが経験することではありませんからね。
しかしそんな苦しい中でも移住しボランティアをするとは、志が素晴らしいです。
自分が同じ境遇だったら、後藤さんのように行動デリルかといえばはなはだ疑問です。
多分ムリでしょう。
2011年10月20日付け
戸建建築の後藤建設(株)(愛知県名古屋市港区九番町4-6-1、代表:後藤文吾)は10月20日、事後処理を鈴木良明弁護士(電話052-971-4058)に一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額は約4億円。同社は昭和62年5月設立の元々プレハブメーカーの下請業者。自社でSE工法により住宅建築の受注を行っていたが、住宅不況でうまくいかなかった。
しかし、破綻原因は主力受注先のプレハブメーカーから下請けを切られたことにある。
他人の管理人が言うのもなんですが、やはりそのまま、名古屋に住むのはきつかったのでしょう。
2011年10月に自己破産の申請を行われているので。
もう倒産は後藤文吾さんの力ではどうしようもなくなっていたのでしょう。
あとは弁護士に任せて、石巻市の生活にシフトされたのですね。
つらいこともあったのにすごいパワーです。
人生の先輩に見習うべきことは多いです。
だから余計にボランティア活動にも力を注いだのですね。
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