敷山哲洋(日プラ代表取締役)の経歴や年収!今の水族館の救世主か?

巨大水槽のアクリルパネルで世界シェア7割!
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2017年4月12日(水) 20時15分~20時43分 NHK総合テレビ
敷山哲洋(日プラ代表取締役)が登場します。

今の水族館の展示は同社の技術なしでは成り立たない。

ということで、世界の水族館からも受注を受けています。

さて創業社長としての敷山 哲洋さんや日プラの技術とは?

 

 

敷山 哲洋(しきやま てつひろ)
生年月日 1933年5月7日(83歳)
出身地 兵庫県加東郡

兵庫県立西脇工業高等学校卒業

メーカーに就職。
69年に同僚とともに現在の会社の前身である日プラ化工を設立する。

1969年から水族館の水槽用アクリル板生産をスタート。
1994年にアメリカの水族館の水槽を受注し海外進出を果たす。
2007年からは新屋島水族館の経営も引き受けている。

 

オフィスの1階に沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館の水槽に使われているアクリルパネルが展示されています。

圧倒的な厚みに驚きます。

沖縄美ら海水族館のアクリルの厚みが603ミリあります。

ドバイの水族館で使われているのが750ミリで、それが今のところ一番厚いパネルです。

なぜそれほどの厚みがあるのに、透明度が全く損なわれないのでしょうか。

敷山哲洋社長いわく難しく考えてはいかんのですわ。

水槽のパネルは、薄いアクリル板を何枚も貼り合わせて作るのですが、板とそれを貼り付ける接着剤の屈折率が同じやったら、透明度は落ちないんです。

透明な水になんぼ透明な水を注ぎ足そうが透明なまんまでしょ。もちろん、水が濁っとったらそうはいきませんが。

アクリルは全く濁りがない素材で、透明度はガラスと一桁違います。さらに、うちでは接着剤も自分のところで作っています。接着剤の屈折度はアクリル板と一緒です。ですから、何枚貼り合わせようが透明なまんまなんです。

 他の会社にはない技術なのですか?

美ら海水族館の水槽に使用されているアクリルパネル

他社さんのことはよく分かりませんが、アクリルそのものを厚くするという発想でやるとうまくいかんでしょうね。

1枚のアクリル板の厚さが100ミリ、150ミリとなると、中の分子がぱらぱらの状態になって、バランスが崩れてしまいます。30ミリから40ミリ。そのくらいが一番安定した板になるんです。だからうちでは、それを何枚も貼り合わせていってぶ厚いパネルにするわけです。

接着剤の技術も重要で、透明度だけでなく耐熱性も求められます。アクリル板は、接着してから160度から165度くらいの温度で成形するので、接着剤もその熱に耐えられなければなりません。そうでないと、アクリル板を1枚1枚成型してから貼り合わせなければならなくなって、コストがものすごくかさみます。

アクリル板が水族館に初めて使われたのは1969年のこと。

日プラの近くの屋島水族館で使われたのが初めてです。

もともと四国電力の子会社が作った水族館なのですが、当時の社長が回遊水槽を作りたいと構想したのがきっかけです。

回遊水槽いうのは、周りを魚が泳いでいるのを360度見渡すことができる水槽です。それを最初はガラスで作り、要所要所に補強の柱を立てようとしたのですが、「目障りだから柱を除けよう」と。

それでガラスメーカーが検討したところ、柱なしでは不可能ということになり、アクリルを使うことにした。そんな経緯があります。

日プラのアクリル板の強みは

1枚の幅が3メートル、厚さ38ミリが最大です。アクリルならそれよりも大きいものが作れます。それから強度ですね。アクリルはそもそも割れにくいですし、万が一どこかにひびが入っても、ガラスのように一気に壊れてしまうことはありません。

これまで、我々が手掛けた水族館のアクリルパネルは、1枚たりとも割れておりません。

これが水族館で日プラの素材が使われる大きな理由です。

万一割れるなどの事故が起これば大惨事ですから。

 

敷山哲洋社長の年収

日プラの資本金は8000万円です。

資本金5000万円1億円未満の企業の役員年収は 平均:1037万円

敷山さんは社長なので3000万円は取っておられるでしょう。

 

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