9月3日(土) 22:00~
SWI
で岐阜県中津川市民病院 間渕則文医師が登場します。歌手さだまさしとの対談になります。
中津川市民病院 間渕則文医師
所 属:病院前救急診療科
役 職:部長専門分野等病院前救急災害医学
麻酔科学
集中治療医学専門医等日本集中治療医学会専門医
医学博士学位
JICA専門家語学検定英語1級
日本麻酔科学会指導医
日本救急医学会専門医
日本ACLS協会 岐阜ACLSトレーニングサイト・サイト長所属学会日本麻酔科学会
日本病院前救急診療医学会(評議員)
日本臨床救急医学会(評議員)
日本救急医学会
日本集中治療医学会
日本集団災害医学会出身校
出身大学:名古屋市立大学(1983)
ドクターカーとはどんな車?
ドクターカーとは、いち早く患者の元に駆けつけるために、医師と医療器具を載せて緊急走行できる特別な車両だ。このドクターカーをいち早く導入したのが間 渕則文医師。岐阜県中津川市の市民病院に勤める医師だ。間渕医師は、人々の命を救おうと24時間体制で出動に備える日々を送っている。残りの医師人生をド クターカーにかけることを決意した間渕医師の姿を通して、日本の社会が直面する高齢化や医師不足の問題を見つめる。
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ドクターカー導入の効果はあったのか
«平成26年3月より中津川市民病院に配置され9ヶ月で270件の出動»
当病院ドクターカーでは、平成26年3月の本運用から平成26年12月までに270件の出場実績があり、数々の命を救ってきました。
心肺停止患者さんに対し早期にNEMACチームが治療を開始し、院内循環器チームとうまく連携を取り、人工心肺まで回した患者さんが社会復帰した事例。
食事を喉に詰まらせた窒息患者さんに対しても早期にNEMACチームが治療開始したことで、入院後2~3日で社会復帰した事例。
小児の一酸化炭素中毒患者さんに対しても早期にNEMACチームが治療開始したことで、適切な医療機関に搬送する事ができ社会復帰した事例。
小児の高所墜落患者さんに対しても早期にNEMACチームが治療開始したことで、適切な医療機関に搬送する事ができ社会復帰した事例。
など、ドクターカーが無くては救うことが出来なかった命はたくさんありました。
ドクターカーによって救えた命(患者さん)の家族からは、感謝の手紙を頂いたり、退院時に当院「病院前救急診療科待機室」に顔を出して頂いたり、街で見かけたら声をかけて頂いたりと、いろいろな形で地域の方々から感謝のお言葉を頂いております。
«ドクターカー勤務体制医師は2人のみ»
医師は、24時間365日を二人で勤務している為、9日間連続勤務・5日間連続休暇といった勤務体制を取っています。
また、「病院前救急診療科」と「麻酔科」を兼任している為、毎週火曜日・水曜日はどちらかの医師が麻酔科を担当しています。
看護師は、2週間「病院前救急診療科」と2週間「中央部門」を兼任している看護師が3人。 2週間「病院前救急診療科」と2週間「手術室」を兼任している看護師が1人の4人体制で勤務しています。
基本2人1組のバディー体制を取っており、2週間交代にしています。
「病院前救急診療科」担当の2週間のうち、24時間ドクターカー当直勤務もあります。
9日間連続勤務で5日連続休暇ちょっと聞いたことがない勤務です。9連勤は厳しいですねどう考えても、まして人の命を預かるいしゃですから。
まとめ
ドクターカーには、救急車型のドクターカーと乗用車型のドクターカーと二種類存在します。
乗用車型ドクターカーは、2008年4月道路交通法施行令が改正された事により、運用が認められるようになり、2008年9月に間渕医師により県立多治見病院で乗用車型ドクターカーが日本で初めて導入されました。これは画期的な出来事でした。
救急車型ドクターカーに関しては以前から活躍しています。
2013年9月に中津川市民病院では間渕医師か当院赴任し日本で初めてとなる、ドクターカーに特化した診療科「病院前救急診療科」を設立し、「助かる命は助けたい」という気持ちでチーム一丸となって取り組んでいます。
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