6月18日(土)のクロスロード テレビ東京系
22:30~23:00 では矢作尚久医師が出演します。
もちろん医学部を卒業された医師ですが、仕事内容が異質な内容で。
直接患者さんを診る仕事にはついておられません。
矢作尚久医師の仕事について紹介したいと思います。
矢作尚久(小児科医)のプロフィール
■氏名:矢作尚久(やはぎなおひさ)
■生まれ:1974年生まれ
■略歴
1991年AFS交換プログラムでベルギーへ留学
2000年 慶應義塾大学医学部卒業
2004年 同大学院博士課程修了
2009年 東京大学医療経営人材育成講座修了(首席)
2011年ハーバードビジネススクールMHDにScholarshipとして招聘され修了を機に、持続可能で高品質な医療情報データベースと最先端の人の意思決定モデルを組み入れた医療マネジメントシステムデザインを設計。
2015年国立成育医療研究センター臨床研究センターデータ科学室室長代理、内閣官房健康・医療戦略推進本部 次世代医療ICT協議会構成員。
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何か非常に難しい仕事ですが、臨床データを扱う仕事についておられる
ことがおぼろげに解ってきました。
現在 矢作尚久医師は国立成育医療研究センターに勤務しています。
さて国立成育医療研究センターとはどういう機関でしょうか?
病院と研究機関とデータ管理が一体化した機関です。
矢作尚久医師は直接患者を診察していません。
臨床研究開発センター
データ管理部
データ科学室の室長代理です。
仕事の内容は
データ科学室は、小児と薬情報収集ネットワーク整備事業(厚生労働省)を始めとした医療情報の戦略的な活用を担っています。この目的を達成するため、小児 治験ネットワークを活用して、
小児に医薬品が投与された際の投与実態(投与量、投与方法)および副作用等の情報を自動的に収集し、分析・評価する体制(シ ステム)を整備しており、この試みは世界で初めてです。
このシステムで得られた情報を活用して、小児領域における医薬品の安全対策の向上、小児医薬品の開 発促進を目指しています。
矢作尚久医師の仕事で例えば
『子供の薬の副作用情報の収集』というデータ収集の仕事があります。
この仕事は、このデータ収集で得られたデータベースを活用し質の高い価値あるビッグデータとして解析できる環境を、これから数年かけて作っていきたいそうです。
一方で今まで見えなかった医療現場の可視化と最先端のセンサリング技術の応用により
診療や医療の自動化や効率化の実現が可能になる時代が目前に迫っています。
矢作尚久医師は、ラオスやカンボジアやモンゴルの医療現場を視察して、
日本では当たり前に見える医療について、実は非常に贅沢なサービスだと思うに至ったといいます。医療従事者の数も医薬品も衣料品も限られた資源の中で、
私たちが10年後も今のような医療環境を維持し、感謝できるにはどうやって日本の医療を最適化していくかを真剣に考えていく必要があると矢作尚久医師は考えています。
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