ガイアの夜明け
2月23日 22時より テレビ東京系で放送
見たことのない商品で〝復活〟町工場の挑戦
町工場の挑戦
長年、日本のモノづくりを支えてきた町工場。しかし、他の企業と同種のモノを作り続けるだけでは立ち行かない時代。町工場の経営環境は年々、厳しさを増し ている。
そんな現状を突破すべく、自らの持つ高い技術力を生かし、今までにない画期的な製品を生み出す取り組みが始まっている。新製品を開発したものの、 売れ行きが伸び悩んでいた東京の町工場。
しかし、その新製品の特性に目をつけたデザイナーと組むことで、さらに新たな製品を生み出し、大ヒットにつながっ た。
一方、大手との価格競争にさらされ、少量多品種の受注で経営をやりくりしてきた大阪の町工場。そのフットワークの良さが幸いし、顧客のどんなリクエス トにも応えることで、新たな活路を見出した。
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【太洋塗料マスキング塗料につぃて】
「マスキング」というと、テープが一般的だが、「マスキング塗料」というのもあります。
そもそもマスキングは、自動車などに塗装するときに塗装してはいけないところを隠す(マスク)ことが目的。平面なところならマスキングテープが活躍します。曲面の場合は、テープだと上手くマスクするのは至難の業。
「マスキング塗料」を使えば難題が解消。塗装してはいけないところを塗っていきます。塗ってはいけないところを塗っていく。隠すためにあえてそうします。
「マスキングテープ」は塗装して乾かせたらテープをピーッと引きはがしていく。「マスキング塗料」の場合も用が済めばはがさなくてならない。これは乾くと、ペラペラと剥がしていけます。
この乾いたら剥がせる「マスキング塗料」をもっと一般の人たちにも楽しんでもらおうと、太洋塗料が「マスキングカラー」として発売したところ大ヒット。そもそも業務用の塗料メーカーが
こういう文房具マスキングカラーは今や小学生なども使う立派な文房具・ホビーツールです。同社が大ヒットした製品を作った陰には2人の大きな力が欠かせませんでした。
【マスキングカラーの商品化は】
その2人とは太洋塗料技術グループマネージャーの神山麻子氏とクリエーティブディレクター尾関隆一氏の存在です。太洋塗料は尾関氏の力をかりて、塗ってはがせる塗料の一般消費者向け製品化に着手しました。
2013年1月に東京ビジネスアワードでテーマ賞を受賞したことも幸いし、マスキングカラーは発売直後から大注目を浴びました。2013年8月に商品化を実現。
約2年を経た今も好調な売り上げを保っています。
同社の商品は、文具・ホビーツールというとらえられ方で、チューブに塗料を入れたカタチそのものがデザイン的に高評価を受けたと思われます。
マーカーペンのような型にしたことで、チューブを押し出し簡単にマーカーペンのように楽しむことが出来ると考えたのでした。
【いろいろな利用】
店舗のウィンドウのカラー装飾に使用しあとは時期が来たらはがす。そういう目的にも多く利用されています。
【販売戦略】
東急ハンズやロフトとタイアップDIY小売店にまずおいてもらうことから、インターネットでの販売にも力をいれだしました。
まとめ
商品は大ヒットした「マスキングカラー」ですが今後の展開としては、マスキングカラープロの発売も予定されています。
2016年1月パリのメゾン・エ・オブジェ出展を目ざして今後は戦略を練っっていくとのこと。先々の商品バリエーションも期待できますね。
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