9月4日(日)の
がっちりマンデー!!足元に儲かりのタネが!「儲かる地面ビジネス」
TBS系列 7:30~ 放送で取り上げられるモス山形と山本正幸社長について調べてみました。
二酸化炭素の増加による地球温暖化、人工排熱の増加や緑の減少による都市のヒートアイランド化が問題になっています。それを背景として近年、屋上・壁面などの特殊緑化の重要性が高まっています。株式会社モス山形(山形市)は、その緑化資材としてコケ植物に着目し、国内で唯一緑化用
コケを生産し、コケ緑化の普及を進めています。
社名はモス=こけのことですね。
山本正幸社長の経歴
生年:1952年生まれ。
最終学歴:1975年関東学院大学工学部土木工学科卒業後、
ピーエス・コンクリート株式会社に入社。
1979年有限会社ヤマモトを設立
食品・酒の小売業の大型店舗を経営する
1991年プラネットシステム設立
間伐材を利用したログハウス販売などを行う。「仕事で森林に入り、コケの強い生命力に魅せられたのが緑化資材開発のきっかけ」温暖化対策としての緑化事業とコケに着目し、コケの栽培技術の開発を開始した。
山本正幸社長はこの頃よりコケビジネスを開始する。
1999年モスキャッチシステム山形に社名変更
2004年モス山形に社名変更
現在に至る
2007年には、新連携計画「コケ植物による屋根・壁面等の簡易緑化システムの開発・事業化」が東北経済産業局から認定を受け、現在は県内外の約15ヘクタールで栽培に取り組んでいます。
会社住所:山形市松見町20番10号
電話:023-642-2202
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コケビジネスにかじを切った理由
本業の食品・酒の大型店舗の経営が限界を迎えていたとき、温室効果ガスの削減率を締約国ごとに定めた京都議定書が1997年に採択されたことだった。緑化による温室効果ガスの削減に興味を持った
山本正幸社長は管理が容易で軽量、ランニングコストが低いなどのコケの特性を生かし、大手ゼネコンなどに協力を仰ぎ、あらゆる箇所に設置可能な部材、工法を生み出しました。
コケボードとは
「コケボード」。厚さ5センチの断熱材とコケを組み合わせた物で、重さは固定金具を含めても1平方メートル当たり30キロほどだ。芝やセダムなどと比べて 軽量なのが特徴で、荷重制限のある箇所にも設置可能。「畳のように敷くことができる」(山本社長)ため、工場などの屋根に多く見られる凹凸のある折板屋根 の上でも効率的な敷設を実現する。
同社の調査では、外気約30度の時にコケボードを設置した屋根の表面温度を測定したところ、設置していない場合と比べ約20度低減できたという。室内への熱流が抑制されることから、冷房など空調負荷の低減が期待される。
«コケボード以外の製品も開発»
コケボードのみならず、無かん水の「コケユニット工法」、トンネルなど半円形の箇所にも取り付け可能な「コケマット工法」、河川のコンクリート護岸にも 適用できる「コケ吹き付け工法」など、あらゆる箇所に対応できる仕組みを生み出してきた同社。
山本社長は「都市部と異なり、豊富な農地など恵まれた環境が 残る地方はコケの栽培に向いている。地方の可能性を生かせる事業なので、今後も挑戦を続けていきたい」と考えています。
まとめ
モス山形事業紹介
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コケマットは同じく緑化資材として利用される芝生と比較し、乾燥しても枯れないコケは雨水だけで生育可能なため、維持管理の手間が少なく安価なことや、栽培 に土を必要としないことから軽量で作業効率が良く、設置できる範囲が広いといった特長がある。これまで全国の工場やビルなど、700カ所以上に納入したと いいます。
「地方最大の資源である農地を活用し生産したものを都市部に売り込まなくてはならない」と、コケ事業を各地に普及させる活動も行っている山本さんは、コケにより地方が再生することを期待しつつ挑戦を続けています。
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