さかえ屋(老舗菓子メーカー)の倒産からカカオ研究所に転身【ガイアの夜明け】


ガイアの夜明け【父と娘のチョコレート戦記】

2020年2月11日(火)  22時00分~22時54分

飯塚市にあるさかえ屋という老舗菓子メーカー

九州では有名な存在でした。しかし粉飾決算を期に創業家は株式を売却。

さかえ屋の歴史は1949年に遡る。

1949年(昭和24年)、創業者の中野モモヨが飯塚市内で菓子小売を開始したのが始まり。屋号及び現社名は、市内にかかる栄橋にちなんだものである。

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1953年(昭和28年)に「合資会社さかえ屋商店」を設立して法人化、1958年(昭和33年)に飯塚駅前および新飯塚駅に直営店を開き、以降福岡県全域を中心に、佐賀県、熊本県、大分県の各一部において約100店舗を展開するようになる。

創業から永らく中野家による同族経営で営業してきたが、競合他社との競争に晒されたうえ、監査法人トーマツ(当時)によるデューディリジェンス(資産の適正評価)の結果、12億円の債務超過と粉飾決算を指摘されたことから、2012年(平成24年)5月に創業者一族が総退陣し、生菓子製造業「トモス」社長の森山敏弘が就任。中野家は全株式を売却し、現在は経営に携わっていない。

いま日本で空前の「チョコレートブーム」が起きている。カカオに含まれるポリフェノールなどの健康効果が見直されているためだ。高血圧や動脈硬化などの予防にも効果が期待され、高カカオのチョコレートは中高年の間でも人気が高まっている。

このチョコレートで人生のどん底から再起をかけようとする親子がいた。自己破産に追い込まれ、会社も自宅も失った老舗菓子メーカーの創業家だ。

同社は非上場で、決算は公表していないが、西日本新聞が入手したさかえ屋グループ(8社)の「連結決算報告書」によると、11年5月期の売上高は約86億4400万円、純利益は約1千万円。

在庫を示す「棚卸資産」の金額は約12億4800万円で、前期に比べ約4億円増えている。当時社長だった中野利美氏は「棚卸資産を実際よりも約3億円多く計上し、決算を黒字化した。書類は融資元の銀行に提示した」と事実関係を認めた。

中野氏は「厳しい経営状況が続いており、黒字化して銀行から運転資金の融資を得たかった」と説明している。複数の公認会計士や弁護士は「会社法の特別背任罪や刑法の私文書偽造罪などに抵触するおそれがある」と指摘している。

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カカオ研究所とは
Beanはカカオ豆、Barはチョコレートバー(板チョコ)のことで、Bean to Barとは、カカオ豆を仕入れて焙煎・粉砕するところから、板チョコレートになるまでの全ての製造工程を、一つの工房でおこなうことを意味します。

ここ数年のチョコレート界のトレンドで、“サード・ウェーブ(第3の波)”とも言われています。
今までの製法では、すでにブレンドされた板チョコレートを溶かしなおし、独自の味付けをするものがほとんどでしたが、このBean to Barは数年前からアメリカで始まり、今ではチョコレートの本場ヨーロッパにも広がって、日本でも関東を中心に徐々にお店が増えてきました。

一つの工房で全ての工程をおこなうことは、温度やかける時間の調整が大変ではありますが、そのぶん豆の状態や季節などの様々な条件に合わせて、きめ細かい対応ができるメリットがあります。

また、新鮮な状態のチョコレートを供給できますので、深い味わいと香りを存分にお楽しみいただけます。
手作りの温もりや愛情がこもっているところも、Bean to Barのよさです。

ビーントゥバーによってチョコレートを作る作業手順は、一般的に次の10の工程をたどります。

1. カカオの実から豆を取り出す
2. 取り出した豆を発酵・乾燥させる
3. 異物を取り除く
4. 焙煎
5. 粉砕
6. 風選(殻とニブに分ける)
7. 摩砕(ペーストにする)
8. コンチング(練り上げ)
9. テンパリング(調温)
10. 成型・完成

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