体感!奇跡のリアルタイム!九死に一生を体感SP
2019年3月21日(木) 21時00分~22時54分 日テレ系列で放送
世界中から集めたスレスレで助かった!?衝撃映像一挙大放出!
スカンジナビア航空751便墜落事故が放送されます。おそらく再現ビデオ放送になります。
機体は大破したが、死者は出なかった。という幸運
けが人は出たが死者がでなかった!これを幸運とみるか?けが人があれだけ出たのでやはり不幸とみるのか。これは意見が分かれると思います。
でも死者が出なかったのでやはり幸運と言いたい。
事故の概要や死者が幸運にも出なかった理由を記してみます。
事故の概要
■事故日
1991年12月27日
■乗客乗員
129人
■乗務員
- コックピットクルー(年齢は事故当時の年齢)
- 機長:44歳 男性
- 副操縦士:34歳 男性
- 客室乗務員:4人
■機種
マクドネル・ダグラス MD-81(機体番号:OY-KHO)
Wikipediaより転載
事故機実機
■当日のフライトプラン
予定フライトプラン:スウェーデン・ストックホルム・アーランダ空港(始点)→デンマーク・コペンハーゲン空港(経由)→ポーランド・ワルシャワ・ショパン空港(終点)
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■事故概要
スカンジナビア航空のMD-81がストックホルム・アーランダ空港を飛び立ってすぐ25秒したころに、両エンジンが主翼に付着した大量の雪と氷を吸い込んだために故障した。
第2エンジンからの異常音と振動に気付いた。これは吸い込んだ氷の破片が当たった衝撃でエンジンのファンブレードが変形し、吸入気流の乱れによりコンプレッサーが失速して、エンジンが異常燃焼によるサージングを起こしたものである。
これに気付いたパイロットはサージング解消のため推力を絞ったが、自動推力維持システム(ATR:Automatic Thrust Restoration)は左右エンジンで生じた推力差と上昇率低下に対処しようとして、パイロットがスロットルレバーから手を離した途端、自動的にエンジン推力を上げた。当時ATRの存在はパイロットに周知されていなかった。
当時スカンジナビア航空の乗務員にはATRの存在そのものが知周知されていなかったのが大きな要因です。
パイロットたちは空港から北東に約15kmほど離れたゴットゥローラの平原に機体を不時着させた。機体は全損・大破したものの、奇跡的に死者は無かった。が100名の負傷者を出したのです。
1000mくらいの高度から機体が墜落した様子からみても事故は軽微であったと言わざるをえないですね。
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この事故で死者が出なかった理由
■機長はバルト海への着水を回避し、ゴットゥローラの平原に機体を下ろすことを決め、その手前にあった松の森を利用して着陸時のショックを和らげようと試みた。
主翼は大きく損傷しましたが、松の木のおかげでショックが弱まったのです。
海に不時着するオプションを選んでいたら、大惨事になった可能性が高いです。
■雪で覆われた地面が墜落の衝撃をある程度吸収したことまた主翼の燃料タンクを失ったため火災は発生せず、また空港から近かったことなども幸いし、事故後すぐに乗員乗客129名全員が無事救助された。幸運も重なった事が幸いしたのです。
■非番のステファンホルムベリ機長が同機に同乗していたこと。
スカンジナビア航空751便ステファン・ラスムセン機長が乗務しなくなった理由
事故原因はスカンジナビア航空の地上クルーたちのヒューマンエラーがきっかけとなって起こり、さらに機体の販売元であるマクドネル・ダグラス社は、スカンジナビア航空に対してATRシステムの存在を教えていなかった事によります。
地上クルーたちは雪や氷という天候下で除氷液を使用した後も主翼の前縁だけでなく、中央や後部などに雪や氷が残っていないかを触って確認するように再指導されることになり安全性は復活したのだが、ステファン・ラスムセンはこの事故を契機に乗務に復帰することはなかったのです。
理由は事故の後に判明したが、この事故が原因で機械を信用できなくなり、パイロットとしての仕事を辞めざるを得なくなったという精神的なものであった。
流石にオートパイロットの航空機の時代に機械が信用できないのであれば乗務は厳しいでしょうね。ましてや多数の乗客の命を預かる機長になればなおさらです。
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まとめ
機長は1分17秒で緊急着陸の決断を行った。冷静な判断があってのこと。
我々の乗客としての立場では機長に身を任すのみ。
やはり偉大さを感じます。
しかし、緊急着陸後、大破したスカンジナビア航空751をみると死者が0というのはやはり奇跡におもわれますよ。