塚本康浩京都府立大学教授の話です。
塚本康浩の経歴
京都府立大学 生命環境科学研究所教授
獣医師 獣医学博士
塚本 康浩
1968年京都生まれ。獣医学博士。
京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授。大学発のベンチヤー「オーストリッチファーマ㈱」を設立。約500羽のダチョウを飼育し、卵から様々な抗体を精製、実用化を日々研究中。2009年産学官連携功労者表彰「文部科学大臣賞」受賞。
2012年「花粉抗体入りマスク」「アトピー用化粧品」の開発にも成功。
ダチョウの卵から作った免疫抗体を使ったインフルエンザ予防マスクに熱い視線が注がれている。寿命60年を超えるダチョウは長生きであることに加えて、産卵期間が40年以上という高い免疫力の持ち主。
塚本康浩先生はココに注目したのだ。
ダチョウの卵黄を使った高品質の抗体を大量生産する技術を開発。インフルエンザウイルスの空気感染を防ぐマスクへの応用に成功したというもの。
鳥好きの研究者というだけでなく、塚本教授は、大学発ベンチャーの一環として、ダチョウ抗体マスクを作る会社を設立。福岡県の「クロシード」と共同開発した「ダチョウ抗体マスク®ダチョウ力」は、世界的大流行が懸念される新型インフルエンザはもちろん、
季節性のインフルエンザに対する感染抑制率が99%以上あることが大学の研究機関で実証されているほか、スギやブタクサなどの花粉に含まれるアレルギー物質に対しても高い効果があると認められているすごい製品。
やはり塚本康浩教授はダチョウ好きということがわかったのだ。
「じゃああっちへ行きましょう。美人ぞろい、特別いいコたちばかりです」と塚本先生に妙な誘われ方で向かった先は、メスばかりがいる建物。
塚本「ダチョウたちは繁殖期の状態にあるんで、ほら、簡単に上に乗れるんですよ」
塚本「あー、幸せ。私はこうやってダチョウの後頭部見てるのが、一番の幸せなんです」
なんだかじんわりと込み上げてくるものがある。
たしかにこのうぶ毛には、人の情感に作用する何かがある。
ちなみに「ダチョウにはめちゃくちゃモテる」足立くんがそばに寄ると、美人ぞろいのダチョウのメスたちが次々に受け入れ態勢に。
そんな彼の魅力をいかに人間のメスに伝えるかが、塚本研究室の今後の大きな課題と思われる。
この建物では、抗原を注射されたダチョウたちから卵を採取し、抗体が作られている。
塚本教授は大学発ベンチャー企業「オーストリッチファーマ」を設立し、まずは従来の季節性インフルエンザ(Aソ連型・A香港型・B型)および新型インフルエンザ(A/H1N1)、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)に対するダチョウ抗体を塗布したマスクなどを開発。
ダチョウ抗体化粧品
ダチョウ抗体(卵黄抽出液)?
なぜダチョウ?
ダチョウの卵がどう関係するの?
「ダチョウ」「ダチョウの卵」がどう関係するかというと、お肌のトラブルの原因に合わせて作られ配合されている「抗体(卵黄抽出液)」という有用成分を作るのに、「ダチョウの卵」を利用しているからです。
の体には、ウイルスや細菌が入ってくると、これに抵抗して体を守ろうとする働きがあります。
このときに働く物質のことを「抗体」といいます。ウイルスや細菌が悪い働きをしないようにするタンパク質の一種です。
なぜダチョウの卵を使うの?
- 驚異的な免疫力と回復力
- 生命力が強く、寿命は60年
- ダチョウの命を犠牲にすることがない
以上のような理由から。
ダチョウ抗体原料の特徴とは
1.熱に強い
120度でも0度以下でも機能が保存される。
2. 賛成・アルカリ性どちらにも強い
PH3.9 PH11でも機能が保存される。
3. 機能性の安定度が非常に高い。
安定した抽出ができる。
以上のような特徴を備えている。
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