日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館
テレビ朝日系
座布団の四隅にあるふさは何の
ためにあるということが取り上げられます。
座布団のふさの意味
座布団の四隅から出ている糸の役割
座布団の四隅から出ている
糸の名前は「角房」といいます。
角房は座布団を作る上で
必要不可欠なモノ
座布団の四隅まで入れた綿が
ずれないようにするため付けている
●房を残すワケ
お座布団の四隅には
房(ふさ)が付いています。
なぜ、この房(ふさ)が
付いているかご存知でしょうか?
単なる飾りだと思っておられる
方も多いでしょう。
飾りで付いているの?
そうではないのです。
昔から日本人は、色んなものに房をつけていました。
扇に袱紗(ふくさ)、鎧や刀や兜(かぶと)などなど、
房が付いた物はたくさんあります。
房はその動きが、
ほうきの掃く動きと似ていることから、
「掃く」から「払う」に転じ、
房には悪いものを払う効果があると
信じられていました。
お座布団にも、いつからか
座る人に悪いことが起きないようにと、
おもてなしの心を込めて
房が付けられるようになったとのことです。
やっぱり、大切なお客様には
房付きのお座布団に座っていただきましょう。
日本で古来語り継がれる四神相応
東西南北を司る神が悪事から
守ってくれるという考え方
座布団に座る人に邪気から
守るよう房として残している
と言います。
●土俵にも房がある
相撲の土俵の上にも同じように
4つ神様が宿った房がある
土俵に邪気が入らないように
守っていると言われています。
どこにどの色の房を下げるか
位置が決まっていて、
時計回りに、正面は黒。
東は青、向(むこう)正面は赤、
西は白です。
この4色の房がそれぞれ象徴しているのは、
黒は玄武、青は青龍、赤は朱雀、白は白虎です。
また、この4色は方角も表しています。
黒は北。青は東、赤は南、白は西です。
さらに、この4色は季節も表しています。
黒は冬、青は春、赤は夏、白は秋です。
●座布団の秘密
一般的な座布団は正方形ではなく長方形
縦が59センチ、横が55センチ
これは正座をした時に縦の方が
横よりも多くの場所をとるため
座布団には前・後がある
縫い目のない側面が客の前になる
それが上から見ても分かるように
三方向に留める三方綴じ
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