情熱大陸。2019年8月4日
柴田千代さんはチーズ職人。
「第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」の最終審査会。国内のチーズ生産者73社から161作品の応募があったこのコンテストで、最高賞にあたる農林水産大臣賞に輝いた柴田千代というチーズ職人。
独自の乳酸菌と酵母の配合でオリジナルの香りと風味を追求し続け、2017年には日本チーズ界の最高峰『第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト』で、最高となる農林水産大臣賞を受賞。
一大旋風を巻き起こしてきたチーズ工房 千の柴田千代は「自分がカテゴリーを作っちゃおうと思ったんです」と語る。魅惑のチーズ作りは千葉の古民家でひとり黙々と…「チーズを日本の文化に」大志を抱く彼女が目指すものと未来とは
柴田千代の経歴
- チーズ職人/柴田千代
- 1980年千葉県生まれ。東京農業大学で学び、卒業後は北海道のチーズ工房で2年半修行。
- さらにフランスに渡り気候風土の違う農場を1年間かけて回り、その合間ヨーロッパのチーズを食べ歩く。
- 2014年に最高のチーズを作るべく、念願だったチーズ工房 千senを立ち上げる。紆余曲折を経ながらも、瞬く間に千を飛躍させた。圧倒的なバイタリティと接する人たちを楽しませる人間力が魅力の38歳。
千葉県の大多喜町。山林に囲まれた静かな集落にある古民家で、柴田さんは「チーズ工房【千】sen」を営んでいる。2014年12月のオープン以来、営業日は月に1日のみ。よく定休日と勘違いされるそうだが、「営業日」が月に1日、第1日曜日。11 時~17 時。
千葉県富里市出身。エアフランス航空の整備士だった父に連れられ、小学校5年生で初渡仏。チーズのおいしさに感激する。18歳でチーズ職人を志し、大学卒業後は北海道とフランスでの修行。
もともとバイオテクノロジーセンターで仕事をしていたこともあってのことだったが、2019年3月に勤め先を辞めた後も、月に1日を貫いている。
その名声によって、今では月に一度の営業日に500個のチーズが売れるようになった。彼女のチーズを店で出したいという料理人も年々増えていて、千葉や東京のレストランなどにも卸している。
チーズ工房千アクセス
チーズ工房【千】sen
〒298-0231
千葉県夷隅郡大多喜町馬場内178
営業日:第一日曜日
営業時間:11時~17時
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