ザ・ノンフィクション 一人で生きていても・・・~女60代シェアハウス始めまし…
2019年8月4日(日) 14時00分~14時55分
岩井祐樹さん(37)。派遣切りやリストラにあい、将来が見えなくなっていた7年前、議員だった奥山さんと出会い、手伝いを始める。
自分の信じる道を貫き、生きづらさを抱える人に寄り添う奥山さん…そんな姿を見て、岩井さんも区議選に立候補したいと言い出す。
心に引っ掛かっているのは、3年前に1度、落選した区議選の記憶…岩井さんは意外な行動に出る。
東京・杉並区高円寺…古びた住宅街の一角に築50年以上の風呂なしアパートがある。
そこに20代から住むのは奥山たえこさん(62)楽しみは焼き鳥をつまみに酒を飲みながらの読書という気ままな独身・一人暮らし。家にはエアコンはもちろん洗濯機も炊飯器もない。
水道からお湯も出ず、大雪の日でも「マフラーを巻けば大丈夫」と暖房なしで過ごす生活…そんな奥山さんが新たに始めたのがシングルマザーや日雇い仕事をする人など、住む家がなく、お金に困っている人のためのシェアハウス。
一体なぜ60歳を過ぎてから、こんなことを始めたのか…。 実は奥山さんは3年前まで杉並区の区議会議員。前回の選挙で落選し、新しく挑戦したのがシェアハウスの運営だ。しかし中々、満室にならず、光熱費も予想以上、家賃を滞納する住人まで…頭を抱える日々が続く。 そんな奥山さんのもとに、一人の男性がやってきた。
選挙 世田谷区議会議員選挙 候補
投票日2015年4月26日
岩井 祐樹いわい ゆうき
得票数1390で落選
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性別男性
党派無所属
主な肩書きイベントプロデューサー
出身地:滋賀県長浜市木之本町
学歴:都留文科大学文学部初等教育学科卒業
職歴イベントクリエイター
下北沢カレーフェスティバル総合プロデューサーなど
座右の銘・好きな言葉有言実行血液型・星座O型 さそり座その他(趣味・資格など)小学校教諭一種免許
中学校教諭二種免許(社会科)
ガイドヘルパー
少林寺拳法初段(全国大会出場経験あり)
珠算2段(滋賀県代表として近畿大会出場経験あり)
①地域活性化イベント
・第一回下北沢カレー王座決定戦
・下北沢カレーフェスティバル2012
・シモキタコレクション
・ばるばる下北沢
・下北沢カレーフェスティバル2013
・下北沢カレーフェスティバル2014
②社会福祉イベント
・無職FES
・劇団ほぼ無職
・ホームレスBAR
・みえないBAR
・葬式BAR
③その他
・遊識者会議inTOKYO
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岩井勇気が政治家を志したきっかけとは
2015年前回選挙では1390票の得票で落選した岩井勇気さん。
志したきっかけは、
岩井勇気さんはこれまで下北沢カレーフェスティバルというイベントで「地域活性化」を、劇団ほぼ無職という劇団の運営で「社会に居場所のない人の居場所づくり」に取り組んできました。
下北沢カレーフェスティバルでは、お店からはもちろん、お客さんからも応援していただき、総合プロデューサーとしてがんばった。
2014年10月に開催された下北沢カレーフェス2014は10日間で12万人の動員を達成し、下北沢に「カレーの街」という新たな付加価値を創りだすことができ、彼自身非常に嬉しい思いをした。
しかし、本当に嬉しかったのはイベント最終日の深夜に、とあるカレー屋の店長さんから聞いた「ありがとうございます。おかげで年が越せそうです」の言葉だった。
イメージと現実は意外と違います。世田谷区の中でも賑わいのある街として知られる下北沢でさえ、平日の集客は心もとなく、魅力的な個人店が店舗運営に四苦八苦しているという現実があった。
カレーフェスの運営とは別に、劇団の運営もしてきました。そこで見たのは社会から孤立している人がたくさんいるという現実でした。
学校に行けず一人でいる子。仕事につけず行き場のない人。友達がおらず、家と職場を往復するだけの人。何かしたいけど、何をしていいかわからず、くすぶっている人。
そんな彼らが劇団に入り、いきいきと活動する様子を見ていて、人には居場所が必要なんだという思いが確信に変わった。
居場所があるだけで、人は別人のようにイキイキとした顔ができるんだという事実にとても祝さん自信驚かされました。
「活気があること」と「居場所があること」
この二つは住み心地のいい街を作る上で必要不可欠だと悟ったのだ。
これまで培った岩井勇気の経験とスキルと熱意で、全ての区民の皆さんに「世田谷区に住んでよかった!」と思ってもらえたらこんなに嬉しいことはないと思い立候補を決断したのです。
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