LIFE~夢のカタチ~ しまなみの自然を鮮やかに表現する染色家
2019年6月29日(土) 11時00分~11時30分 ABCテレビ
染織作家梅阪尚美さんが出演します。
瀬戸内海に浮かぶ広島県尾道市の向島は、周囲およそ20キロメートルの緑豊かな島。サイクリングの聖地として世界的に知られる「しまなみ海道」が通るこの島の真ん中近くに、染色作家・梅阪尚美さんの工房「海色空色工房」があります。
■海色空色工房作品のこだわり
梅阪さんが手がけるのは、すべて植物を染料にして染め上げたもの。工房の庭で育てている植物や、身近な草木から様々な色を取り出しています。趣味のロードバイクで島内を走り自然を感じる梅阪尚美さん。
なかでも、彼女が“しまなみブルー”と呼ぶ藍の生葉で染めた色への思いとは?藍の生葉染だけでなく、伝統的な藍染めも手掛けている梅阪さん。江戸時代から伝わる貴重な本藍染で、染料の管理が非常にデリケートで難しく、藍建てを始めると、工房を離れることができないといいます。
それだけデリケートな作業なのです。
梅坂尚美さんはしまなみ街道の空や海の色を表現したかったのです。
そんな伝統の本藍染の技法を紹介します。梅阪尚美さんは大阪で生まれました。
小学生の頃に向島に移り住んだ梅阪さんは、京都の短大で染色技術を学びましたが、大阪のデザイン事務所に就職。
趣味がロードバイク。しまなみ海道を走ったある時に撮影した海の写真が、ギャラリーに飾られます。それを見た時に「触った感覚があったほうがいい。織物にしたほうがいい」と思ったことから、梅阪さんは瀬戸内海”青”を染物で表現したくなります
。そして、京都の学生時代を思い出し、ワークショップに参加するなど染物を再開しました。
その後、しまなみの青を染めたいと、向島に戻り、2016年に工房を開きました。
「しまなみ海道」の海や空、豊かな自然を布に映す梅阪さんが、新たに個展を開くことになりました。尾道市街にある会場は、初めて個展を開いた特別な場所。今回は、これまでにないモノを作りたいと、初めての技法にも挑戦。
さらに、染めた生地でワンピースを作ります。どんなワンピースが完成するのでしょうか?新たな個展に向け、奮闘する梅阪さんに密着します!
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梅阪 尚美さん
広島県 尾道市
『尾道市に天然素材のみにこだわって藍染をされている藍染作家さんがいます。
工房名は「海色 空色 工房」。天然素材で染め上げたストールやポケットチーフも素敵ですが、春先に藍の生葉で染める色が瀬戸内海の蒼と相まってとても素敵な色です』
「海色 空色 工房」の店主は梅阪尚美さん。
尾道出身で大学時代は京都の芸大で染色テキスタイルを学んだ梅阪さんですが、
卒業後は大阪のデザイン事務所でデザイナーとして働いていました。
学生時代にやっていたのが化学染料を使った染物ですが新たに始めたのは地域にある植物を使う草木染め。その1つとして藍の生葉染めをやるようになります。そして、偶然に通りかかったところに立ち寄ったことから「天然灰汁発酵建藍染」という薬品を全く使わない藍染と出会い。生葉染めとこの天然灰汁発酵建藍染に表現したい色を見出しました。
その後、梅阪さんは尾道にUターン。デザイナーの仕事と染物を並行して行ない「海色 空色 工房」のOPEN。お客さんからのニーズもあって染物の比重が高まり、この夏に初の個展を開催して手応えを得たことから、ほぼ仕事を染色にシフトしました。
現在は敷地の中で藍や染物の原料になる植物を育てて、自然が反映したきれいな染物製品、スカーフやシャツや靴下などをつくっています。またバッグやスタンドライトなど違うジャンルの工芸作家の作品に梅阪さんの藍染したテキスタイルを使うといったコラボレーションにも取り組んでいます。
藍染というと深いインディゴをイメージするかもしれません。でも、ひとくちに藍染といっても「かめのぞき」という最も薄いものから「かちがえし」というとても濃いものまでさまざまな色相があります。梅阪さんが手がけているのは中間ぐらいに位置する、まさに天気のいい日の瀬戸内の海のような心が安らぎ明るくなる色でした。
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商品について
天然灰汁発酵建て本藍染(迷彩)ストール
webの作品は現在品切れ中です。
麻100%生地の色を活かしつつ藍甕に入れて、絞り具合で欧羅巴調の迷彩柄に染めました
¥6,200
税別 / 送料別途
- 在庫切れ
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電話: 0848-44-1907
住所: 尾道市向島町
染色家 :梅阪尚美
電話:090(7964)2006
naomi.ume@gmail.com
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