12月19日(日)がっちりマンデー
千葉県でALSOKが提供しているサービス
ALSOKが鳥獣被害防止事業に参入し日本の農業と農作物を守ります!
~千葉県富津市の農園で「有害鳥獣捕獲わな監視装置」試行導入~
ホームセキュリティ業務の企業として有名なALSOK(アルソック)。
個人的にALSOKって自宅や事務所などの監視業務を行う会社だと思っていました。
どうやら最近では農地も守ってくれる会社になっているようです。
これは2013年の記事です。
近年、シカ・イノシシ・サルなどの野生鳥獣による農作物被害が深刻化・広域化しており、国および多くの自治体がさまざまな対策を講じているものの、2011年度には全国の被害金額が226億円※にのぼるなど、依然として大きな社会問題となっています。 ※農林水産省発表
一方で、野生鳥獣を捕獲するための「わな」の設置が全国的に進んでいますが、見回りや捕獲の際の自治体担当者や猟友会などの作業負担が大きいため、効率的な運用が課題の一つとなっています。そこでALSOKは、鳥獣被害防止事業の第一弾として、「有害鳥獣捕獲わなの監視装置」の取り扱いを開始することに。
本装置は、わなが作動すると自動起動してメールを送信し、管理者にわなが作動したことをお知らせします。管理者がわなの作動状況を把握できるため、わなの見回りにかかる労力の低減や稼働率の向上が期待できます。
なお、本装置はすでに千葉県富津市の農園で試行導入されており、好評を得ております。
導入のメリットは
● 見回りに掛かる労力の低減 (見回り頻度、止め刺し道具の携帯)
● 錯誤捕獲の早期発見
● オリやわなの稼働率が向上
● 食肉としての価値向上(早期の止め刺し)
スポンサーリンク
これ、守る…という意味では、確かに農地や農作物を鳥獣被害から守ることもALSOKらしい業務です。
農家も高齢化によって自分たちで見守りをするのが難しくなりつつあると思いますので、こういった見回りを外注できるのはひとつの手なのかもしれません。着眼点がすごく面白いです。
今後もALSOKでは農業分野への進出をしていくようなので、将来的には日本の農作物はALSOKが守っている…みたいなことにもなるのかもしれませんね。更なる普及に期待していきましょう!
ではなぜこのように鳥獣害が広がったのかということです。
第一にハンターの高齢化が挙げられます。
1975年度の狩猟免許所持者は約52万人だったが、2013年度は18万人台に減り、30代以下の若手はわずか8%。「猟師」と呼べる専業は少なく、多くが兼業だといいます。
農林水産省の調査では、イノシシやサルを含む野生鳥獣による農作物被害額は全国で約200億円(13年度)。うち4割近くがニホンジカ。
第二に耕作放棄地の増加
環境省の推計では、89年に30万頭前後(北海道を除く)だった生息数は、12年に250万頭前後(同)まで増加。過疎化が進み、人の手が入らない山林や耕作放棄地が増えたことも背景といいます。
第三に生息域の拡大
これは過疎化と密接な関係があります。
過疎化で人間の数が減り、鳥獣が里まで降りてくる事ができるようになったのです。
まとめ
こういう傾向から害獣はますますの増加が見込まれます。
そういった中でALSOKの取り組みは注目必須です。
スポンサーリンク