おばあちゃんの教え
２０１５年のノーベル医学生理学賞を
大村智（さとし）北里大特別栄誉教授（８０）
が受賞されました。
日本の自然科学３賞の受賞者では初となる
私立大当時の研究成果で受賞するのは初めてとなる。
国の代表的な研究費である文部科学省の
科学研究費補 助金（科研費）の
約７割は旧帝大を中心と
する国公立大の研究者に配分され、
私立大の研究者への支援は潤沢とは言えない。
いかに私立大学での研究でノーベル賞を
受賞するのが難しいか。
大村氏は企業と共同研究を積極的に
進めることで大きな成果を生み出された。
これはやはりご自身の苦労のたまものでしょう。
大学時代の成績も抜群に良かったというわけで
なく研究者を続けるのに非常に苦労があったようです。
定時制高校の先生も一時されていました。
今までの研究者では異例の経歴ですね。
ただ地道に研究を重ねてこられたのは
小さいときおばあちゃんに育ててもらった
時に言い聞かされた、人の役に立つことをしなさい。
という教えを純粋に守った結果だったのでしょう。
けっして順風漫歩な研究人生ではなかったはず。
それを自らの知恵で乗り越えてこられたのですね。
韮崎市の大村美術館と
武田乃郷 白山温泉
美術館には見晴らしの良さを活かして、
甲斐の山々を望める展望室を設けており、
隣接する温泉施設「武田乃郷 白山温泉」ともども、
地元の人々や観光客の憩いの場に
なるよう作られているといいます。
ちなみに、この温泉も作ったのは大村さん本人。
なぜ温泉を作ったのかと いうと――。
「兄貴は両親から『世の中の人々のためになることをしなさい』と言われて育った。村の人たちが井戸端会議をする場所が少なくなったから作ろうか、それなら風呂もあるといいという話になった」（大村さんの弟・泰三さんの言葉。朝日新聞2014年11月21日朝刊）
「世の中の人々のためになることを」
――美術館設置の経緯といい、
この話といい、そして何より研究者としての業績といい、
まさにこの言葉に集約されるように思られます。
明日からはさっそく、多くの人が訪れそうですね。
首都圏から日帰りも可能です。
晴れていると八ヶ岳の眺めも最高ですよ。
武田乃郷 白山温泉
大村美術館
ノーベル賞受賞者をつくったおばあちゃんの教え
おばちゃん子だった大村先生は
人のためになることをしなさい。
とおばあちゃんよりいつも聞かされてそだちました。
その教えを守ってすばらしい業績を残したのは
すごく立派です。
またお母さんも教師をしていたが
大村少年には勉強を押し付けなかったと
言うことです。
世のお母さん子供さんに
勉強など押し付けてはダメですよ。
大村智・北里大特別栄誉教授の業績は、
日本の自然科学３賞の受賞者では初となる
私立大での研究成果です。
企業と上手にタイアップして
素晴らしい業績をあげられているのは
大村先生の素晴らしいマネージメント
能力によるものが大きいと思われます。
研究 マネージメント今までの
どの受賞より感動しました。
大村先生は他にも素晴らしい業績を
残されています→コチラ
韮崎大村美術館公式サイト→コチラ
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