未来世
テレビ東京系 22:00~ ヤナギヤの食品機械が特集されます。
ヤナギヤの創業者である柳屋元助は、13歳の時から父(米蔵)が始めた「かまぼこ製造業」に従事し、16歳の時(大正5年/1916年)には父のあとを継ぎ一家の大黒柱となっていました。
ヤナギヤはかまぼこ機械から
かまぼこ作りにおいての機械化1号機となる魚肉を擂り潰す「擂潰機(ライカイキ)」の生産をきっかけに、練り製品の機械化を手掛ける中で、かまぼこ板に練った原料を成型する機械等、かまぼこの生産ラインの一連の装置の生産を行うようになった。
ヤナギヤまさかのカニカマ製造機
90年代に入って国内のカニカマ市場は成熟し、販売量も頭打ちとなったため、 「もっと本物の味に近づけられないか」と、改良に着手。「つめ肉」の食感や「うで肉」のよりリアルな食感を追求し、長年のカニカマ製造装置製作の実績を活 かし、これを再現することに成功。開発第1次世代のカニカマから現在では4次世代のカニカマまで様々なパターンで機械が製作されている。
ヤナギヤはカニカマ製造機を世界に輸出した
日本で開発されたカニカマは、韓国、アメリカ、ロシアなど様々な地域で食されるようになり、特に狂牛病問題がきっかけとなり、急激に水産加工食品への需要 が増し、カニカマの消費量も急増。これに伴い、ヨーロッパ諸国への機械装置の輸出も盛んとなった。今では、国内・海外合わせて200ラインを超える「カニ カマ製造機」の納入実績をあげており、スペインの企業とEU25カ国総代理店契約を結び、世界の約70%のシェアを占めている。
ヤナギヤはアングーラス製造機も
スペインのバスク地方に「アングーラス」という伝統料理がある。ウナギの稚魚・シラスウナギを使った料理だ。ところが日本同様、シラスウナギの高騰でいま や一皿1万5000円近くの値段、庶民には手が届かないものとなっていた。
しかし、ある日本企業のおかげで、状況が変わったという。「グーラ」と呼ばれる 魚のすり身でつくったシラスウナギそっくりの食べ物だ。1
パック500円ほどの値段とあって、スペインの食卓には欠かせないものとなっていた。このグーラ を製造する機械を作ったのが、日本の食品機械メーカー・ヤナギヤだ。山口県宇部市の小さな企業が、スペインの食卓を変えていた。実はヤナギヤ、カニカマ製 造機では世界シェア7割という知られざるグローバル企業。新しいカニカマ製造機でさらなる「食の革命」を起こそうとしていた。
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