金子哲雄の経歴や資格は？死因は？妻稚子さんとの最後が泣ける

金子哲雄さん流通ジャーナリスト

41歳という若さでこの世を去りました。節約術などの話にたけ

テレビでもかなり忙しい日々を過ごしていた中での病です。

金子哲雄さんの経歴や資格、奥様の雅子さんとの最後の物語が涙なしではみれません。

金子哲雄の経歴

氏名：金子哲雄(かねこてつお）

生年月日：1971年4月30日

2012年10月2日没　41歳

学歴：慶応大学文学部卒業

京都産業大学大学院経済学研究科修了

職業：流通ジャーナリスト、流通評論家、タレント、プライスアナリスト、中小企業診断士

いろんな肩書を持っていましたが、値段についてのうんちくというか、節約術みたいな情報がおおかったですね。

金子哲雄さんが持っている国家資格は中小企業診断士です。

いわゆる中小企業のコンサルタント

で難関国家資格です。

千葉県生まれの神奈川県横浜市育ち。子供の頃より、スーパーのチラシを比較するのが好きな少し変わった子供でした。チラシを比較し少しでも安い店を母親に教えて褒められるのがすごくうれしかった少年時代を送ったようです。

金子哲雄さんの成長したのち、少年時代の経験が、流通ジャーナリストになる理由になった大きな理由かもしれません。

大学卒業後の1994年（平成6年）に、株式会社ジャパンエナジー（JOMO、現在のJXホールディングス）へ入社しました。

同社と競合する石油会社系列のガソリンスタンドを対象に、ガソリンなどの店頭価格調査に従事していました。ココでも価格比較の仕事、この人のライフワークなのかも知れないですね。

しかし、10億円以上の資産を持つ顧客との人脈を築いたことなどをきっかけに、入社からわずか1年でコンサルタントとして独立しました。

1999年（平成11年）からは、「流通ジャーナリスト（兼プライスアナリスト）」という肩書きで、価格調査のセンスやノウハウを生かした記事を流通専門誌や女性誌へ執筆するようになりました。2009年（平成21年）、京都産業大学大学院経済学研究科（通信教育課程）を修了。

2008年（平成20年）頃から、テレビ・ラジオへの出演を開始。2010年（平成22年）には、レギュラー番組4本の出演を果たしブレイク。

このあたりのセンスは並みの新入社員ではありませんね。

死因は肺カルチノイド

彼の死に至らしめた病名は「肺カロチノイド」。あまり聞きなれない病名です。癌の一種のようなものだそうです。症例としても稀で10万人に1人という非常に珍しい病気です。

金子さんの場合はかなり特殊で数千万人に1人の割合でかかるとても稀な病気だったそうです。症例はたった3例。酷い咳が出たことで病院に行ったところ、「末期の癌です」と診断されそうです。

まだ40代。相当なショックと共に、最初は何とか完治しないのか？数々の大学病院を回ったそうです。時には病名を告げただけで「うちでは治療できません」と門前払いされることもあったそうです。病気を受け入れられる覚悟、金子さんは死を覚悟しました。

それから死を受け入れるのはつらかったと思います。まだなんといっても、40歳くらいの人間です。

病気が判明したのは2011年6月頃で、親族や事務所関係者、同じ事務所所属で医者でもあるおおたわ史絵などが知っているのみでした。

いつ死んでもおかしくない。そんな状況を奥さんの稚子さんが献身的に支えていたそうです。病状が悪化する中、金子さんは自分の死を悟ったような行動を見せます。

自分で葬式や遺言、遺産相続の手続きを終えました。このあたりの行動は鬼気迫るものがありました。病状が悪化するなか自分の就活を自分で行う。

それも奥さんの稚子(わかこ）さんにはできるだけ迷惑をかけたくないという、金子哲雄さんの優しさの表れかもしれません。

東京タワーの近くにお墓も買いました。それは、東京タワーを見上げるたびに自分の事を思い出してほしいという願いからだったそうです。

最後の食事は「静岡おでん」

私が静岡出身なので、普段から真っ黒な汁の「静岡おでん」をよく作っていたのですが、金子が「稚ちゃんのおでんが食べたい」と言い出しました。

でも急いで作ったので味が染みておらず、しかもふたりだけで食べているから、ずいぶん余ってしまいそうです。

でも金子は、「これがあると安心だね。食べたい時に、いつでも食べられるから」と何度も繰り返し言います。

「明日になれば、もっと味が染みておいしくなるね」と私が言うと、金子も「そうだね。明日も食べよう」と返してくれました。結局、これが、最後の食事らしい食事になりました。その晩、金子がふと言いました。「稚ちゃん、、、俺もう厳しいと思う。もうお別れだね。」

金子哲雄のラストメッセージ

金子哲雄らしくラストメッセージも自分で用意しました。

非常にいさぎいい生き方だと感動しました。

このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席賜り、ありがとうございました。今回、41歳で、人生における早期リタイア制度を利用させて頂いたことに対して、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事等にて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

申し訳ございません。もちろん、早期リタイアとたからといって、ゆっくり休むつもりは毛頭ございません！第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことできる「魔法のドア」があると伺っております。

そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。

(中略)最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまの健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。急ぎ、書面にて御礼まで。