7月2日(土)22:00【片桐はいり(俳優)× 甲野善紀(武術表現者)】
が SWITCHインタビュー 達人達(たち)に登場します。
甲野善紀さんはどういう武術者なのか調べてみました。
古武術を使った介護を提唱しています。またその書籍も書いています。
甲野善紀さんは合気道(合気会の山口清吾)、根岸流手裏剣術(四代目・前田勇)、鹿島神流(野口弘行)などを学び、1978年に自分自身が納得いく武術の動きの研究のため、
東京・多摩に「武術稽古研究会松聲館」を設立(同会は2003年に解散)。
武術だけにとらわれない身体運用法一般の研究者となる。基本的に組織を作らない(師弟関係、弟子を採らない)。そういう流派です。
甲野善紀のプロフィール
氏名:甲野善紀(こうのよしのり)
生れ年:1949年
学歴:明星高等学校卒。 東京農業大学畜産学科中退
東 京農業大学畜産科に進むが、畜産及び現代農業全体が効 率最優先の工業化を目指していることに失望して、この道を断念。大学も中退します。
それに代わってさまざまな健康法や修行法、さらに思想、宗教等の方面に関心を広げ、実践的 な体験を経た後「人間にとっての自然」を自らの身体感覚を通して探究しようと武の道に志ことに。
合気道、鹿島神流、根岸流等 を学んだ後、1978年松聲館道場を建て、武術稽古研究会を主宰して活動を始める。その後、武術・武道に限らず、さまざまな 分野の人々と交流し、多くの教えを受け、また、古伝書を読み込むなどして、試行錯誤しつつ技と術理を研究し、それらを、講座や書籍で発表しています。
1999年頃から、その技と術理がスポーツ、楽器演奏などに応用されて成果が上がり、社会的関心が高くなったことで、より多くの世界と、より自由な対応を するため、また、武術の一研究者としての立場を明確にするため、2003年武術稽古研究会を解散します。
以後、介護、工学、教育等の分野からも関心が高ま り、2007年から3年間、神戸女学院大学の客員教授も務めました。
現在、各地で主に武術に関する講座や講習会を行っています。
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甲野善紀さんは、独自に古文書、松林左馬助無雲の『願立剣術物語』、無住心剣流・小出切一雲、針ヶ谷夕雲の『天真独露』『無住心剣術書』、三代目真里谷円四郎語録、川村秀東の『前集』『中集』、丹羽十郎左衛門の『天狗芸術論』、金子弥次左衛門の『梅華集』、宮本武蔵の『五輪書』、千葉周作の『剣術物語』その他新陰流、起倒流柔術の加藤有慶、肥田式強健術の肥田春充、白井亨、中井亀治郎、弓道の梅路見鸞、整体の野口晴哉などから研究し、
新体道の青木宏之、振武舘の黒田鉄山、沖縄古伝空手心道流の宇城憲治等 と交流。後に確立した「うねらない、ためない、ひねらない」動きや固定的な支点に依らない動作、いわゆる「井桁術理」など、
従来のスポーツ運動論にはな かった身体運用法を、様々な武術・武道・スポーツ・異業種との交流からヒントを得て研究している。甲野の紹介する技術は、安定している重心 (バランス) をわざと不安定にする事によって、軽い力加減で動かせるようにするもの (重いドラム缶を斜めにして転がすようなもの。) などで、たびたび「不安定な状態は、最も身軽な状態である。」と述べている。
なお、こういった身体運用法については桑田真澄を初めとして卓球の平野早矢香、バスケットボールの小磯典子などが活躍し、甲野との面識はないものの末續慎吾が「ナンバ走り」を研究して世界陸上200mで銅メダルを獲得したと言われたこともありスポーツの各方面から注目され、ラグビーの平尾剛などが研究している。
また武術に関しては誰が強い弱い等の議論がありますが、
甲野善紀の場合は、古武術を生かした身体運用法を研究しておられるので
強い弱いを議論するのもあまり意味がないと考えられます。
カラダ革命動画
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