井阪隆一がセブン&アイホールディングス社長に就任
ごたごたが続くセブン&アイホールディングス社長が決定しました。
セブン&アイホールディングスでは指名・報酬委員会を開き、中核子会社であるセブン―イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)が
セブン&アイHD社長に昇格する新たな役員人事案を承認しました。
社長に就任した井阪隆一さんとはどんな人なのか?
井阪隆一さんの経歴
氏名:井坂隆一(いさかりゅういち)
年齢:58歳
出身地:東京都
最終学歴:昭和55年青山学院大学法学部卒業
社歴
昭和55年3月㈱セブン-イレブン・ジャパン入社
平成10年3月商品本部食品部シニアマーチャンダイザー
平成14年5月取締役商品本部食品部長
平成15年5月取締役執行役員商品本部食品部長
平成18年5月取締役常務執行役員商品本部食品部長
平成21年5月代表取締役社長 最高執行責任者(COO)
平成21年5月㈱セブン&アイ・ホールディングス取締役
井阪隆一さんは平成21年5月にセブンイレブンの社長と同時に
セブン&アイホールディングの取締役に就任されています。
生え抜きの授業員として、セブンイレブンの昨今の隆盛には井坂隆一氏の力が非常に役立っているようです。硬直したマニュアル一辺倒に陥らず日本的なコンビニを目指しておられるのでしょう。
コンビニでもセブンイレブンは独自の地位を築いたといえます。ファンがおおいですね。
井阪隆一社長の年収は
鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)の年収は2014年度で24800万円と言われています。
ゆえに井阪隆一社長の年収もおそらく2億円は下まわらないでしょう。
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セブン&アイの今回のごたごたは
セブン&アイホールディングス会長の鈴木敏文氏が招いたことと言われています。
よくある勘違いなのです。イトヨーカ堂の創業者伊藤雅俊名誉会長に認められ、グループのほぼ全権を掌握。鈴木敏文氏の功績はもちろん
1974年アメリカではやりつつあったコンビニエンスストアのセブンイレブンをアメリカから日本で初めて本格導入し、日本を代表する小売りグループに育て上げたという功績です。
その功績が創業者の伊藤雅俊名誉会長に認められ、グループのほぼ全権を掌握。商品の売れ行きを単品ごとに見極める「単品管理」という経営手法を発案、普及させるなどカリスマ経営者としての名声を誇ってきた。
しかし長らくの独裁体制が災いしたのか、自分の次男をセブン&アイの取締役に据えたりするような人事も見受けられました。鈴木敏文氏は確かにセブンイレブンにいち早く目をつけ、日本でチェーン化を図った功績はありました。
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一方イトヨーカドーは順調と言えずセブンイレブンにおんぶにだっこ。親が子供に頼るという状況が長らく続きました。
いかにも、息子の康文氏に世襲を考えるというのは、創業者のような振る舞いで、他の役員などや株主に反感を買ったのでしょう。
雇われ社長はやはり世襲を考えるべきでないでしょう。
創業者の伊藤雅俊氏にも2人の息子がいます。
長男の裕久氏は2002年にイトヨーカ堂専務を最後に退社されました。
伊藤雅俊氏の後継者と目されていましたが、その当時セブン&アイHDの最高実力者となっていた鈴木敏文氏との確執が噂されていました。
また伊藤雅俊の次男の順郎氏も学習院大学→三井信託銀行→米クレアモント大学経営大学院MBA
→2009年にセブン&アイHDの取締役に就任も、経営の中枢ポストに現在ついているわけではないのです。
セブン&アイHDは良くも悪くも、鈴木敏文氏の影響力が大きすぎたようですね。
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