NHK総合2月14日(日)放送
「真田丸」ネタバレあらすじ第六回
まったく真田昌幸の知略・はったりはとどまることを知りませんね。信州の弱小大名がいきて行くにはこういう生き方しかなかったと実感します。
今回の見どころ
織田信長の亡き後、家臣の滝川一益をめぐり、昌幸、家康、北条氏ら全員が各々の思惑でまったく違う反応をするのが見ものです。信繁は父昌幸の力になれるのか。松の逃走劇と意味深なその後はどうなるのか。
松が行方不明になる
安土城をはなれ故郷に向かう信繁の一行。びわ湖近辺で光秀の追っ手に見つかってしまい、命からがらに逃走する。その時追い詰められた松は滝に飛び込みます。そして行方知れずに。気落ちする茂誠は松の着物が残された滝付近に残って探すといいだし、信繁は先を急ぎ真田に向かいます。
茂誠「いろいろ、せわになった」
信繁「いきてこそ、いいですか。義兄上、生きてください」
その頃信濃では信長の死を知った一益から、昌幸が再び召喚されていました。今後の身の振り方に悩んでいる昌幸に信繫は一度織田の家臣になったからには、それを全うすべきで、ふらふらすべきではないと進言するのでした。
すなわち一益の下で明智光秀を討伐し、信長の敵をを討つべきと進言します。
これを受け昌幸は、一益に明智討伐をたきつけます。旧武田領内で立場の危うい織田家の家臣については自分が国衆をまとめます。だから明智を討てと。その器があるのは織田家家臣でも一益だけとおだてるのでした。
素っ破
そんな折、信繁と三十郎は、旧武田領を脱出しようとしている織田家家臣・森長可に出会う。森は国衆の出浦昌相に護衛を受け疲れた様子でした。
信濃の国衆を襲うつもりはもともとない。国衆が織田家家臣をおそえば、織田家の家臣が信濃を攻めるであろう。ほかの国衆が森から離れたのに、なぜ出浦は森を護衛しているのかと出浦に問いかける。自分は素っ破ゆえ主君には最後まで尽くす義理がある。
その流儀は乱世でこそ値打ちがあると言い放ちその場をたちさります。
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北条氏
昌幸は滝川一益のために国衆をまとめるという一件で室賀正武に猛反対をうけていました。室賀は織田を討ち北条につくのが目的でした。
あっさり室賀に従うという昌幸をみて信幸は混乱します。この裏で昌幸は弟・信尹をつかって北条氏に文を届けていました。
文面には一益が明智を討つ間、織田を攻めないよう依頼しました。北条氏政は快諾するが、腹ではこの約束を逆手に取り明智討伐がおわればすかさず信濃を攻め落とす腹でした。
山道からほうほうの体で浜松に帰った徳川家康は、一益から明智討伐の援軍を依頼されます。家康はこの依頼を断ると角がたつので、依頼をうけたうえのらりくらりとごまかそうと考えていました。あくまで老獪な家康。
人質の要求
家中で使えるようになったきりですが、信繁が戻ったのに喜びを伝えられません。一方梅は松を見失い気落ちした信繁を慰めました。
ある晩琵琶湖のほとりでのこと。漁師が女に魚を手渡します。その顔はなんと松でありました。生きていた。だがどうも記憶をなくしているようでした。
そのころ一益から人質を要求された昌幸は母・とりを差し出す決心をします。これにきりも付き添うこととなりました。きりはも信繁に別れを告げぬままとりと出立するのでした。
6月3日山崎の戦いで明智光秀は羽柴秀吉に完敗します。一益は自ら手を下さずに済んだことに安堵します。一方昌幸は、一益ら旧織田軍が織田軍が天下をとる可能性がなくなったと感じ、次につくべき主君を選んでいました。信繁が昌幸に言った一言。
信繁「私はこの景色が好きです。信濃は日本国の真ん中。信濃に生まれた事誇りに思います」
この信濃という言葉土地の素晴らしさ。昌幸は思案しました。
ほどなく北条氏政の息子・氏直が明智の死をきき好機とみて上野に侵攻。次に北条のターゲットは信濃と思われた。手のひらを返した北条の行動に一益はあせります。しかし援軍は来なません。
昌幸は一益が北条と闘う隙に手薄となる岩櫃城ととりがいる沼田城を取り戻すという大胆策を打ち出すのでした。真田は小さい。が、信濃の土地こそが何よりの武器であることを自信を持って感じた瞬間でした。
【用語解説】
◎素っ破
戦国の忍び、狭義には武田に仕えた忍びを言いいます。出浦昌相は霧隠才蔵のモデルとも言われている人物武田の忍者集団の棟梁であったとされます。素っ破は、諜報活動をして、情報を明るみに出すことから「すっぱ抜く」の語源といわれています。
その他
5分でわかる「真田丸」 第6回「迷走」
2016年2月17日(水) 22時45分~22時50分
まとめ
すっぱ抜く、
現代でもよく使います。素っ破から来ているというのは、結構古い語源だったのですね。
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