ドキュメント72時間「小さな屋台カフェ 千夜一夜物語」
2020年3月6日(金) 22時50分~23時19分 カフェアラジン
栃木県足利市の国道沿いに毎夜現れる、屋台のコーヒー店です。
『カフェ アラジン』が店を開いたのは、昭和46年。以来、『カフェ アラジン』は足利市で48年間営業しています。
外をいきかう車をみあげながらコーヒーをくみかわすのは非常に珍しい喫茶店(屋台)です。仕事も環境も違ういろんな人が屋台に集まる。
戦前に外国船の料理人として働いていた阿部弥四郎さんが、当時外国で見たコーヒースタンドが忘れられずに屋台のカフェを開いたことから始まりました。
現在は阿部弥四郎さんの長男・哲夫さんと次男・次郎さんの兄弟二人でお店を守っています。哲夫さんは40歳くらいまで、銀座で板前をしていたらしい。
メニューは400円のブレンドコーヒー1種類です。
アラジンのオリジナルブレンドでもちろん配合は明らかにしていません。
いれかたはネルドリップです。
カフェアラジンの紹介
- 夏季
- 17:00~24:00
- 冬季
- 17:00~23:00
- 土・日・祝日はおおむね15:00から営業
- ただし、営業時間はその日の天候・気温・風などの条件によってずれる可能性があります
- 雨天・強風などによる臨時休業あり(屋台営業のため)
カフェアラジンのアクセス
住所:栃木県足利市有楽町 栃木県立足利女子高等学校 北西側路地
専用駐車場:なし
近くの有料駐車場をご利用ください
アクセス(車)
最寄のIC北関東自動車道「足利IC」より約10分
アクセス(鉄道)
最寄駅:JR両毛線「足利駅」より徒歩約15分
東武伊勢崎線「足利市駅」より徒歩約20分
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カフェアラジンの口コミ
老舗の屋台のコーヒー屋さんです。
コーヒー豆用の麻袋で作られたカーテンを開けると、屋台にテーブル席がひとつ。 ランプが灯っています。
椅子に座り、コーヒーをいただきました。400円です。
コーヒー雑味がなく、すっきりとした味わいで、ほのかな酸味があり、美味でした。
独自のブレンドを焙煎屋さんにお願いしているのだそうです。
お勧めできます。
訪問時期:2018年7月
足利女子高校の近くの道端で営業しているコーヒーの屋台です。NHKなどのメディアでも度々紹介されている足利の有名店です。幻想的なランプの灯りが足利の夜を照らすこと幾星霜。寒い季節に敢えて外で飲むホットコーヒーの美味しさは格別です。
☆☆☆☆
寒い日には沁みるコーヒーの温かさ
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ネルドリップのメリット
ネルドリップは、コーヒーの抽出方法の1つです。「ネル」と呼ばれる布製のフィルターを使用して、コーヒーをいれます。ネルは「フランネル」の略です。あのシャツのフランネルです。柔らかく軽い毛織物の事をいいます。「最もおいしい抽出方法」と言われています。
ネルドリップは、まったりとした口当たりがあり、飲みごたえの満足感が高い事が特徴とされています。また味わいにほんのりとした「甘み」が感じられるのも特徴です。
これはネルドリップのネルが、ペーパードリップに比べて目が粗いため、「コーヒーオイル(油分)」がじんわり出てくることが特徴です。
ネルドリップと比較されるペーパードリップとは、紙製のフィルターを使用してコーヒーをいれる抽出方法です。現在最もポピュラーな抽出方法となっています。
ネルドリップのデメリット
ネルフィルターは使うたびに手洗いして、煮沸洗浄する必要がある。
こうしないとすぐにネルフィルターが目詰まりを起こして、お湯がコーヒーサーバーやカップに落ちていかなくなる。
また、ネルフィルターを使う回数が増えるほどコーヒーの粗脂肪などの成分がフィルターに付着し、お湯が落ちにくくなる。
ネルドリップはペーパーフィルターに比べて手間がかかるため、コーヒーの美味しさにこだわる本格派の器具といえる。
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2度目の訪問です。
以前と全く同じ屋台。
なにも変わっていません。
兄弟二人でやっているコーヒーを出す屋台です。
以前来たことは、二人とも覚えていませんでした。
もう日も暮れて、あたりは暗くなり、急に、
気温が落ちる晩秋の足利。
屋台に腰掛け、コーヒーが入るのを待ちます。
足元からしんしんと寒気がやってきます。
一杯のコーヒーの温かさが、
身に沁みました。
1杯 400円。