ホンマでっか!?TV【日本から〇〇が無くなる?】
2019年5月15日(水) 21時00分~21時54分 フジテレビ系列で放送
中町綾子教授が出演。
“全録”(全チャンネル録画)できるHDDレコーダーがなかった時代から、研究室に5台以上のレコーダーを設置してドラマを見まくり研究してきたというドラマ猛者らしい。
中町綾子は日本大学放送学科教授テレビドラマ研究や各種紙誌での批評を行いテレビ番組にも出演実績があります。
中町綾子の経歴
1971年、石川県生まれ。
日本大学 芸術学部 放送学科 1994年 卒業
日本大学 大学院 芸術学研究科 映像芸術 1996年 修了
現在:日本大学芸術学部放送学科教授。
テレビドラマ表現の分析を専門とし、大学では作品研究、脚本論などの講義を担当。日本民間放送連盟賞中央審査委員、ギャラクシー賞選奨委員、放送番組センター番組保存部会委員などを務める。新聞各紙でもドラマ批評を連載し、プロデューサーや脚本家など制作者との親交も幅広い
中町綾子の著書
ニッポンのテレビドラマ21の名セリフ
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向田邦子からクドカンまで。小説を読むように、ドラマを読む。いとしい、せつない、うれしい、かなしいーー全部ドラマが教えてくれる
脚本家は、その時代に、何を伝えようとしていたのかーー
ヒットしたテレビドラマには、かならず脚本家のメッセージが込められています。しかしテレビは娯楽のものなので、うわべの物語だけでも楽しめるように作られているのも事実です。
伝わりそこねたメッセージ。それを、日大芸術学部でドラマを研究する著者が解説します。プロの目による、一歩進んだドラマの見方「ドラマ深読み本」。
21のドラマ、21の名セリフに、そのドラマから読み取れる気持ち、雰囲気、流行を盛り込みます。
ドラマを見れば、時代が分かる。
ドラマを見れば、気持ちがわかる。
ドラマを見れば、自分が分かる。
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第1章 テレビドラマ 名セリフ
1970年 ありがとう
1972~ 太陽にほえろ
1974年 寺内貫太郎一家
1977年 岸辺のアルバム
1979~ 3年B組金八先生
1981年 夢千代日記
1981~ 北の国から
1986年 セーラー服通り
1986年 男女7人夏物語
1988年 抱きしめたい!I WANNA HOLD YOUR HAND
1991年 東京ラブストーリー
1991年 101回目のプロポーズ
1992~ ひらり
1995年 王様のレストラン
1996年 ロングバケーション
1997年 踊る大捜査線
1999年 アフリカの夜
2002年 木更津キャッツアイ
2003年 すいか
2005~ 風のハルカ
2006年 神はサイコロを振らない
以上の21のドラマの名セリフについての記述があります。
中町綾子の考える最近のヒットドラマに見る特徴とは
そうですね。最近のドラマは、放送時間に対する“情報量”がものすごく増えてきているので、そういった点でのアプローチは昔とは異なってきているかもしれません。
1話の中に盛り込まれる情報量が昔に比べてすごく多くなったと感じています。それを手際よく処理して、登場人物を整理して、テンポよく見せて……ということができているドラマが、最近では「クオリティーが高いドラマ」というふうに評価されることが多いような気がします。
『相棒』(テレビ朝日系、2000年〜、主演・水谷豊)あたりがその先駆けかな。ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、2016年、主演・新垣結衣)、『アンナチュラル』(TBS系、2018年、主演・石原さとみ)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系、2018年、主演・田中圭)を見ても、情報量がすごく多いなと感じています。
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