2018年6月18日の大阪北部地震(マグニチュード6.1)や2018年9月6日北海道北海道胆振東部地震(マグニチュード6.7)ほぼ3ヶ月の間に巨大な地震が2度も起こってしまい、非常に心配な状況です。
日本に住んでいる限りもう一生の内に大きな地震に遭遇することは避けられないと言い切っても良いかもしれません。
こんな中で個人的には地震保険に興味を持っています。
なぜなら私は今回の大阪北部地震で自身初の震度6弱を経験しました。
地震保険(一戸建て)に加入していて、今回の地震で地震保険鑑定人も鑑定を受け一部損の認定を受け105万円の保険金を受け取りました。結果から言えば地震保険に入っていて正解でした。
さて表題のマンション共用部に本当に地震保険が必要なのか?
役に立たないのか?また個人の家財は専有部なので区分所有者各自が保険に加入する必要があるのです。
そのあたりを考えてみます。
地震保険 分譲マンション共用部は必要?役に立たない?
まず第一に共有部分の地震保険は個人がかけるものでなく管理組合が掛けるものです。管理組合の合議で保険の加入が決まるのです。
共有部分の地震保険加入率は意外と低いのです。理由は共用部分の地震保険に加入すると管理費・修繕積立金が高くなってしまうので、マンションの共用部分の地震保険は、約35%(日本損害保険協会調べ)と低い加入率になっているのが現状です。
一つの目安はマンションの築年数これが仮に40年経っていれば地震保険に加入の必用がないのでは。理由は築40年のマンションは車で言えば廃車寸前。
誰しも廃車寸前の車に車両保険を掛けないです。
比較的新しく免震構造を売り物にしたマンションの場合も判断が難しいです。
また地震保険に加入したことで管理費等にしわ寄せがあり管理費が値上げという場合も起こりえます。
従って共用部分の地震保険加入には、住民のコンセンサスが必要であり一部住民だけの意見では加入することは難しいです。
結論としては古くも新しくもないマンション、東北地震1990位から2011年位のマンションがこれに当たるのかなと思われます。
もちろん各個別マンションで事情は様々ですので共用部分の地震保険加入は管理組合で十分話し合いが行われるべきです。
なお家財の保障については個人単位で専有部分の地震保険に加入する必要があります。
前提として専有部分の火災保険の加入が前提です。
分譲マンション共有部地震保険は必要?
加入すれば安心感が増します。が、
共用部分の地震保険が必要不必要はマンション管理組合合意で決めるべきです。
先にも言った築年数やマンションのグレード・構造・などを参考に管理会社まま背になるのではなく、一級建築士やマンション管理士などの資格者に意見を求めるのも必要であると考えます。