〇〇に妻たち
で羽野晶紀が取材に向かいました。
宮﨑知子さんは元湯陣屋の４代目女将です。
元湯陣屋は大正時代から９９年続く老舗旅館です。
嫁いだ当初は順調でした。順調に見えていました。
借金が表面化していなかったので。
大学時代に夫の富雄さんと２００６年に結婚した宮崎知子さんでした。夫は老舗旅館の跡取りだったが当時は父の代で大手自動車メーカーのエンジニアをしていました。宮崎知子さんのご主人も旅館を継ぐ気は全くなかったといいます。
子供も授かり幸せいっぱいの宮崎知子さんに降ってわいたような突然のカミングアウト。
２００８年夫の父が急死し、宮崎知子さんの夫が１０億円の借入金の連帯保証人になっていると夫の母から打ち明けられたのです。
夫が連帯保証人に成っていたことは、知子さんに執って寝耳に水でした。
３１歳で１０億円の負債。
ほんとビックリの知らせです。お父さんが亡くなって遺産が１０億ならウレシイでしょうが逆ですから、膝から崩れ落ちる状態です。
旅館を売却し借金を返済しようとかんがえるも、なんと買い取り提示額はたったの１万円でした。驚くべき低価格。いっその事０円のほうがいいくらいですね。
これでは子供の小遣いにしかなりません。このまま借金が返済出来なければ当時２歳の子供にまで借金を背負わすことになる。
義母に宮崎知子さんは義母にこう告げます。
「自分の子供にかけてみませんか？あなたが育てた子供だからきっと大丈夫です」
この莫大な借金を返済するには旅館再生しか道はありませんでした。
知子さんから覚悟を聞いた夫も「もうやるしかない」と腹をくくりました。
借金１０億からの道は長かったのです。
女将と主人が改革を始めると３０人いた従業員は２０名に減少しました。
その人手不足を補うためにまず手始めにご主人の発案で旅館のIT化を図ることになりました。
この時ご主人のエンジニアのキャリアが生かされました。
IT化によりお客様の情報共有化がすすみました。
女将になってから２０１３年の精神的スランプに陥りました。
週休３日に変更月～水までを休日にしたのです。
また宮崎知子はブライダル事業を提案。
するとこれが大ヒットし、年間４０組のカップルが結婚式をあげました。
これに伴い両親や友人親戚の宿泊も増えました。
カップルをロールスロイスで送迎するという高級感も演出しました。
その後宮崎知子さんは女将として斬新な行動にでます。
週休３日の旅館チョット考えられませんが、旅館従業員がリフレッシュでき接客のパフォーマンスが上がれば、お客様満足度が上がり、リピーターが増えるのです。
実際湯元陣屋のお客様は大半がリピーターのようですね。
こうして４代目女将として８年館突っ走ってこられました。
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鶴巻温泉元湯陣屋のアクセス
住所：神奈川県秦野市鶴巻北２－８－２４
電話：０４６３ー７７－１３００
宿泊料金の例
一泊朝食付プラン
IN：15:30～19:00 OUT：11:00
朝食付
2名 36,000円～
(消費税込 38,880円～)
さらに
776円割引
詳細･予約
【当館一番人気】季節の特選会席料理を堪能プラン
IN：15:30～19:00 OUT：11:00
夕朝食付
2名 60,000円～
(消費税込 64,800円～)
さらに
1,296円割引
詳細･予約
【お食事重視におすすめ】本格逸品会席料理を堪能プラン
IN：15:30～19:00 OUT：11:00
夕朝食付
2名 68,000円～
(消費税込 73,440円～)
まとめ
宮﨑知子さんは借金１０億の旅館に嫁いでも全く後悔はないといいます。
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