「いそ小判海苔本舗」の場所や商品は?立川集団食中毒の原因は作業行程にあった?

３月１０日追記

福岡県久留米市は、市内の事業所の食堂で食中毒があり、料理に使われた刻みのりが東京都立川市や和歌山県御坊市で起きた集団食中毒の原因とされる業者の製品と同じだったと発表した。発症者から検出したノロウイルスの遺伝子型が一致した。

１月２５日に食堂で昼食を食べた４２人のうち３９人に、下痢や腹痛の症状が出た。製品は既に自主回収されている。

東京都立川市の市立小学校７校であった集団食中毒で、都は２月２８日、学校給食の親子丼にかけられた焼きのりを原因食品と特定し、発表した。和歌山県でも同じ焼きのりを使った磯あえで、集団食中毒が起きた。

のりからノロウイルスが検出されたため、製造した食品会社「東海屋」（大阪市）が自主回収している。大阪市がのりにウイルスが付着した原因を調べている。

立川の食中毒、３９年ぶりの規模　１０９８人が症状訴え

都食品監視課によると、商品名は「キザミのり　２ミリ　青」。２月１６日の給食で出た焼きのりの未開封品から検出したウイルスと、患者の便などから検出したウイルスの遺伝子型が一致した。乾物でも加工段階でウイルスに汚染されることはあるという。

立川市の調査では、２４日正午までに児童と教職員の計１０９８人が嘔吐（おうと）や下痢などを発症した。

東京都立川市の７つの小学校で２月１７日以降、１０９８人がノロウィルスによる集団食中毒になっていた。
その原因はなんと、１６日に出された親子丼に乗ってた「刻み海苔」と判明した。

仕入先に保管してあった賞味期限が同じ刻み海苔からノロウィルスが検出された、ということだ。

この海苔を販売した東海屋では「キザミのり」以外の商品（モミのりなど）が、小売りされている（業務用ばかりではない）可能性を指摘しています。

和歌山市の食中毒も同じ会社製品

先月、和歌山御坊市でも、給食を食べた８００人以上がノロウィルスの食中毒になっていた。
そこでも「磯あえ」に東海屋のキザミのりを使っていたことも判明した。

食品会社東海屋

ホームページに海苔にこだわり６０年とあります。

商号株式会社東海屋
商標東海の薫
創業昭和13年
取締役社長田中健二
本社・工場大阪市都島区中野町2-5-2
TEL 06-6351-2333 FAX 06-6351-7588 e-mail info@tokaiya.co.jp

主要取引先
<商社>
順不同、敬称略
白子、花岡善治商店、三菱食品、もとい商会、日旅産業、高瀬物産、森屋、湯島サービス、オーディエー、タカノ食品他
主要取引先
<ユーザー>
順不同、敬称略小僧ずし、ビジョンワールド、ナガサワ食品、全国400件のホテル、旅館、ペンション、全国市町村学校給食協会他
業務用海苔の専門メーカーで主に回転寿司、スーパー、コンビニ、学校給食、旅館などに納品しているらしい。

東海屋HPによると…

東海屋はHPで今回のことについて、お詫びの文章を出している。

今回の問題のきざみ海苔については…

・商品名：「キザミのり２みり青」
・加熱処理後一部製造委託いそ小判海苔本舗で裁断と梱包作業している

「いそ小判海苔本舗」で裁断と梱包作業を行っている。
その過程に置いて作業員を介し混入したものと考えている、ようだ。

はっきり「いそ小判海苔本舗」の作業員が原因と分かったのかどうかはちょっと疑問になる内容ではあるが、自主回収は始めたようだ。

『自主回収対象商品』

※いそ小判海苔本舗に製造委託した商品
※賞味期限　２０１７年１２月１日～２０１８年２月５日のすべての商品
（ノロウィルス汚染の可能性が否定出来ないため）
商品名：キザミのり２ミリ青
商品名：キザミのり２ミリ
商品名：もみのり
商品名：もみのり青
商品名：もみのり徳用
※すべて１００ｇ袋